【秋こそBBQがオススメ! 親子食育クッキング】お子さんと楽しめる、お手軽バーベキューレシピ

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「バーベキュー」といえば、夏のイメージがあるかもしれませんが、実は秋こそバーベキューには絶好のシーズンです。
なぜなら、だんだん涼しくなってきて外でバーベキューをするには快適な気候なので、子どもの熱中症や夏バテを気にすることなく安心して食事を楽しめます。
また、夏に多く発生する蚊やアブのような、刺されるとかゆく、かまれるととても痛い虫は、秋になるとぐんと減るのも、秋こそバーベキューにオススメしたいところ。
今回は、バーベキューが初めてという方でも気軽に楽しんでもらえるように、家にある調理器具でできるバーベキューレシピや、焼くだけでできるお手軽バーベキューレシピ、子どもに人気のシメのデザートレシピをご紹介します。
秋のバーベキューを子どもといっしょに楽しむための注意点もお伝えします。

目次

秋のバーベキューを子どもといっしょに楽しむための注意点

子ども用の食器類を準備

バーベキュー用の荷物には、子ども用のスプーンや箸、深めの皿を準備しておきましょう。子ども用の食器だと子どもが食べやすく、食材を落としたり皿をひっくり返したりすることを防止できます。

②食中毒に注意

秋でも食中毒には注意が必要です。肉は中心部までしっかり火を通しましょう。特に小さいお子さんは大人と比べて食中毒になりやすく、また重症化しやすいため、大人がしっかり気をつけてあげましょう。

③食材の黒焦げに注意

焼き目がつくことで香ばしい味と香りが加わりおいしさが増しますが、焦げ過ぎはアクリルアミドなどの有害物質を生成します。そのため、焼き過ぎに注意し、黒焦げの食材を子どもが食べないように気をつけてあげましょう。

④昼夜の寒暖差に注意

秋でも日中は紫外線がふり注いでいるため、帽子や日焼け止めクリームなどの日焼け対策は入念に。一方で日が落ちると急に気温が下がるため、全員分の上着を用意して体温調節ができるようにしましょう。

⑤食べ残しゼロへ

食べきれずに残ってしまった食材は、食中毒のリスクがあるため廃棄しましょう。ただし、食品ロスをなくすために子どもといっしょにできることを考え、食べきれる量を作るようにしましょう。

炭とグリルは不要! プライパンとカセットコンロで「本格シーフードパエリア」

【道具】
フライパン
カセットコンロ

フライパンで作ったパエリア。

【材料 4人分】
米(無洗米)・・・2合
冷凍シーフードミックス・・・300g(解凍しておく)
にんにく・・・1片(みじん切りにする)
玉ねぎ・・・1/2個(みじん切りにする)
赤・黄パプリカ・・・各1/2個(種とヘタを取って細切りにする)
ピーマン・・・2個(種とヘタを取って細切りにする)
ブロッコリー・・・1/4株(小房に分ける)
オリーブオイル・・・大さじ2(※大さじ1を2回に分けて加える)
サフラン液・・・400ml(水400mlに塩小さじ1/2とサフラン1つまみを入れておく)
顆粒コンソメ・・・小さじ2
塩・こしょう・・・各少々

【作り方】

カセットコンロにフライパンをのせて火をつけ、オリーブオイル(大さじ1)とにんにくを入れ、香りが立つまで弱火で炒めたら、玉ねぎを加えてしんなりするまで中火で炒めます。

にシーフードミックスを入れ、塩こしょうをしてさっと炒めたら、いったんシーフードミックスの具材のみ取り出しておきます。

同じフライパンにオリーブオイル(大さじ1)と米(無洗米)を加えて中火でしっかり炒めたら、サフラン液とコンソメを加えて、時々かき混ぜながら沸騰するまで加熱します。

☆無洗米を使う理由は、米を洗わないことで生米が油でコーティングされてパラパラに仕上がるからです。またスープをたっぷり吸収してくれるので、米一粒一粒に味がしっかりしみ込んでおいしく仕上がります。

煮立ったら米を平らにならし、のシーフードミックス、赤・黄パプリカ、ピーマン、ブロッコリーを並べ、蓋をして弱火で15分、強火で1分炊いたら火を止めて、10分蒸らして完成です。

☆炊いている途中で水分がすべて蒸発してしまったら水を足しましょう。逆に炊いた後に水分が残っているようであれば、蓋を取って加熱し、水分を蒸発させてから蓋をして蒸らします。

【ポイント】

カセットコンロとフライパンを使うことで、炭をおこす手間がなく気軽に野外料理を楽しめるので、バーベキュー初心者にオススメです。
また、シーフードミックスを使ったお手軽レシピですが、魚介のうま味とサフランの香りをお米がたっぷり吸収してくれるので、かんたんなのに本格的な味わいです。
子どもたちに具材を好きに並べてもらえば、楽しさもおいしさも倍増しますね。

仕込みは家で、あとは焼くだけ! 「本格タンドリーチキン」

【材料 4人分】
鶏もも肉・・・3枚(800g)

<合わせ調味料>
すりおろしにんにく・・・小さじ1
すりおろししょうが・・・小さじ1
プレーンヨーグルト・・・大さじ4
トマトケチャップ・・・大さじ2
はちみつ・・・大さじ1
カレー粉・・・大さじ1
塩・こしょう・・・各少々

<つけ合わせの野菜>
さつまいも、にんじん、かぼちゃ、とうもろこし、ピーマンなどのお好きな野菜

※はちみつは、1歳未満の乳児には与えないでください。

【作り方】
<前日の仕込み>

つけ合わせの野菜は、食べやすい大きさに切ります。さつまいも、にんじん、かぼちゃなどの火の通りにくい野菜は電子レンジで加熱しておきます。粗熱が取れたらチャックつき袋に入れて冷蔵庫で保管します。

鶏肉は味がしみ込むようにフォークで数か所さしてから、厚みが均一になるように食べやすい大きさに切り、塩こしょうをふって下味をつけておきます。

チャックつき袋に合わせ調味料を入れてよく混ぜたら、を加えてもみ込み、冷蔵庫で一晩置きます。

<バーベキュー当日>

を金串にさします。といっしょに金網に並べて炭火でしっかり焼きます。

☆金串がなければ使わなくてもだいじょうぶです。バーベキューコンロではなく、カセットコンロとフライパンを使って焼いてもOKです。

【ポイント】

家で仕込みをしておくことで、バーベキュー当日は焼くだけなのでとってもかんたんです。
子どもといっしょに味わえるように甘めの味つけになっています。お好みでカレー粉を増やしたり、ガラムマサラやクミンパウダー、チリパウダーを加えたりしてスパイスを利かせると、さらに本格的な味に仕上がりますよ。
金串にさすことで、見た目もバーベキューらしさが増しますし、子どもといっしょに作業をすれば楽しさもアップするのでオススメです。

ワイワイ楽しもう! 「秋のフルーツでチョコフォンデュ」

【材料 4人分】
チョコレート・・・200g
牛乳・・・100ml

<秋のフルーツ>
りんご、柿、桃、ぶどう、いちじく、キウイなど

【作り方】

フルーツは皮や種を取り除き、食べやすい大きさに切ってカッティングボードや皿に盛りつけます。

直火可能な容器に牛乳を入れ、バーベキューコンロの網の上にのせて、沸騰直前まで温めたら火から下ろします。

細かく割ったチョコレートをに入れて、なめらかになるまでよく混ぜます。

☆チョコレートが溶けない場合は、バーベキューコンロの網の上に再び置き、沸騰しないように気をつけながら温めてチョコレートを溶かしましょう。

のフルーツをピックやフォークにさして、をからめてお召し上がりください。

【ポイント】

チョコレートソースは冷めても完全には固まらないので、子どもとゆっくり談笑しながらバーベキューのシメのスイーツを楽しめます。
もしチョコレートソースが余ったら、温かい牛乳を加えてホットチョコレートドリンクにすれば、食材を余すところなく食べきれますね。
秋のバーベキューは、快適な気候のなかで秋の味覚も楽しめるのでオススメです。今年の秋は、子どもといっしょに紅葉狩りとバーベキューを楽しんでみてはいかがでしょうか。

秋のバーベキューは、快適な気候のなかで秋の味覚も楽しめるのでオススメです。今年の秋は、子どもといっしょに紅葉狩りとバーベキューを楽しんでみてはいかがでしょうか。

この記事の監修・執筆者

食育アドバイザー 阿知和 梨香

あちわ りか/大手食品メーカーで10年間商品開発を担当し、数多くのヒット商品を発売。内閣府食品安全委員会の専門委員の経歴を持ち、現在は子ども料理教室「食育クッキング」を主宰。自治体主催のパパと子ども向け食育講座の講師や、企業で幼児食の開発アドバイザーとしても活躍している。

食育クッキングInstagram
https://www.instagram.com/shokuikucooking/

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