【子どもが苦手な“きのこ”を克服!】きのこレシピ3種 親子食育クッキング

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「きのこ」のおいしい季節です。
大人は好きな人が多い「きのこ」ですが、子どもは苦手な子が多いよう。実は子どもは大人よりもかむ力が弱いため、きのこをかみきるのが難しく、とっても食べにくいのです。また、きのこ独特の風味が苦手…という場合も。
でも、きのこは栄養価が高く、子どもに食べてもらいたい食材でもあります。
そこで、「しいたけ」「えのき」「マッシュルーム」の3種類のきのこを使った、克服レシピをご紹介します。
子どもが食べやすい大きさに切ったり、子どもの好きな味できのこの風味を和らげたりすることで、食べやすくなり、徐々にきのこに慣れていけるでしょう。

目次

しいたけたっぷり! ライオンのミートソースパスタ

しいたけを使ったパスタ

【材料 4人分】

ショートパスタ(フジッリ)・・・・・300g

合いびき肉・・・・・300g

しいたけ・・・・・5個(みじん切り)

たまねぎ・・・・・1/2個(みじん切り)

にんじん・・・・・1/2本(みじん切り)

にんにく・・・・・1片(みじん切り)

カットトマト缶詰・・・・・1缶(400g)

コンソメ・・・・・小さじ1

トマトケチャップ・・・・・大さじ3

ウスターソース・・・・・大さじ2

はちみつ・・・・・大さじ1

オリーブオイル・・・・・大さじ2

塩・・・・・適量

こしょう・・・・・少々

【飾り用】

レーズン・・・・3粒

キャンディチーズ・・・・・3個

スパゲティ・・・・・2本

トマトケチャップ・・・・・適量

【作り方】

① 

フライパンにオリーブオイルを入れて弱火~中火で熱します。そこに、みじん切りにした、たまねぎ、にんにく、にんじん、しいたけ、合いびき肉の順に入れて、じっくり炒めます。

☆炒めることで甘みが出てくるたまねぎを最初に炒め、次に火が通りにくい野菜から順番に炒めていきます。炒める順番には理由があることを、子どもに伝えながらいっしょに料理をすると、学びにつながります。

合いびき肉に火が通ったら、カットトマト、コンソメ、トマトケチャップ、ウスターソース、はちみつを加えて、汁気がなくなるまで煮詰め、塩とこしょうで味を調えます。

鍋に湯を沸かし、沸騰したら塩を加えて、パスタ(フジッリ)を表示時間ゆで、お湯を切ります。

☆ショートパスタの「フジッリ」は、具材やソースがからみやすく、ミートソースとの相性が抜群! また、フォークでさしやすいので、子どもにもオススメです。

④ 

ボウルにを入れ、のソースを少量(大さじ3程度)加えて和えます。


器の中央に、を盛りつけたら、その周りにを並べ、レーズンで目と鼻を、キャンディチーズで耳と鼻を、短く切ったスパゲティでひげを作り、トマトケチャップでライオンの口を描きます。

☆レーズンの代わりにオリーブ、キャンディチーズの代わりにモッツァレラチーズ、スパゲティの代わりに刻みのりなど、ご家庭にある食材を使ってオリジナルのライオンの顔を作ってみてください。

【ポイント】

きのこの中でもダントツに苦手な子が多い「しいたけ」のグニャっとした食感や、味・香りが苦手な理由のよう。ひき肉と合わせることで、うま味たっぷりの香り高いミートソースに仕上がります。しいたけ好きの大人も、しいたけ嫌いの子どもも、大満足のミートソースは、しいたけ克服の第一歩にぴったりです。

 

たっぷりえのきのチーズチヂミ

【材料 4人分】

えのき・・・・・1袋(200g)(石づきを取り除き、1cmの長さに切る)

小ねぎ・・・・・1/4束(小口切り)

卵・・・・・1個

片栗粉・・・・・大さじ4

ピザ用チーズ・・・・・60g

しょうゆ・・・・・大さじ1

おろしにんにく・・・・・小さじ1

ごま油・・・・・大さじ1

トマトケチャップ又はお好み焼きソース・・・・・適量

【作り方】

えのきとねぎをポリ袋に入れます。えのきの軸のくっついている部分は、軽く手でほぐしておきます。

卵、しょうゆ、おろしにんにく、片栗粉をに加えたら、袋の口をしばり、手でもんで混ぜ合わせます。

フライパンにごま油を入れて中火で熱し、を平らに伸ばしたら、ピザ用チーズをかけます。チーズが溶ける前にフライ返しで押さえ、しっかり焼き色がつくまで両面を焼きます。

☆生地を裏返すときは、一度、お皿に出してからフライパンをかぶせてひっくり返すと、失敗せずにできます。

食べやすい大きさに切って器に盛りつけ、お好みでトマトケチャップやお好み焼きソースを添えます。

【ポイント】

子どもが「えのき」が苦手な理由は、歯でかみきりにくい食感と独特の風味です。そこで、えのきはあらかじめ細かく切ることで食べやすくし、焦がしにんにくとしょうゆの味わいで、独特の風味を和らげました。さらに、チーズを加えて表面をこんがり焼き上げるので、外はサクッとして食べやすくおいしい食感に。具材をハサミで切って混ぜて焼くだけなので、とってもお手軽です。

かわいい! マッシュルームのオムライス

【材料 2人分】

ごはん・・・・・茶碗2杯分(約350g)

マッシュルーム・・・・・6個(5cm幅に切る)

ソーセージ・・・・・4本(5cm幅に切る)

ミックスベジタブル(冷凍)・・・・・50g

トマトケチャップ・・・・・大さじ3

バター・・・・・20g

塩・・・・・少々

こしょう・・・・・少々

【薄焼き卵用】

卵・・・・・2個

砂糖・・・・・小さじ1/2

塩・・・・・少々

サラダ油・・・・・小さじ1/2

【作り方】

中火に熱したフライパンにバター、マッシュルーム、ソーセージ、解凍したミックスベジタブルを加えて炒めます。

ごはんとトマトケチャップをに加えて炒めたら、塩とこしょうで味をととのえます。

ボウルに卵、砂糖、塩を入れてよくかき混ぜます。中火で熱したフライパン(とは別のもの。直径24㎝程度)にサラダ油をひき、卵液を半量流し入れ、両面を焼いて薄焼き卵を作ります。もう一枚も同様に作ります。

☆薄焼き卵は片面を焼いたら、ひっくり返す前に一度火を止めて冷ますと、表面が固まって手でかんたんに裏返すことができます。

薄焼き卵()の両サイドを包丁で切りおとし、中心はきのこの形にくりぬきます。

☆切りおとした薄焼き卵は、刻んでケチャップライスの中に混ぜ込んでもOK。

器にを盛りつけて形を整え、をクルっと巻きつけます。スライスチーズをハサミやストローを使って切り取り、きのこの軸と斑点模様をつけます。

【ポイント】

「マッシュルーム」は、世界で最も生産され、世界中で愛されているきのこです。ほかのきのこと比べてクセが少なく実は食べやすいのに、苦手な子どもが多いのは、見た目で判断している子が多いのかもしれません。そこで、バターでおいしく炒めたマッシュルームをケチャップライスに混ぜて、卵とチーズでかわいくデコレーションをしました。「きのこは苦手」という先入観がなくなり、いつの間にか食べているかも!

お子さんには、香りの強いブラウン種よりも、あっさりとしたホワイト種のマッシュルームがオススメです。薄焼き卵でケチャップライスを包むこのレシピは、子どもがでも簡単にできるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

この記事の監修・執筆者

食育アドバイザー 阿知和 梨香

あちわ りか/大手食品メーカーで10年間商品開発を担当し、数多くのヒット商品を発売。内閣府食品安全委員会の専門委員の経歴を持ち、現在は子ども料理教室「食育クッキング」を主宰。自治体主催のパパと子ども向け食育講座の講師や、企業で幼児食の開発アドバイザーとしても活躍している。

食育クッキングInstagram
https://www.instagram.com/shokuikucooking/

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