【子育て家庭への支援制度】東京都の自治体ごとに支援内容をご紹介

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子育ては、たくさんの喜びや幸せを与えてくれる一方で、多くの負担を伴うものです。東京都では、子育てを少しでも楽に、そして楽しくするためにさまざまな子育て支援制度を提供しています。しかし、同じ東京都といっても、各自治体で提供している子育て支援制度には違いがあることをご存じでしょうか。

そこで本記事では、東京都が提供している子育て支援制度について詳しくご紹介します。これから東京都で子育てをスタートさせるかた、さらに充実した子育てをしたいかたは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

文/マムズラボ

目次

東京都が提供している子育て支援制度一覧

東京都では、子育て家庭の経済的負担の軽減や、子育てに関する情報や支援の提供などを通じて、子育て家庭の生活を支えています。東京都が提供している子育て支援制度は、以下の8つです。

・認証保育所制度
・TOKYO子育て情報サービス
・とうきょう子育てスイッチ
・東京都こども医療ガイド
・東京都子供・子育て支援総合計画(第2期)
・子供家庭総合センター
・養育家庭制度
・シングルママ・シングルパパ くらし応援ナビTokyo

それぞれの詳しい情報は、東京都のホームページをご覧ください。

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東京都で子育て支援を提供している代表的な自治体

子育て支援策として、全国の自治体で実施している「子ども医療費に対する助成制度」は、子どもがいる家庭なら利用する機会が多いのではないでしょうか? 実は、助成内容は地域ごとに異なります。

2023年4月より、東京都では0歳から高校生相当年齢の子どもが健康保険証を使って医療機関にかかった場合、医療機関に支払う医療費の自己負担金を助成しています。さらに23区では、独自の助成を上乗せすることで、保護者の所得制限なく、無償で通院・入院の医療が受けられるようになりました。

子ども医療費に対する助成制度以外でも、東京都ではそれぞれの自治体で独自の子育て支援制度を提供しています。ここでは、乳幼児を対象とした子育て支援を提供している代表的な自治体を8つピックアップしてご紹介します。

世田谷区

世田谷区は、出産・子育て応援事業としてギフトカードを支給している自治体です。妊娠応援ギフトとして、出産児1人につき5万円相当のギフトカードと、子育て応援ギフトとして10万円相当のギフトカードを支給しています。

加えて、産前・産後サービスとして、2歳までの子どもがいる家庭には、産後ケアや一次預かりなど地域のサービスが受けられる「せたがや子育て利用券」(1万円相当)も配布しています。

杉並区

杉並区が子育て家庭に提供しているのは、「杉並子育て応援券」です。就学前の子どもがいる家庭に向けて、一時保育や子育て相談、子育て講座などの有料の子育て支援サービスが利用できる券(チケット)を発行しています。

杉並区は、応援券を利用することによって地域みんなで子育てを応援し合い、子育て家庭にとって子育てしやすいまちづくりをめざしている地域といえるでしょう。

練馬区

練馬区では、出産による不安や負担を軽減し、産後の育児がスムーズに行えるよう、「子育てスタート応援券」を提供しています。

応援券は、出産児1人につき8枚発行され、育児支援ヘルパー事業・助産師ケア事業・産科医療機関実施事業・子育て支援講座・乳幼児一時預かり事業など幅広いサービスに利用可能です。

台東区

台東区では、すべての妊婦を対象に「ゆりかご・たいとう面接」を実施している自治体です。面接を受けた妊婦および出産後に保健師などによる「こんにちは赤ちゃん訪問」を受けた母親を対象に、Webカタログギフトを提供しています。

妊娠時の出産応援ギフトとして、妊婦1人あたり5万円相当、出産時の子育て応援ギフトとして子ども1人あたり10万円相当のWebカタログギフトの交付が受けられます。

江戸川区

江戸川区独自の制度として、保育に専念できるよう経済的支援を目的とした「乳児養育手当」があります。0歳児を養育している人を対象に、月額13,000円を出生月から最大12回支給する制度です。

また、1歳の誕生日を迎える子どもを養育する家庭に1万円分のギフト券を進呈する「ファーストバースデーサポート事業」、さらに2歳の誕生日には2,000円分のこども商品券を支給する「2nd(セカンド)バースデーサポート事業」も実施しています。

江東区

江東区は、子どもたちが安心して過ごせる地域づくりをめざし、「子ども食堂」の活動を積極的に支援している自治体です。

「子ども食堂」は、家の人の帰りが遅いときや子どもが1人でごはんを食べるときなどの子どもの居場所として提供されている取り組みです。食事の提供はもちろん、食育や地域住民が交流する場としても大きな役割を担っています。

豊島区

子育てしやすい環境づくりに積極的に取り組んでいる豊島区では、小学生の放課後の居場所として「子どもスキップ」という場を提供しています。

子どもスキップは、学校の教室や校庭、体育館などを活用し、子どもたちが自由に遊んだり学んだりできる場所です。自主的な参加のもとに遊びを通して、子どもどうしはもちろん地域の人たちとの交流を広げています。

文京区

文京区では、子育て家庭の生活を支援するために、計画期間を令和2年度~令和6年度に定めて「文京区子育て支援計画」を実施しています。

子育て家庭の経済的支援だけでなく、地域の子ども・子育て支援のネットワークの構築など、子どもが健やかに育つ環境を整えることが目的です。計画内容は、保育の充実や子育て支援サービスの充実、子育て支援の地域連携など多岐にわたります。

東京都は自治体によってさまざまな子育て支援制度がある

同じ東京都でも、各自治体によって子育て支援制度の内容はさまざまです。少子化が進む今、多くの自治体では地域の特性に応じた子育て支援策に力を入れています。東京で子育てを検討しているのであれば、それぞれの支援制度を参考にしてみてくださいね。

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