【医師監修】冬に流行!子どもがなりやすい、ロタウイルスによる感染性胃腸炎とは? ~症状や治療、感染後のケアは?予防接種はいつまで?~

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【医師監修】冬に流行!子どもがなりやすい、ロタウイルスによる感染性胃腸炎とは? ~症状や治療、感染後のケアは?予防接種はいつまで?~

子どもがかかると注意が必要なロタウイルスによる感染性胃腸炎。

その症状とは? 予防接種はあるの?

感染してしまったときの注意点とともに、知っておきましょう。

監修:渋谷 紀子(総合母子保健センター愛育クリニック 小児科・母子保健科部長)

目次

ロタウイルス胃腸炎とは? 症状は?

細菌やウイルスに感染して急性の炎症を起こし、

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛

などの胃腸症状が出る病気を総称して感染性胃腸炎といいます。
そのうち、ノロウイルスなどのウイルスが口から侵入して起こるものをウイルス性胃腸炎と呼び、ロタウイルスが原因のものがロタウイルス胃腸炎です。
ロタウイルス胃腸炎は子どもの場合、重症化しやすいので注意が必要です。

治療や、家でのケアは? ~早めに受診し、水分・電解質を補給~

嘔吐や下痢が始まったら、早めに小児科を受診します。下痢便のついたおむつを持参したり、便の回数などを医師に伝えると診断の役に立ちます。
(※院内感染を防ぐため、事前に病院へ電話をしてお子さんの状態を伝え、受診に際して気を付けることなどを聞いてもよいでしょう)

ウイルスが原因の胃腸炎の場合、ウイルスに直接効く薬はないため、症状によって吐き気止めや整腸剤などが処方されます。

家庭でできるケアとしては、こまめに水分を補給して脱水症を防ぐことが大切です。嘔吐や下痢が続くと、水分だけでなく、塩分やミネラルなどの電解質(イオン)も失われます。スポーツドリンクなどのイオン飲料野菜スープ味噌汁などで水分と同時に電解質も補いましょう。

保育園・幼稚園の登園の目安は?

嘔吐・下痢の症状がおさまり、ふだんの食事がとれるようになれば登園OKです。

ロタウイルス胃腸炎の予防接種

ロタウイルス胃腸炎の予防接種は任意接種ですので、希望する場合に自費で受けますが、接種できる期間が限られているので注意が必要です。

初回接種は生後6週以降、14週6日までに受けましょう。
ワクチンの種類は、1価と5価の2つあり、
▶1価は6~244週間以上の間隔2回接種
▶5価は6~324週間以上の間隔3回接種です。
(※予防接種を受ける際は、かかりつけのお医者さんに相談されることをおすすめします)

『0-5歳児 病気とケガの救急&予防カンペキマニュアル』(学研プラス)
https://hon.gakken.jp/book/2380071500

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