【親のサポートがカギを握る⁉】夏休みの宿題で苦労しないための必勝ワザ5つ

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【親のサポートがカギを握る⁉】夏休みの宿題で苦労しないための必勝ワザ5つ

子どもたちが待ちに待った夏休みが始まります。1学期のがんばりを労ってあげたいところですが、忘れてはいけないのが夏休みの宿題です。
「何から始めさせたらいいのか分からない」「やり忘れている宿題があった……」など、子どもの夏休みの宿題に悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は夏休みの宿題をスムーズに取り組むためのコツをご紹介します。ぜひご参考にしてみてください。

目次

宿題で苦労する子にはふたつの共通点がある

夏休みの宿題で苦労する子にはふたつの共通点があります。

  1. 宿題の全体量を把握していない
  2. 宿題のスケジュール(工程表)をつくっていない。そもそもスケジュールの必要性もわかっていない

まず1.についてですが、苦労する子は、どんな宿題がどれだけあるのか、まったくわかっていません

ただ漠然と「たくさんある」と感じているだけです。ですから、なかなか手が出せません。
時間が経てば経つほどその量はより多く感じられるようになります。
それで、ますます手が出せなくなります。

関連記事:【今が習慣づけのチャンス!】宿題を習慣化しやすい環境づくりとオススメの工夫とは?

必勝ワザ1. 宿題の全体量を「見える化」する

まず初めにやるべき事は宿題の全体量を把握することです。
そのためには、宿題に関係するものを一カ所に集めて並べてみるといいでしょう。

例えば、夏休みの友、絵日記、算数のプリント、漢字ドリルと書き取り帳などだと思います。自由研究や読書感想文など、まだ物として並べられない宿題は紙に書き出します。
つまり、宿題の見える化です。

一カ所に並べてみるだけで、だいたいの全体量がわかります。
漠然とでも「これだけやればいいのだ」とわかることで、心理的な負担が少し軽くなります。

また、やるべき事をもう少し詳しく、ホワイトボードなどに書き出すのもいいでしょう
「夏休みの友○ページ。絵日記3枚。算数プリント4枚。書き取り20ページ。読書感想文3枚。自由研究ケント紙1枚」

ここまでやれば、やるべきことがかなりはっきりしてきます。

必勝ワザ2.スケジュールをつくって作業工程を「見える化」する

次に、スケジュールをつくります
スケジュールを書きこむのは、家にあるカレンダーでもいいですし、学校から出された生活表やがんばり表でもいいです。

次のようなことを書きこんで作業工程を「見える化」します。

  • 夏休みの友を毎日○ページ。7月○日から8月○日まで。
  • 読書感想文は8月1日に始めて8月5日に終わる。
  • 自由研究は8月16日から8月20日まで。

夏休みの友をやる期間は青色で囲むとか、読書感想文をやる期間は緑色で囲むなど、色分けするのもいいですね。
それぞれの宿題の締切日を赤色で目立つようにするのも効果的です。

必勝ワザ3.実行過程を「見える化」する

どれくらい実行できているかを「見える化」することも大切です。

予定通りに進んだ日には花丸をつけます
まあまあなら一つ丸、イマイチなら三角、あるいはバツです。
事情によりできなかった日は斜め線をつけます。

必勝ワザ4.親が毎日見届ける

実行の過程で大事なのは、親が毎日必ず見届けをすることです。
見届けとは、やるべき事がやれたか見てあげて、やれていたらほめ、やれていなかったらやらせてほめることです。

親が見届けをしてあげないと、ほとんどの場合、子どもはやらなくなります。親の見届けが続けば子どもも続けることができます。

いちばんまずいパターンは、親が見届けをサボっておきながら、何日か経ってから親が急に見て「やってないじゃないか」と叱ることです。

実は親自身が見届けをサボっていたのに、自分の事は棚に上げて子どもを叱る親が多いです。

必勝ワザ5.必要に応じてスケジュールの見直しをする

初めに一生懸命スケジュールを考えても、いざ実行してみると、実行不可能なものだったということもよくあります

こういうときすぐ感情的に叱る親がいますが、そんなことをする必要はありません。親子でもういちど作戦会議をして、スケジュールをつくりなおせばいいだけの話です。

親が毎日の見届けをしていれば、スケジュールの見直しもすぐにできます。これをしていないと、せっかくのスケジュールが叱るネタになってしまいます。

この記事の監修・執筆者

教育評論家 親野 智可等

長年の教師経験をもとに、子育て、親子関係、しつけ、勉強法、家庭教育について具体的に提案。著書多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても著名。Twitter、Instagram、YouTube、Blog、メルマガなどで発信中。オンライン講演をはじめとして、全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気となっている。

音声配信サービスVoicyの配信番組「コソダテ・ラジオ」の2022年12月の金曜マンスリーゲストとして出演。「家庭での学習習慣」について熱いトークを配信しています。

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