【ビタミンACE(エース)で免疫力UP!】親子で作れる“感染症予防レシピ”

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この冬は、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が懸念されています。どちらの感染症にも親子で備えておきたいですね。
感染症予防の基本は、手洗い・うがいに加えて、十分な睡眠と適度な運動、そして大切なのがバランスのよい食事で栄養補給をすることです。
特に、ビタミンA、C、Eは、ウイルスや細菌をやっつけてくれる働きのある栄養素です。
「ビタミンA」は、皮膚や粘膜を強くしてウイルスなどから体を守り、免疫力を高めてくれます。
「ビタミンC」は、体内に侵入してきたウイルスを撃退し、免疫細胞の機能を高める効果があります。
「ビタミンE」は、強い抗酸化作用があり、免疫力の低下を防いでくれます。
これらのビタミンA、C、Eをまとめて、「ビタミンACE(エース)」と呼びます。
感染症予防にピッタリの、まさにエース級の栄養素です。
今回は、ビタミンACEがたっぷり入った、感染症予防に効果的なレシピをご紹介します。

目次

ビタミンACE+食物繊維でWの効果! 「グリーンスムージー」

コップに入ったグリーンスムージー

【材料 2人分】
りんご・・・1/2個(皮をむかずにいちょう切りにする)
キウイ・・・1個(皮をむき8等分に切る)
バナナ・・1本(皮をむき6等分に切る)
小松菜・・・60g(根元を切り落とし、ざく切りにする)
無調整豆乳・・・200ml
きび砂糖・・お好みで

【作り方】

りんご、キウイ、バナナ、小松菜を準備します。

☆キッチンばさみや手でちぎれる小松菜とバナナは子どもが、包丁を使って切るりんごとキウイは大人が調理するなど親子で分担すると、手早く進みます。すべてミキサーにかけるので、野菜と果物をカットする大きさはふぞろいでかまいません。

ミキサーに、きび砂糖以外のすべての材料を入れ、滑らかになるまでかくはんします。一度味をみて、甘さを足したい場合は、きび砂糖を加えてお好みの甘さにしましょう。

【ポイント】

りんごの皮には果肉部分よりもビタミンCが多く含まれているため、皮ごと食べるのがオススメ。また、キウイ、りんご、バナナは、食物繊維が豊富なので、腸内環境が整って免疫機能が活性化する効果も期待できます。さらに、ビタミンCは、熱に弱いので、生のままとれるフレッシュジュースがオススメです。

【ビタミンA、C、Eを含む食材】
ビタミンA(βカロテン)=小松菜、バナナ
ビタミンC=りんご、キウイ
ビタミンE=キウイ

ビタミンACEがそろう野菜のエース! 「かぼちゃのサラダ」

表面をナッツなどで飾ったかぼっちゃのサラダ

【材料 4人分】
かぼちゃ・・・1/4個(種とワタを取り除く)
クリームチーズ・・・60g
マヨネーズ・・・大さじ1
メープルシロップ・・・大さじ1
牛乳・・・大さじ2
塩・・・少々
こしょう・・・少々
ミックスナッツ・・・適量
ドライフルーツ・・・適量

【作り方】
① 

種とワタを取り除いたかぼちゃは、皮を薄く落とします。軽く水をつけて、まるごとラップでくるんだら、600Wの電子レンジで5分加熱します。箸を刺してみて、火が通っていることを確認しましょう。

温かいうちにボウルに入れて、マッシャーでつぶします。

クリームチーズ、メープルシロップ、マヨネーズ、牛乳、塩、こしょうを加えて混ぜ合わせ、ココット皿などに詰めて、表面を平らにならします。

表面に、ナッツやドライフルーツで飾りつけをして完成です。

【ポイント】

かぼちゃはビタミンA、C、Eがすべてそろう、まさに野菜のエース。「かぼちゃはかぜ予防にいい」といわれる理由は、ビタミンACEがそろっているからなのですね。かわいい飾りつけが、子どもの食欲をそそります。

【ビタミA、C、Eを含む食材】
ビタミンA(βカロテン)=かぼちゃ、クリームチーズ
ビタミンC=かぼちゃ     
ビタミンE=かぼちゃ

皮ごと食べて栄養満点! 「冬野菜のクリームシチュー」

栄養豊富なクリームシチュー

【材料 4人分】

鶏もも肉・・・300g(一口大に切り、塩で下味をつける)
ブロッコリー・・・1/2株(小房に分ける)
にんじん・・・1本(8等分に切る)
かぶ・・・2個(一口大に切る)
バター・・・20g
オリーブオイル・・・大さじ1
薄力粉・・・大さじ3
牛乳・・・2カップ
水・・・2カップ
チキンブイヨン(顆粒)・・・小さじ2
塩・・・適量
こしょう・・・適量

【作り方】

小房に分けたブロッコリーを耐熱皿に入れてふんわりラップをし、600Wの電子レンジで2分加熱します。にんじんとかぶは、皮をむかずに一口大に切ります。

☆にんじんは一部、型抜きで抜くとかわいく仕上がります。

鍋にオリーブオイルを熱し、鶏肉を入れ、中火で加熱。鶏肉に火が通ったら、バター、にんじん、かぶを加えて、バターが溶けるまで炒めます。

いったん火を止めて小麦粉を振り入れ、全体をしっかり混ぜたら中火で約3分間、焦がさないように注意しながら炒めます。

水とチキンブイヨンを加え、時々かき混ぜながら野菜に火が通るまで約15分間煮込みます。

⑤ 

牛乳を入れて沸騰直前まで加熱したら、ブロッコリーを加え、塩こしょうで味をととのえて完成です。

【ポイント】

旬の野菜は栄養価が高く、皮のまま使うことで皮の栄養素も補給できます。にんじんやかぶは、皮のままでもおいしく食べられる野菜なので、よく洗って皮ごといただきましょう。温かいシチューで体が温まると免疫力もアップします。

【ビタミンA、C、Eを含む食材】
ビタミンA(βカロテン)=鶏もも肉、牛乳、にんじん、ブロッコリー
ビタミンC=ブロッコリー、かぶ
ビタミンE=ブロッコリー、オリーブオイル

かぜやインフルエンザなどの感染症予防のためにも、1日3回のバランスのとれた食事をし、中でも、ビタミンACE(エース)を積極的に取り入れましょう。

この記事の監修・執筆者

食育アドバイザー 阿知和 梨香

あちわ りか/大手食品メーカーで10年間商品開発を担当し、数多くのヒット商品を発売。内閣府食品安全委員会の専門委員の経歴を持ち、現在は子ども料理教室「食育クッキング」を主宰。自治体主催のパパと子ども向け食育講座の講師や、企業で幼児食の開発アドバイザーとしても活躍している。

食育クッキングInstagram
https://www.instagram.com/shokuikucooking/

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