日本でもおなじみの秋の行事といえば「ハロウィン」ですね!
仮装を楽しんだりお菓子をもらえたりするハロウィンは、大人も子どももワクワクしますよね。
そんなハロウィンの日には、子どもが喜ぶかわいいハロウィンメニューを作りませんか。
今回ご紹介するレシピは、どれもかわいくデコレーションをするので、作っているときからハロウィン気分でテンションが上がりそうです。
子どもといっしょに作って盛り上がり、見てかわいく食べておいしい、おうちハロウィンを楽しみましょう。
ビックリ! 丸ごとかぼちゃで「ジャックオランタンのマカロニグラタン」
【材料 4人分】
かぼちゃ(約2㎏)・・・1個
マカロニ・・・80g
ベーコン・・・80g(1㎝幅に切る)
玉ねぎ・・・1/2個(薄くスライスする)
しめじ・・・1/2パック(石づきをとり小房に分ける)
バター・・・40g
小麦粉・・・大さじ3
牛乳・・・300ml
顆粒コンソメ・・・小さじ1
ピザ用チーズ・・・50g
塩・こしょう・・・各少々
【作り方】
①
かぼちゃはラップに包んでヘタ側を下にした状態で、600Wの電子レンジで8分間加熱し、粗熱をとります。
☆加熱しすぎるとかぼちゃが割れてしまうことがあります。硬い部分が残っている程度のほうが、割れたり底がぬけたりしないので扱いやすくなります。
②
かぼちゃの上部を切り取り、周囲1~2㎝を残して丸い穴をあけ、スプーンで種とワタをかき出してかぼちゃの器を作ります。丸くくり抜いあ際に撮れた実は、1cm幅の角切りにしてボウルにとっておきます。
③
ジャックオランタンの顔になるように、かぼちゃの皮をナイフで削り取ります。
☆まず、ジャックオランタンの顔を子どもが油性ペンでかき、その線にそって保護者がナイフで皮を削り取るとよいでしょう。中身のグラタンがこぼれないように、黄色い部分が見える程度に皮を薄くむきましょう。
④
塩(分量外)を加えて沸騰させた湯にマカロニを入れて、表示時間よりも1分ほど短く茹でたら、ザルに取り出して湯を切ります。
⑤
温めたフライパンにバター、ベーコン、玉ねぎ、しめじ、②でボウルにとっておいたかぼちゃを順に入れて中火で炒めます。
⑥
⑤に小麦粉をふり入れて、粉っぽさがなくなるまで炒めたら、牛乳を少しずつ加えてダマにならないように混ぜ合わせます。④を加えてとろみがつくまで煮たら、顆粒コンソメと塩・こしょうで味つけをします。
☆かぼちゃの器の大きさによって、マカロニの量を調節してください。
⑦
③に⑥を詰めたら、ピザ用チーズをかけます。200度に温めたオーブンで、表面がこんがり焼けるまで10~15分程焼いたら完成です。
【ポイント】
通常、ジャックオランタンに使用するオレンジ色のかぼちゃは観賞用なので食べられませんが、食べられる西洋かぼちゃをジャックオランタンに見立てたこのレシピなら、見ても食べても楽しめますね。
グラタンを取り分けたあとのかぼちゃの器は、捨てずにカットしてサラダやスープに入れて使いきりましょう。
食べなきゃいたずらしちゃうぞ! 「ベーコンエッグのモンスターバーガー」
【材料 2人分】
バーガーバンズ・・・2個(半分に切る)
ロングベーコン・・・2枚
卵・・・2個
玉ねぎ(輪切り)・・・2枚(1㎝幅の輪切りにし、いちばん外側部分を使用する)
トマト(輪切り)・・・2枚(1㎝幅の輪切りにする)
リーフレタス・・・2枚(一口大にちぎる)
ライスチェダーチーズ・・・2枚
バター・・・10g
マヨネーズ・・・適量
ケチャップ・・・適量
塩・こしょう・・・適量
スライスチーズ・・・適量
のり・・・適量
【作り方】
①
中火で熱したフライパンに、バーガーバンズの切り口を下にして並べて焼きます。ほんのり焼き色がついたら取り出して、表面にバターを塗ります。
②
①のフライパンにロングベーコンを入れて、焼き色がつくまで両面を焼いたら取り出します。
③
②のフライパンの汚れをキッチンペーパーで軽くふきとったら、玉ねぎを入れて片面を焼き、裏返します。玉ねぎの中に卵を割り入れて蓋をし、卵に火が通るまで焼いたら塩・こしょうをします。
④
バーガーバンズ(下半分)の上に、リーフレタス、トマト、③をのせて、マヨネーズとケチャップをぬったら、スライスチェダーチーズをのせます。舌に見えるように②をのせて、バーガーバンズ(上半分)をかぶせます。
⑤
丸く切り取ったスライスチーズとのりで作った目の裏面にマヨネーズを少しつけて、バーガーバンズに貼りつけたら、頬の位置にケチャップをつけます。
☆つまようじやピックをさして固定すると、崩れにくく子どもが食べやすくなります。
【ポイント】
バーガーに目と頬をつけてベーコンをたらすだけで、かわいいモンスターバーガーのできあがり。バーガーに挟む具材はお好みでパティやアボカド、ピクルスなどを足してお好きにアレンジしてみてください。
おばけデコレーションが楽しい! 「ハロウィンデコカップケーキ」
【材料 ミニカップケーキ(直径4cm×高さ4cm)8~10個分】
卵・・・1個
牛乳・・・60ml
バター・・・60g(600Wの電子レンジで30~40秒加熱して溶かしておく)
薄力粉・・・100g
ココアパウダー・・・15g
ベーキングパウダー・・・3g
砂糖・・・60g
塩・・・少々
ブラックココアクッキー・・・6枚
生クリーム・・・100ml
グラニュー糖・・・10g
チョコペン(黒)・・・1本
【作り方】
①
ボウルに卵、砂糖、牛乳、溶かしバターの順に入れて、泡だて器でそのつどしっかり混ぜ合わせます。
②
①に薄力粉、ココアパウダー、ベーキングパウダー、塩を合わせてふるい入れたら、粉気がなくなるまで手早く泡だて器で混ぜ合わせます。
☆子どもはたくさん混ぜたがりますが、粉をふるい入れてから混ぜすぎると、粘り気が出て焼き上がりが硬い食感になってしまうので、ここは手早く混ぜましょう。
③
ポリ袋にブラックココアクッキー(3枚)を入れ、めん棒でたたいて砕いたら、②に入れてゴムベラで手早く混ぜ合わせます。
④
型にスプーンで生地を6分目まで入れたら、残りのブラックココア崛起―(3枚)を手で割って表面に差し込みます。これを180度に温めたオーブンで15分程焼きます。
⑤
ホイップクリームを作ります。氷水にあてたボウルに生クリームを入れ、グラニュー糖を3回に分けて加えながらハンドミキサーで角が立つまで泡立てます。
⑥
丸口金をセットした絞り袋に⑤を入れて、冷めた④に角が立つように絞り出します。チョコペンでおばけの顔をかいたら完成です。
☆ホイップクリームはソフトクリームを作るように絞り出し、少し傾けてあげると子どもがチョコペンで顔をかきやすくなります。
【ポイント】
子どもが作る個性豊かなおばけの表情は、ちょっとこわいけれどかわいらしく、愛着がわいてしまいます。デコレーションをしているときからワクワクが止まらない、とっても楽しくておいしいレシピです。
子どもといっしょにハロウィンメニューを作ったら、楽しいハロウィンの思い出として、子どもの記憶に残り続けると思いますよ。10月31日は子どもといっしょに、かわいくておいしいハロウィンをお楽しみください。
この記事の監修・執筆者
あちわ りか/大手食品メーカーで10年間商品開発を担当し、数多くのヒット商品を発売。内閣府食品安全委員会の専門委員の経歴を持ち、現在は子ども料理教室「食育クッキング」を主宰。自治体主催のパパと子ども向け食育講座の講師や、企業で幼児食の開発アドバイザーとしても活躍している。
食育クッキングInstagram
https://www.instagram.com/shokuikucooking/
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