【朝のゴールデンタイムはいつ?】朝学習の習慣を身につけるコツとは?

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近年、「朝活」が話題となり、朝の時間を有効活用する人がふえていますが、朝は、子どもが勉強するのにも適した時間帯です。毎朝決まった時間に起きて、朝の時間を有効活用しませんか? 

今回は、朝学習のメリットと習慣化させるコツについてご紹介します。保護者も子どもといっしょに早起きして、朝の時間を充実させましょう!

文/マムズラボ

目次

なぜ朝の時間? 朝学習のメリット

いつもは寝ている時間帯に早起きをして勉強の時間にあてることには、どのようなメリットがあるのでしょうか? 

起床から3時間がゴールデンタイム!

朝目覚めてからの3時間というのは、脳がもっとも効率よく働く「ゴールデンタイム」です。朝目覚めてすぐは、大脳の扁桃体という部分が活性化し、運動能力や記憶力が高まりやすくなる時間といわれています。朝の時間に勉強することで、学習した内容が定着しやすくなります。

学習習慣を身につけるのにぴったりな時間帯

「三日坊主」ということばがあるように、勉強に限らず習慣化させるということは難しいですよね。学習習慣を身につけるためには、毎日決まった時間に勉強することがポイントです。

学校が終わったあとの放課後は、習い事があったり友だちとの約束が入ったりなど、急な予定変更も少なくありません。一方、朝の時間帯であれば、急に予定が入ることは少ないでしょう。そのため、朝の時間帯は学習習慣を身につけるのに最適な時間帯といえます。

苦手なことでも取り組みやすい

朝目覚めると、脳は少しずつ睡眠状態から覚醒状態にシフトしていきます。朝は、脳内のドーパミンやアドレナリンといった物質が分泌されやすい時間帯です。神経伝達物質であるドーパミンが増えると、集中力や幸福度が高まり、ポジティブな気持ちになりやすいといわれています。

また、アドレナリンが分泌されると血糖値が上昇し、集中力が高まります。やる気や自信に満ちている朝の時間帯は、効率的に勉強でき、苦手なことや難しい問題にも取り組みやすいでしょう。

制限時間があるからこそ集中できる

時間に余裕があると思うと、ついダラダラしてしまいませんか? ところが、テストや試験のように制限時間を設けることで、より集中して取り組めるというかたも少なくありません。

朝の勉強には、家を出るまでという制限時間があり、限られた時間内で勉強しなくてはいけません。締め切り効果(タイムプレッシャー)を上手に活用して、集中力を高めましょう。 

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朝学習を効率的に! 朝に取り入れたい勉強法とは?

朝学習をより効率的にするためには、目覚めたらカーテンを開けて朝日を浴びることがオススメです。朝日を浴びることでセロトニンという物質が生成され、脳が活性化されます。体を軽く動かして、頭と体をしっかり目覚めさせましょう。

ここでは、朝学習をより効率化させるために、ぜひ取り入れたいオススメの勉強法を2つご紹介します。

1.前日に暗記した内容を復習する

実は、朝の時間帯に暗記系の学習に取り組むのはあまり効率的とはいえません。1日を過ごす中で、脳には次々と新しい情報が入り積み重なっていきます。朝に記憶した情報は、日中に取り入れた情報により、夜眠りにつくころには薄れてしまうことも考えられます。そのため、思考力が働く朝の時間帯は、前日に暗記した学習内容をチェックするのが効果的でしょう。

なお、記憶は睡眠によって整理・定着するため、暗記系の学習に取り組むなら、夜寝る前がベストです。

2.思考力や創造力を使う問題にチャレンジする

前日に暗記したことのチェックが終わったら、思考力や創造力を使う問題に取り組みましょう。1日の中でもっとも頭が冴え、やる気に満ちた朝の時間帯は、算数の応用問題や作文などがオススメです。

また、朝の時間帯は日中と比べ、話し声や外の騒音なども少なく静かな環境で勉強できます。難しい問題などにも集中して取り組めるため、効率的に勉強できるでしょう。

朝学習を習慣化させるコツ

朝は苦手でなかなか起きられない! という子どもは多いでしょう。メリットがたくさんある朝学習を習慣化させるにはコツがあります。最後に、朝学習を習慣化させるコツについてご紹介します。

目標を決める

朝学習を習慣化するためには、勉強する時間や起きる時間などの目標を決めることが大切です。始めのうちは、10分など短い学習時間からスタートさせるのもオススメです。10分できるようになったら30分、1時間など、慣れてきたら少しずつ時間を伸ばしていきましょう。

ちょっと物足りないくらいが、無理なく続けられるコツです。子どもの様子を見ながら、子どもと定期的に話し合って目標を見直しましょう。

ルーティンを決める

決まった朝のルーティンをつくることで、子どもが朝学習に取り組みやすくなります。たとえば、朝起きたら顔を洗い着替えてから、勉強机に着き学習をスタートさせるなどといった明確なルーティンをつくることで、勉強に取り組む準備が整います。

ルーティンをつくることで学習習慣はもちろん、時間を効率的に使うことも身につくでしょう。

睡眠時間をしっかり確保する

スッキリと目覚めるためには、十分な睡眠時間を確保することも必要です。しっかりと睡眠をとることで、頭も体もリフレッシュでき、朝学習の効率もアップします。学習効果を実感しやすい上に、早起きしても日中の負担が少なくなり継続しやすくなります。

小学生ならできれば8時間以上の睡眠時間を確保しましょう。朝6時に起きるのなら夜10時までには就寝するなど、逆算して生活リズムを整えられるよう保護者もサポートしてあげてくださいね。

保護者もいっしょに朝活する

保護者も子どもといっしょに朝学習をするのもオススメです。資格取得のための勉強に取り組んだり読書をしたりなど、家族そろって朝学習に取り組んでみるのはいかがでしょうか? 子どもといっしょに朝学習することで子どもとのコミュニケーションにもつながります。保護者は勉強ではなく、家事や趣味の時間にあてるのもよいでしょう。

子どもと同じ時間に起きて朝活に取り組むことで、朝学習に対するモチベーションが上がる子もいるでしょう。

達成感を感じられるような仕組みづくりも大切

朝学習に取り組みたい気持ちがあっても、早起きするのはやっぱりつらいですよね。朝学習を習慣化するためには、達成感を感じられるような仕組みづくりも大切です。

たとえば、朝学習できた日はカレンダーにシールをはるなど「見える化」すると、子どもが達成感を感じやすいでしょう。1週間継続して朝学習できたら、週末にちょっとしたごほうびを用意してあげるのもオススメです。

朝学習で充実した1日をスタートさせましょう!

1日の中でもっとも頭が働くのが朝の時間帯です。小学生のうちから、毎日決まった時間に起きて勉強する習慣を身につけておくことはとてもよいことですよね。

朝という脳のゴールデンタイムの効果は子どもも大人も同じです。早起きは苦手……というかたも、ぜひ子どもといっしょに早起きをして、朝の時間を充実させましょう! 

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