【あっ、危ない!おやつで窒息⁉】0~2歳の子どものヒヤリハットとその対処法6選

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0~2歳の子どもは、予想もできない行動をすることも多く、目が離せない時期です。日々いっしょに過ごしていて、「あっ! 危ない!」と感じる場面も多いのではないでしょうか。大切な我が子には大きなケガなく育ってほしいですよね。

そこで今回は、自宅で起こりやすいヒヤリハットの事例をInstagramなどからご紹介し、その対処法について解説します。知識として知っていると、いざというときに役に立つこともありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

文/マムズラボ

目次

「ヒヤリハット」とは?

「ヒヤリハット」ということばをご存知でしょうか? ここではまず、「ヒヤリハット」のことばの意味について、ご説明します。

「危ない!」と感じる事態・状況のこと

「ヒヤリハット」とは、危険を感じるような状況や、一歩間違えれば大きな事故につながりかねないような事態のことです。冷や汗をかくような「ヒヤリ」とする瞬間、「ハッ」とする、というところから「ヒヤリハット」といわれています。

子どものヒヤリハットは、月齢や場所によって変わり、思わぬところから事故につながることもあるため、日頃から注意しておかなければいけません。

関連記事:【子どものマンション転落事故】保護者ができる対策は?[専門家監修]

【0~2歳児】子どものヒヤリハット事例とオススメの対処法

「同じ人間が起こした330件の災害のうち、1件は重い災害(死亡や手足の切断等の大事故のみではない。)があったとすると、29回の軽傷(応急手当だけですむかすり傷)、傷害のない事故(傷害や物損の可能性があるもの)を300回起こしている(※1)」というハインリッヒの法則があります。これは、アメリカの損害保険会社の安全技師であったハインリッヒが発表した法則です(※1)。事故の裏には多くのヒヤリハットがあります。

たとえば、子どもが机の上や椅子の上から落ちてしまった場合、それまでにも何回も机などに登ろうとして落ちそうになっている姿を目にすることがあったかもしれません。このような、小さなヒヤリハットも見逃さず対処していくことが、事故を未然に防ぐために重要といえるでしょう。

それではここからは、実際にあった0~2歳の乳児期に起こるヒヤリハットとオススメの対処法についてご紹介します。

食べ物が喉に詰まる

「きなこ」さんのInstagramより(@shizhi_25)
https://www.instagram.com/p/CmVfBymJ37T/

きなこさんは、子どもがお菓子を喉につまらせてしまう体験をしたそうです。すぐに子どもの背中をたたき、お菓子が出てきたそうなので、大事にはいたっていないようですが非常にヒヤリとする体験ですね。

自分でなんでも食べられるようになってきたころに、少し大きめのお菓子をそのまま飲み込んでしまったようで、上手に食べられるようになっても油断はできないと思ったとのこと。

筆者の子どもも、食べることが好きで、ご飯やお菓子を一度にたくさん頬張って食べることが多いです。そのため、えづいてしまうことも何度かありました。止めようにもずっと見ていることは難しく、気づいたときにはもう口の中ということもあります。

食べ物やお菓子を子ども自身で食べさせるときは、口の中で溶けやすいものを選んだり、一度に与える量を少なくしたりすると安心ですね。

腕を引っ張ってしまい亜脱臼

「桐原沙織」さんのInstagramより(@saorikirihara)
https://www.instagram.com/p/ClDEBy-J0LP/

桐原沙織さんは子どもが腕を亜脱臼してしまうというヒヤリ体験をしたそうです。子どもの腕を引いて立ち上がらせようとしたときに起こりました。病院に行き、すぐに治ったので一安心したとのことですが、痛みでお子さんが泣いていた間はママパパもどうしたらよいのかわからない状況だったのではないかと思います。

子どもは予測できない行動をすることもあり、とっさに腕を引いてしまうこともあるかと思います。また、子どもと遊んでいるときに同じような体験をされたことがある方もいるかもしれません。

子どもの関節は大人よりも外れやすいということを意識し、強く引っぱりすぎないようにすることが大切です。また、子ども同士で遊ぶときは、お互いの腕を引っぱらないよう、話をしておくとよいでしょう。

気づかないうちにガムをもぐもぐ

「高嶺葉樹」さんのInstagramより(@haju_145cm)
https://www.instagram.com/p/Cje9qO1rCsv/

高嶺葉樹さんは子どもが1歳半のとき、目を離した隙にガムを食べて飲み込んでしまったことがあったそうです。喉に詰まったりすることはなく、大事にはいたらなかったそうですが、もし詰まっていたらと思うとヒヤッとしますよね。

よほどおいしかったのか、その後ガムを好きになったようで、毎朝お気に入りのガムをかむようになったことは微笑ましいエピソードです。

特に乳児期は食べ物に限らず手につかんだものをなんでも口にしたがり、何を口に入れてしまうかわかりません。そのため、食べてはいけないものは子どもの手の届かないところに置くか、子どもでは開けられない場所に収納しておくとよいでしょう。

1人で勝手に外に出てしまう

「みにまむ」さんのInstagramより(@minimom_ikuji)
https://www.instagram.com/p/CiaEVcKLVO-/

みにまむさんは、子どもが2歳になったころ、1人で玄関の扉を開け出ていってしまうという経験をしたそうです。現在は子どもが届かない高さに補助カギをつけたり、リビングのドアにチャイルドロックをつけたりして、対策をしています。

子どもは日々成長しており、昨日はできなかったことがいきなりできるようになることもあるものです。ママパパのしていることもよく見ているので、カギの開け方なども自然と覚えていることもあります。外に出ていってから気づいて焦ることがないよう、みにまむさんのように常に対策しておけると安心ですね。

窓やベランダから転落してしまう

窓やベランダから子どもが転落してしまう事故も毎年発生しています。東京消防庁によると、令和3年に起こった5歳以下の転落事故件数は11件です(※2)。決して多くはない数字かもしれませんが、油断はできません。

転落事故が起こりやすい状況として、子どもが窓枠や出窓に座っていて網戸が外れて転落するケースや、ベランダの室外機などを足場にして手すりを越えて転落するケースなどが考えられます。

危険がないよう24時間ずっと子どもを見ているのは難しいので、転落しないような環境づくりが大切です。窓に補助カギをつけて開けられないようにする、ベランダや窓からの転倒を防ぐために、足場になりそうなものを置かないなどの対策を日頃から行っておきましょう。

一瞬目を離した隙にやけどしそうになった

筆者の場合は、我が子が1歳になりたてのころにヒヤッとした経験があります。離乳食の白米を電子レンジで温めすぎてしまい、テーブルの上に置いて冷ましていたときのことです。届かないところに置いたつもりでしたが、イスに座っている子どもが手を伸ばして触ってしまいました。

一瞬触って泣いたので、すぐに流水で冷やし、幸いやけどはしなかったため、ほっとしたことをおぼえています。もっと熱いものだったら大やけどにつながっていたかもしれないと思うと、ゾッとする経験です。

熱いものや子どもが触ってはいけないものは、面倒でも子どもが決して手の届かない位置に置くことをオススメします。

おうちの中でのヒヤリハットに気をつけよう!

今回は、おうちの中でのヒヤリハットの事例と対処法についてご紹介しました。子どもの身の安全を守るためには、どのような危険が潜んでいるのか知り、危険を減らす環境づくりが大切です。

また、子どもの年齢によってもヒヤリハットの状況は変化していくため、年齢に合った対策が必要といえるでしょう。0〜2歳ごろのこどもがいる方は、ぜひ本記事を参考に、対策してみてくださいね。

【引用】
(※1)厚生労働省「ハインリッヒの法則(1:29:300の法則)」
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo24_1.html
(※2)東京消防庁「住宅等の窓・ベランダから子どもが墜落する事故に注意!」
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/children/veranda/index.html

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