子どもの年齢が上がるにつれて少しずつふえていくおもちゃ。減らそうとしても、子どもたちに反対されてしまうと難しいですよね。気づいたら量がふえすぎていて、片づけに時間がかかったり部屋が汚く見えたりして、どうすればよいのか悩んでいる保護者も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、子どもも納得するおもちゃの減らし方についてご紹介します。
文/マムズラボ
おもちゃを減らすことで得られる効果とは?
おもちゃを減らすことでどのようなよい効果が得られるのでしょうか? 考えられることを3つご紹介します。
1. 想像力が育まれる
おもちゃは多ければ多いほど遊びの幅が広がるのではないか、と考える保護者も多いかもしれません。しかし、おもちゃが多すぎると、何で遊んだらよいかわからなくなったり、ひとつのおもちゃで集中して遊ぶことが少なくなってしまったりする可能性があります。
おもちゃを減らすことで、少ないおもちゃで工夫して遊ぶようになり、想像力が育まれます。
2. おもちゃを大事に扱うようになる
おもちゃの数が少ない場合、壊すと遊べるものが減ってしまうため、より大切に扱うようになります。反対に、たくさんのおもちゃがある環境では、おもちゃが少しなくなっても「別のおもちゃで遊べばいい」という意識が生まれ、おもちゃへの愛着が薄れる可能性があります。
また、おもちゃがたくさんあるということは、頻繁に新しいおもちゃを買ってもらえるということでもあり、一つひとつのおもちゃへの愛着がさらに薄れてしまうかもしれません。そのため、おもちゃを大切にしてほしい場合、頻繁におもちゃを購入しないようにすることがオススメです。
3. 整理整頓しやすくなる
おもちゃの数を減らすことで散らかりにくくなり、片づけの時間がグッと減ります。そのため、子どもでも片づけやすくなり、自主的に片づけをする機会もふえるでしょう。整理整頓もしやすくなるので、保護者にとっても大きなメリットが得られます。
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子どものおもちゃを減らすときに注意することは?
おもちゃを減らすことで得られるメリットは多いですが、注意点もあります。どんなことに注意したらよいのでしょうか?
勝手に捨てない
おもちゃを減らそうとするときに、子どもが気づかない間に捨ててしまえばよい、と考える方もいるかもしれません。しかし、おもちゃを捨てられた事実に気づくと、子どもは傷つき、投げやりな気持ちになる可能性があります。
おもちゃを片づけなくなったり、なくしたものを保護者のせいにしたりすることもあり、最悪の場合、親子の信頼関係がこわれることも。おもちゃは勝手に捨てないように注意しましょう。
子どもも納得するおもちゃを減らす方法3選
それでは、おもちゃを減らしたいときに、子どもが納得してくれるオススメの方法を3つご紹介します。
1. 減らすおもちゃを子どもと選ぶ
子ども自身に「使うおもちゃ」と「使わないおもちゃ」を選んでもらう方法が効果的です。さらに、「使わないおもちゃ」を「捨てるもの」と「キープするもの」に分けると作業が進みやすいでしょう。「キープするもの」は時間をおいてから再度必要かどうかを子どもに聞くといいですね。
「使う」「使わない」の基準を、保護者の価値観を入れずに、子ども自身が判断できるように気をつけましょう。おもちゃを自分で選ぶことで、判断力をつけることもできます。
2. 子どもの知り合いにあげる
年齢が過ぎてもう使うことはないものの、愛着があり捨てることに抵抗があるおもちゃは、人にあげるのがオススメです。とくに家族ぐるみでの付き合いのある子どもや親戚の子どもなどにあげると、喜んで遊ぶ姿を実際に見ることができるので、子どもにとってもうれしいはず。
おもちゃは作りがしっかりしているものも多いので、状態のよいおもちゃはあげると喜ばれます。
3. いっしょにおもちゃを売りに行く
小学生くらいになって、ある程度算数がわかるようになったら、おもちゃを売る過程を子どもといっしょに経験してみるのもよいでしょう。梱包することによって値段が上がる場合があることを知ったり、どのようなおもちゃが人気なのかがわかったりと、勉強になります。
おもちゃの価値を知ったり、より高く売る方法を知ったりすれば、今使っているおもちゃをより大切にするきっかけになるかもしれません。
お金のやりくりをいっしょに体験できる学びのチャンスでもあります。なお、おもちゃを売って得たお金は、子ども自身に使い道を選ばせてあげるのもオススメです。
おもちゃを減らすのは学びのチャンス
おもちゃを減らすことは、工夫しながら遊ぶことで想像力が磨かれたり、おもちゃを大切に扱うことを覚えられたりと、メリットがたくさんあります。また、子ども自身が持ちものの管理やお金のやりくりを直接経験できる学びのチャンスでもあります。
保護者にとっても、片づけが楽になり、部屋をきれいに保つことができるのはうれしいですよね。ぜひ、今回の記事を参考にして、子どもといっしょにおもちゃの断捨離をしてみてくださいね。
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