【小学3年生(8歳・9歳)】読書感想文に最適な本14選と書き方のコツ PR

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【小学3年生(8歳・9歳)】読書感想文に最適な本14選と書き方のコツ

今年の夏休みは、旅行や帰省など、昨年まではできなかった予定をたくさん立てて心待ちにしているお子さんも多いことでしょう。
しっかりと夏休みを楽しむために、宿題はきちんと済ませておきたいですね。
学校によって出される宿題はさまざまですが、ワークブックやドリルなどの勉強に加え、自由研究や観察日記、読書感想文などの提出が必要な場合もあります。
今回は読書感想文の書き方のコツと、小学3年生(8歳・9歳)に適したおすすめの本を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

文/こそだてまっぷ編集部

目次

小学3年生(8歳・9歳)の読書感想文の書き方は?

読書感想文はどのような手順で書き進めればよいのでしょうか? 小学3年生(8歳・9歳)のお子さんであれば一人で完成できる子もいるかと思いますが、お子さんによってはまだ親のサポートが必要になるでしょう。お子さんが困っているようなら、本選びや大まかな構成などについて、相談に乗ってあげてください。

読書感想文は、主に次のような流れで進めていきます。

1. お子さんが興味のある本を何冊か読んでみる
2. 気に入った一冊を選ぶ
3. 導入・本文・まとめなど、大まかな構成を考える
4. 感想文を書く際に必要な関連情報を調べる
5. 下書きをする
6. 清書をする

小学3年生(8歳・9歳)向け! 読書感想文の本の選び方

読書感想文の本は、お子さん自身が興味のある内容のものを選びましょう。夏休みに新たに読む本でも、すでに何度も読んでいるお気に入りの本でもよいですね。

お子さんが悩んでいるようなら、感想文が書きやすそうな本について親がアドバイスしてあげましょう。小学3年生(8歳・9歳)のお子さんに適した本は、次の3つのポイントを参考に選んでみてください。

①お子さんが興味のあるテーマのもの

小学3年生(8歳・9歳)ごろになると個性もはっきりしてきて、本の好みもお子さんによってさまざまです。フィクションの小説だけでなく、歴史や伝記、ドキュメンタリー、科学、環境問題など、さまざまなジャンルから、お子さん自身が興味のあるものを選ぶとよいですね。

好きなテーマなら、普段からお子さんが知識を得たり考えたりする機会も多く、自分の言葉で書いた内容の深い感想文が書けるでしょう。

②メディアミックスされたもの

まだあまり読書習慣がついていない、というお子さんであればメディアミックス作品がおすすめです。お子さんが好きな映画やマンガ、アニメなどの原作や小説版に挑戦してみましょう。ストーリーをすでに知っているため、物語をイメージしやすく、長文でも抵抗なく読み進められるでしょう。挿絵が多いものなら、より読書意欲がわきそうです。

また、好きな作品なら登場人物やキャラクター、時代背景などについても詳しいため、より具体的な内容の濃い感想文になるでしょう。

③世界の名作本に選ばれているもの

幼児のころに絵本で読んだことのある、世界の名作もおすすめです。時代を超えて読み継がれてきた名作は、ストーリーがわかりやすく、子どもの共感を得やすいものが多くそろっています。

同じ内容でも、小学3年生(8歳・9歳)向けの文章量や挿絵の本に挑戦すれば、読みごたえもあり、感想文も書きやすくなるでしょう。

小学3年生(8歳・9歳)の読書感想文におすすめの本14選

こちらでは、小学3年生(8歳・9歳)の読書感想文におすすめの本14選を紹介します。対象年齢が少し高めの長文のものから、短時間で読めるかんたんなものまで、さまざまなジャンルの本を紹介しています。お子さんが興味を持ったものは、どんどん読んでみてくださいね。

消えた図書室

西村友里(作)
大庭賢哉(絵)
定価 1,430円 (税込)

『消えた図書室』は、小学校中学年対象の、「消えた」シリーズ最新刊です。全128ページ、読みやすい文字といきいきしたイラスト、ドキドキはらはらする展開で小学3年生(8歳・9歳)のお子さんが楽しく読める一冊です。

図書室が消えてしまうという不思議なお話は、続きが気になって最後まで一気に読み進められるでしょう。「自分だったら何を消そう?」など、想像したことを感想文に書いてみてもよいですね。

海底二万マイル

横山洋子(監修)
ジュール・ベルヌ(作)
芦辺拓(編・訳)
藤城陽(絵)
定価 968円 (税込)

『海底二万マイル』は、約150年前に発表された冒険小説です。昔の作品ですが、その後映画化されたり、テーマパークのアトラクションに採用されたりと、小学3年生(8歳・9歳)のお子さんにもなじみのある物語ではないでしょうか。フィクション作品、冒険作品が好きなお子さんにおすすめしたい一冊です。

こちらの「10歳までに読みたい」シリーズは章立てが短く、カラーイラストが50点以上使用されており、長編を読んだことがないお子さんでも楽しく読み進められます。

北極と南極のへぇ~ くらべてわかる地球のこと

中山由美(著)
秋草 愛(絵)
定価 1,540円 (税込)

『北極と南極のへぇ~ くらべてわかる地球のこと』は、2つの極地に何度も訪れている新聞記者が、子どもにもわかりやすいように北極・南極について紹介する一冊です。

極地を調べることで地球の今も昔もわかること、また地球の未来についても考えるきっかけになることを教えてくれます。環境問題や科学に興味のあるお子さんにおすすめです。

消えたレッサーパンダを追え! 警視庁「生きもの係」事件簿

たけたにちほみ(文)
西脇せいご(絵)
定価 1,540円 (税込)

『消えたレッサーパンダを追え! 警視庁「生きもの係」事件簿』は、希少な生きものの密輸・密売にまつわる、実際に起こった事件を紹介した本です。密猟や密輸は、希少動物を絶滅させたり、生態系を壊してしまったりするなど、未来を脅かす犯罪であることを学べる一冊です。

難しいテーマですが、物語仕立てで読みやすく、巻頭には保護された動物の写真も掲載されています。生きものが好きなお子さんはもちろん、ミステリーや社会問題に興味のあるお子さんにもおすすめです。

レンタルロボット

滝井幸代(作)
三木謙次(絵)
定価 1,320円 (税込)

『レンタルロボット』は、健太という男の子が、自分のおこづかいで弟ロボットを手に入れるお話です。「弟がいたらなぁ」「お兄ちゃんなんていらない」「一人っ子になりたかった」など、自分のきょうだい関係について、一度は不満に思ったことのあるお子さんも多いかと思います。

もしも、その願いが実際に叶ったらどうなるのか? 最後は、読んだ大人も子どもも泣ける、兄弟姉妹について考えるきっかけとなる一冊です。

この世界からサイがいなくなってしまう アフリカでサイを守る人たち

味田村太郎(文)
定価 1,540円 (税込)

『この世界からサイがいなくなってしまう アフリカでサイを守る人たち』は、サイの密猟問題について書かれた、ノンフィクション物語です。角を狙った密猟が原因で、あと20年でアフリカからサイがいなくなってしまう可能性があるそうです。

野生動物の暮らしを守ろうとする人たちの姿を知り、動物の絶滅や命の大切さについて考えるきっかけになる本です。

へんくつさんのお茶会 おいしい山のパン屋さんの物語

楠章子(作)
井田千秋(絵)
定価 1,430円 (税込)

『へんくつさんのお茶会 おいしい山のパン屋さんの物語』は、山のふもとにある小さなパン屋さんのお話です。パンを焼くおばあさんは、へりくつばかり言うので、みんなからは“へんくつさん”と呼ばれていますが、小人やどろぼう、動物などとの出会いや別れを重ねるうちに少しずつ変わっていきます。

クリームパン、フレンチトースト、シナモンロールなど、美味しそうなパンがたくさん出てくる、食べものが大好きな小学3年生(8歳・9歳)のお子さんにおすすめの一冊です。

大人も気づいていない48の大切なこと キミの心をラクにするかんたんなヒント

Testosterone(著)
定価 1,430円 (税込)

『大人も気づいていない48の大切なこと キミの心をラクにするかんたんなヒント』は、小中学生に向けた、心をラクにするヒントを教えてくれる本です。「うまくいかなくてもいい、続けてみよう」「お手伝いは一石二鳥!」など、小学3年生(8歳・9歳)のお子さんが共感しやすい内容なので、自分が体験したことなども含めて感想文を書いてみるとよいでしょう。

登り続ける、ということ。 山を登る 学校を建てる 災害とたたかう

野口健(著)
定価 1,540円 (税込)

『登り続ける、ということ。 山を登る 学校を建てる 災害とたたかう』は、世界7大陸の最高峰を、当時最年少記録で登頂した野口健氏の著書です。死と隣り合わせの登山シーンや、被災地支援の取り組みなどについて書かれており、困難にあきらめず立ち向かい、挑戦することの大切さを知ることができます。

貧困や災害、教育格差や環境破壊など、世界をとりまく問題について感想を書いてみましょう。

そうなんだ! 日本の歴史のお話 戦国時代~現代編

大石学(監修)
東城太郎(文)
定価 1,100円 (税込)

『そうなんだ! 日本の歴史のお話 戦国時代~現代編』は、1話10分程度で読める「よみとく10分」シリーズの最新刊です。日本の歴史の名場面が25話収録されており、歴史に興味を持ち始めた小学3年生(8歳・9歳)のお子さんにおすすめの一冊です。

お子さんが気に入ったら、同シリーズの「古代~室町時代編」も読んでみて、気に入ったお話を感想文に選ぶとよいでしょう。

小説版 ITO

ナカムラミツル(原案)
田中創(作)
定価 1,210円 (税込)

『小説版 ITO』は、ナカムラミツル氏考案の大ヒットカードゲーム「ito」の世界観をベースに執筆された小説です。主人公たち怪盗団は難攻不落の監獄を脱出できるのか?

全240ページと読みごたえがありますが、挿絵も楽しく、ゲームが好きな小学3年生(8歳・9歳)のお子さんなら楽しく読み進められるでしょう。

四年ザシキワラシ組 夏がきた!

こうだゆうこ(作)
田中六大(絵)
定価 1,430円 (税込)

『四年ザシキワラシ組 夏がきた!』は、小学4年生の男の子と、学級文庫の本棚についているザシキワラシのお話です。学校が舞台になっているため身近な話題も多く、まだあまり長文を読んだことのない小学3年生(8歳・9歳)のお子さんでも、楽しく読めるお話です。

少しずつ成長し変わっていく主人公の姿に、自分を重ねて感想を書いてみるとよいでしょう。

青空モーオー!

堀米薫(作)
pon-marsh(絵)
定価 1,430円 (税込)

『青空モーオー!』は、都会に住む小学4年生の男の子が、いとこが働く牧場で、夏休みに家族と離れて1週間過ごす物語です。夏の牧場の風景を美しく表現したイラストがお話をイメージしやすく、小学3年生(8歳・9歳)のお子さんでも楽しく読み進められます。自然や動物とふれあうことで心が成長していく主人公に、共感できる部分も多いでしょう。

日常とは違う環境をお話を通して体験し、感想を書いてみましょう。

そうなんだ! しごとのお話

長田徹(監修)
定価 990円 (税込)

『そうなんだ!しごとのお話』は、仕事の疑問に答えるお話が42話収録された本です。「人はなぜ働くの?」「在宅勤務って何?」など、Q&A形式になっており、1話10分ほどで読めるため、まだ長文に慣れていないというお子さんにおすすめです。

すでにあこがれの職業があるお子さんにはもちろん、まだ世の中にどんな仕事があるか知らないというお子さんにとっても、将来の夢について考えるきっかけとなるでしょう。

小学3年生(8歳・9歳)が読書感想文を書く際のポイント

小学3年生(8歳・9歳)が読書感想文を書く際に知っておきたいポイントについて解説します。まだお子さんが一人で完成させるのが難しいようなら、おうちのかたは適宜サポートしてあげましょう。

①起承転結を意識する

最初から最後まで思ったことを書くのではなく、「つかみ」「なか」「まとめ」と起承転結となるように構成しましょう。

たとえば、「つかみ」ではこの本を選んだ理由など、「なか」ではお話の要約や共感した部分について、「まとめ」で自分の考えを書く、など大まかな内容を最初に考えるとまとめやすくなります。

②タイトルを工夫する

感想文をすべて書き終わったあと、まとめとなるような言葉をタイトルにつけます。「○○(本のタイトル)を読んで」というタイトルよりも、自分がいちばん伝えたいことや心に残った言葉などを入れることで、読む人が興味を持ちやすくなります。

いくつか自分で考えてみて、おうちのかたに選んでもらってもよいでしょう。

③感想文のメリットや効果を伝える

小学3年生(8歳・9歳)では、まだ感想文を書き慣れていないお子さんも多いでしょう。難しいからと途中であきらめてしまうようなときは、読書感想文に取り組むメリットや効果を伝えてあげましょう。

読書感想文は、自分の好きなお話のおもしろさを、みんなに伝えることが目的です。そして、お話の感想を通して、自分の考えをみんなに伝えることもできます。うまく伝えたいと思いながら読書をすると、いつもとは違った視点で読め、より深く物語を楽しむことができるでしょう。

小学3年生(8歳・9歳)の作文力を高めるドリル3選

読書感想文を完成させるには、お話を読んで理解する読解力自分の考えを正しく表現できる豊富な語い力、そしてそれを書いて伝える作文力が必要です。これらの力は、たくさん本を読むことで鍛えられます。さらに、ワークブックやドリルなどにも取り組めば、より効果的に伸ばすことができるでしょう。

小学3年生(8歳・9歳)に適したおすすめの教材を紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

空想作文ドリル 文章を書くのが好きになる

学研プラス(編)
定価 1,430円 (税込)

『空想作文ドリル 文章を書くのが好きになる』は、空想のテーマについて文章を書くドリルです。サッカー選手になりきった自己紹介文、宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士との交信、自分が考えた昔話など、短めの文章からステップアップして書いていくことで、さまざまな形式の文章が完成します。

まだあまり文章を書いたことがない、作文に苦手意識があるというお子さんにはぜひおすすめしたい一冊です。

必ず書ける あなうめ読書感想文

粟生こずえ(著)
青木伸生(監修)
定価 825円 (税込)

『必ず書ける あなうめ読書感想文』は、感想文をどのように書いたらよいのか悩んだときにおすすめの一冊です。テンプレート文章の空いている箇所に、自分が読んだ本に出てきたセリフや主人公の名前、自分の考えなどを記入していくと文章が完成します。

そのまま感想文として提出してもよいですが、このような文章例を参考に、自分で考えたオリジナルの文章に挑戦してみると、よりおもしろい感想文になるでしょう。

はじめての作文力ドリル 小学中学年用

樋口 裕一(著)
山口 雅敏(著)
定価 1,210円 (税込)

『はじめての作文力ドリル 小学中学年用』は、ご家庭での作文学習におすすめのワークブックです。作文を書く際に必要な「ことばのルール」、「発想」、「構成」の3点について、かんたんな問題から徐々にステップアップしながら学んでいきます。

カラーイラストと問題のおもしろさで、勉強という感覚ではなく、ゲームや遊びのように取り組める問題集です。

まとめ

読書感想文に挑戦したいというお子さんは、あまり多くはないかもしれません。親がある程度サポートするのも大変でしょう。しかし、作品を書き上げる喜びを得られたり自分の考えていることをほかの人に伝えるおもしろさを知ることができたり、また、親子でいっしょに取り組めばコミュニケーションも増えるなど、夏休みのよい思い出となるのではないでしょうか。

せっかくの長い休みですので、たくさん本を読み、お気に入りの作品を見つけてください。「学研出版サイト」には、読書感想文に適した本だけでなく、小学3年生(8歳・9歳)のお子さんが興味を持つ本がたくさんそろっています。ぜひお子さんとご活用ください。

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