【さんまをおいしく食べるレシピ】塩焼きだけじゃない! 親子食育クッキング

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秋の到来を告げる「さんま」の季節になりました。
さんまといえば塩焼きが定番ですが、細かい骨を取り除きながら食べるのは、子どもにとってハードルが高く、苦手な子も多いようです。
でも、さんまには脳の活性化に効果があるといわれているDHAやEPAをはじめ、ビタミン、カルシウム、鉄分など栄養が豊富。育ち盛りの子どもには積極的に食べてもらいたい食材ですよね。
そこで、親子でおいしく食べられる“さんま料理”を3つご紹介します。

目次

親子でおいしく食べられる! さんまの辛くないペペロンチーノ

【材料 2人分】

スパゲティ・・・・・200g

さんま・・・・・2尾

ミニトマト・・・・・5個 (半分に切る)

にんにく・・・・・1片(みじん切り)

青ねぎ・・・・・適量(小口切り)

薄力粉・・・・・大さじ1

しょうゆ・・・・・小さじ1

エキストラバージンオリーブオイル・・・・・大さじ5

ゆで汁・・・・・大さじ5

塩・・・・・適量

こしょう・・・・・適量

【作り方】

さんまは頭を切りおとし、腹を開いて内臓を取り出して、三枚におろし、腹骨を切りおとします。

魚をさばく様子は、初めて見る子どもは驚くかもしれませんが、「生きものをいただく」ことを、体感できる機会になります。もちろん、スーパーの鮮魚コーナーで三枚おろしにしてもらってもOKです。

 

さんまを食べやすい大きさに切ったら、両面に塩をふって薄力粉をまぶします。

塩と薄力粉をまぶすのと、さんまを裏返すところを親子で分担したら、作業が早く進みますね!

フライパンにオリーブオイルとみじん切りにしたにんにくを入れて弱火で加熱します。香りが立ちはじめたら、を入れて両面に焼き色がついたら、スパゲティがゆで上がるまでは、一旦火を止めておきます。

 

鍋に湯をわかして塩を加え、スパゲティを袋の表示時間よりも1~2分間短くゆでます。ゆで汁から大さじ5杯分をとっておき、湯を切ります。

このあとスパゲティを加熱するので、少し硬めにゆで上げると、仕上がりが丁度よい硬さになります。

⑤ 

のフライパンに、ゆでたスパゲティを入れ、ミニトマト、しょうゆ、ゆで汁を加えて中火で加熱し、フライパンを揺らしながらかき混ぜてソースをからめます。

しっかりかき混ぜることで、水分と油分が乳化し、ソースがトロっとしてくるので、変化をよく観察しましょう。

⑥ 

塩とこしょうで味を調えたら皿に盛りつけ、青ねぎを散らします。

【ポイント】

ガーリックオイルでさんまを香ばしく焼くことで、魚の臭みがなくなり、子どもが大好きなスパゲティといっしょに合わせることで、青魚のにおいを気にせず食べられるようになります。親子で食べられるように、唐辛子を入れていませんが、辛味がなくても香ばしいにんにくとしょうゆが香る、おいしいペペロンチーノに仕上がります。

みんな大好き! さんまのから揚げ

【材料 2人分】

さんま・・・・・2尾

片栗粉・・・・・大さじ4

酒・・・・・大さじ1

しょうゆ・・・・・大さじ1

きび砂糖・・・・・小さじ2

すりおろし生姜・・・・・小さじ1

揚げ油・・・・・適量

【作り方】

さんまは頭を切りおとし、腹を開いて内臓を取り出してから、三枚におろして腹骨を切りおとし、食べやすい大きさに切ります。

② 

ボウルに、酒、しょうゆ、きび砂糖、すりおろし生姜を入れて混ぜ合わせます。そこに、を入れてからめたら、15分以上漬け込みます。

ポリ袋に片栗粉と汁気を切ったを入れて、振り混ぜます。

小さいお子さんにお手伝いしてもらうときは、袋から粉が飛び散らないように、袋の口を結んでから渡しましょう。

 

鍋底から2㎝ほど揚げ油を注ぎ、中火で160℃まで加熱したら、を入れてこんがりときつね色になるまで揚げます。

子どもといっしょに作るときは、鍋の上にかぶせる油跳ね防止ネットを使うと、油の飛び散りをガードしてくれるので安心です。

【ポイント】

三枚おろしにしたさんまを唐揚げにすることで、子どもは骨を気にせずに唐揚げにかぶりつくことができます。外はサクッ、中はふんわりとした食感で、しっかり味がしみ込んださんまの唐揚げは、子どもから大人までみんな大好きな味わいです。青魚が苦手なお子さんにも、ぜひチャレンジしてもらいたい一品です。

秋の食材が満載! さんまの炊き込みごはん

【材料 3~4人分】

さんま・・・・・1尾

米・・・・・2合

ごぼう・・・・・1/2本(ささがき)

にんじん・・・・・1/2本(いちょう切りか、型抜きをする)

しめじ・・・・1/2パック(小房に分ける)

青ねぎ・・・・・お好みで(小口切り)

しょうゆ・・・・・大さじ1

みりん・・・・・大さじ1

酒・・・・・大さじ1

かつおだし・・・・・380ml

塩・・・・・適量

【作り方】

ボウルに研いだ米とかつおだしを入れて、約30分~1時間浸水させます。

米とだしを土鍋に入れて浸水させると、土鍋に水がしみ込んでひび割れるおそれがあるため、ボウルで浸水させましょう。炊飯器で炊く場合は、内釜に直接入れて浸水させても大丈夫です。

 

さんまは頭と尾を切り落とし、腹に切り込みを入れて内臓を取り出したら、半分に切り、よく洗ってキッチンペーパーで水気をふき取ります。

さんまの両面に塩をふり、魚焼きグリルでこんがり焼き色がつくまで焼きます。

 

ごぼうをささがきにしてから水にさらし、しめじは石づきをとって小房に分け、にんじんは皮をむいていちょう切りにします。

ピーラーを使うと、子どもでもかんたんにささがきができます。にんじんは、型抜きにしても、見た目が華やかになります。

土鍋にをだし汁ごと入れ、みりん、酒、しょうゆを加えて、軽く混ぜ合わせたら、をのせて蓋をします。中火で約10分間、弱火にしてさらに約10分間加熱し、火を止めて約10分間蒸らします。

 

さんまを一旦取り出し、身をほぐしながら骨を取り除いたら、再び土鍋に身を戻して混ぜ合わせます。お好みで青ねぎをちらします。

【ポイント】

新米に秋の魚(さんま)、秋の野菜(にんじん、ごぼう、しめじ)と、秋の味覚がたっぷり詰まった季節を感じられる栄養満点の炊き込みごはんです。今回は土鍋で作りましたが、炊飯器でも同様に作れます。

 

子どもに青魚を食べさせたいと悩んでいるママやパパ必見のレシピをご紹介しました。いっしょに料理をすることで、さんまに愛着がわき、食べたいという意欲がわいてくるかもしれません。お子さんが自分で作ったさんま料理を食べることができたら、たくさんほめてあげてくださいね。

この記事の監修・執筆者

食育アドバイザー 阿知和 梨香

あちわ りか/大手食品メーカーで10年間商品開発を担当し、数多くのヒット商品を発売。内閣府食品安全委員会の専門委員の経歴を持ち、現在は子ども料理教室「食育クッキング」を主宰。自治体主催のパパと子ども向け食育講座の講師や、企業で幼児食の開発アドバイザーとしても活躍している。

食育クッキングInstagram
https://www.instagram.com/shokuikucooking/

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