【夏は特に注意が必要!】子どもの転落を防止するためにできる対策6つ

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子育てをしていると、子どもの成長とともにヒヤリとする場面がたびたびあります。子どもは体に比べて頭が大きく重心が高いため、頭から落ちることが多く、だっこやおんぶ、家具や遊具から転落してしまうことがあります。なかでも階段や窓など高所からの転落事故は、命に関わる危険性があるため注意が必要です。

そこで、本記事では転落事故を未然に防ぐためにも、ママパパができる転落防止策をご紹介します。

文/マムズラボ

目次

子どもの転落事故の実態

ニュースでも時々取り上げられる子どもの転落事故。具体的にはどのようなケースがあるのでしょうか。事故の発生しやすい場所や年齢など、その実態を解説します。

転落事故は3~4歳、10~14歳が多い

転落事故は、歩き始める1~2歳からふえ始め、3~4歳と10~14歳が一番多いといわれています。3~4歳ごろの子どもは身体能力が発達し、好奇心旺盛で活発に動き回るようになります。一方で、危険かどうかを判断する能力は未熟なため、好奇心のまま高いところによじのぼったり、カギを開けたりして、事故につながってしまうケースが数多く起きています。

また、10~14歳ごろの子どもの場合も、建物の屋上などで遊んでいるときに、高い所へのぼってしまい、誤って落下してしまうケースが多いです。とくに子ども同士で遊んでいるときは、少し調子に乗って危険な行為をしてしまうこともあるため、高所では遊ばせないなどの工夫が必要でしょう。

転落事故が起こりやすい状況

転落事故は次のような状況で多く起きています。

・ベランダの手すりをのぼって転落
・ソファーやテーブルにのぼって窓から転落
・窓枠に座って遊んでいて網戸が外れ転落

事故の多くは、子どもだけで遊んでいるときに発生しているようです。

また、夏は窓を開けることやベランダに出入りすることが多くなり、転落事故がふえる傾向にあります。

関連記事:【子どもの転落事故、夏に増えるのはなぜ?】ベランダ・窓の安全対策

子どもの転落を防止する6つの対策

それでは、子どもの転落事故を防止するための対策を解説します。

1. ベランダや窓の近くに物を置かない

ベランダには室外機をはじめ、踏み台やプランター、段ボールやイスなど、子どもの足掛かりになりそうなものは置かないようにしましょう。室外機を置くときは、手すりから60cm以上離して置くことで、転落事故を防げる可能性が上がります。

また、屋内でもソファーやテーブルは窓から離した場所に置くなどして、窓の近くにのぼれるものを置かないよう気をつけましょう。

2. 補助錠、転落防止柵、二重サッシを設置する

窓に補助錠や転落防止柵を設置することも有効な対策です。窓の開け閉めの際には、都度ロックをかけることを習慣化しましょう。

二重サッシはすぐに開けられないので、転落防止や防犯にも役立ちます。

3. 窓や網戸、ベランダの手すりなどを定期的にチェックする

老朽化などにより網戸やベランダの手すりが外れるなど、危険な箇所がないか定期的にチェックしましょう。

4. 子どもだけ残して外出しない

「少しだけならだいじょうぶだろう」と、子どもだけ残して外出して事故が起こることがあります。

昨日まではのぼれなかった場所も、今日はのぼれるようになっていることもあるため、極力子どもだけを残して外出するのは控えましょう。

5. ベランダや窓辺で子どもだけで遊ばせない

ベランダや窓辺で遊ぶときは、大人がそばにいることが大切です。窓枠に座ったり、網戸に寄りかかったりする行為も危険です。

危ない遊びをしないよう目を離さず、踏み台を使って外を見る場合も大人が付き添いましょう。

6. 転落の危険性を日ごろから話す

3~4歳であれば、大人のいうこともある程度理解できる年齢です。そのため、日ごろから子どもにも、事故の可能性や危険性を伝えることもとても大切です。

家族みんなで危険性について話し合っておくとよいでしょう。

転落防止対策を徹底し、子どもの安全を守ろう!

転落事故は、あっという間に起きてしまいます。「少しくらい目を離してもだいじょうぶだろう」という思い込みは禁物。日ごろから窓やベランダのそばには物を置かない、窓の鍵をロックする、柵や手すりの老朽化をチェックするなどを習慣化しましょう。

また、大人だけが対策をするのではなく、家族みんなで事故を防ごうという意識を共有しておくことが大切です。本記事を参考に、事故が起こらない工夫をしてくださいね。

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