そばにいると思っていた子どもがいつの間にか姿を消していてヒヤッとした、なんて経験のある保護者は多いのではないでしょうか。子どもは大人と比べて目線が低く、視野も狭いために保護者がそばにいても「置いていかれた」と勘違いして走りだしてしまうことがあります。
そこで、今回はお出かけ時にできる迷子対策や、よく迷子になるケースをご紹介しますので、お出かけ時の迷子対策の参考にしてみてください。
文/マムズラボ
子どもが迷子になりやすい場所とは?
子どもが迷子になりやすい場所にはいくつかの傾向があります。どのような場所で迷子になりやすいのかご紹介します。
子どもの興味を惹くものが多い場所
子どもが迷子になりやすい場所は、ショッピングセンターや遊園地、スーパーなど興味を惹くものが多い場所です。
おもちゃや催事など子どもにとって興味を惹かれるものが多い場所では、夢中になっておもちゃを見ているうちに保護者から離れた場所に来てしまい、保護者のいる場所がわからなくなるというケースが多くあります。
人出が多い場所
旅先で交通機関を利用した際の駅や観光地でも迷子の発生は多いです。小さな子どもは人混みに流されやすく、姿を見失わないようにするだけで精一杯なこともあります。
とくに旅先では大人も周りに気を配ったり場所を確認しながら動いたりする必要があり、注意が散漫になるため子どもから目を離してしまうケースも多く、迷子になりやすくなるでしょう。
行き慣れた場所
いつも買い物をしているスーパーなど、行き慣れている場所では保護者が油断してしまい、子どもを見失ってしまう可能性がむしろ高くなります。
遊園地や水族館などのレジャー施設に比べ、「いつも行っている場所ならだいじょうぶ」と保護者も気が抜けがちになり、警戒心が緩くなるためです。
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保護者が実践している迷子対策4選
ここからは、保護者が実際に行っている迷子対策をご紹介します。特別な準備をしなくてもすぐに実践できるものもありますので、お出かけの際はぜひ試してみてくださいね。
1.迷子札
「n / a」さんのInstagramより(@n.oa____)
https://www.instagram.com/p/CImfbMhJFMT/?igshid=MDJmNzVkMjY%3D
子どもの年齢を問わず実践できるのは、名前や連絡先などの個人情報を記載して子どもに持たせておく迷子札です。キーホルダーやパスケース、腕時計型など子どもが普段から身につけるものにしておくといざというときに便利でしょう。
n / aさんは子どもお気に入りの動物や葉っぱを縫い付けたポーチに入れる工夫をしています。迷子になっても連絡がつくよう、名前・住所・保護者の連絡先を記載した迷子札を持たせておくと安心ですね。
2.迷子防止ひも
「…g.ri」さんのInstagramより(@s.g.r.6.8)
https://www.instagram.com/p/CLAsVbrr_iA/?igshid=MDJmNzVkMjY%3D
1人歩きを始めた1歳半ごろから使えるのが、迷子防止ひも。迷子だけでなく、急な飛び出しなどの予期せぬ行動も防げます。イヤイヤ期で手をつなぎたがらない子どもの安全対策にも効果的です。ただし、見た目の問題から賛否両論です。
定番のハーネスタイプ以外にもリュックタイプ・手首同士をつなぐタイプなど種類は豊富ですので、下の子がいる場合やまだことばで言い聞かせることが難しい場合検討してみるのもよいでしょう。迷子になったり、事故にあったりしてからでは遅いので対策を行うと安心です。
3.GPS機能
「ともてぃིྀ」さんのInstagramより(@tomoty_ismart)
https://www.instagram.com/p/CYbJvhNv6Z3/
ともてぃིྀさんは迷子対策の方法として、GPS機能を活用する方法を紹介しています。子どもを完全に見失ってしまってもGPSを持たせておけば子どもの居場所が把握できます。
最近人気の子ども用GPSは現在地の確認だけでなく、移動履歴の確認、複数の保護者での情報の共有、相互連絡が可能といった機能が豊富です。危険スポットを事前に登録できるタイプや普段の活動エリアの外に出てしまったときに通知が来る機能がついたものもあるように用途に応じて選ぶとよいでしょう。
また、スマートフォンと連動して使える紛失防止トラッカーを子どもに持たせて迷子防止に利用することも可能です。かんたんな操作でセットアップでき、位置が把握できるので手軽に迷子対策をしたいかたにもオススメです。
ともてぃིྀさんのように、かわいい見た目の腕時計風にして子どもに渡せば、喜んでつけてくれるかもしれませんね。
4.家族でおそろいコーデにする
「ひーさん」さんのInstagramより(@hichan0116)
https://www.instagram.com/p/B0LXw1fhtPy/?igshid=MDJmNzVkMjY%3D
ひーさんさんは、迷子対策として家族でおそろいコーデにしてお出かけしているようです。おそろいにすることで、仮に迷子になってしまっても、見つけやすくなるそうです。選ぶ服装も派手なものや、ほかの人と被りにくいデザインにすれば、より見つけやすくなります。
ママやパパ自身が少し派手な服を着用するのに抵抗がある場合は、子どもだけでもおそろいにするか、目立ちやすい服装にするとよいでしょう。
子どもが迷子になったときのための対策3選
ここからは、子どもが迷子になってしまった際の対策方法をご紹介します。もしものための対策をしておくことで、万が一迷子になってしまったときでも落ち着いて対応できるように、日ごろから子どもに伝えておくとよいでしょう。
はぐれた場所から勝手に移動しないと約束しておく
迷子になると、子どもはパニックになり、保護者をさがしながら元いた場所から離れてしまうことがあります。そうなると、さらに子どもを見つけにくくなってしまう恐れがあります。
そのため、「迷子になっても必ず見つけだすから、動かないで待っていてね」と伝え、事前に子どもとシミュレーションをしておくことが大切です。
店員さんに「迷子になったと伝える」ことを約束しておく
迷子になった際は、店員さんや施設のスタッフに迷子になったことを伝え、助けを求めることも約束しておきましょう。もちろん周りの一般の大人に助けを求めてもよいですが、子どもだけで信頼できる大人を見極めることは難しいものです。そのため、「店員さんに伝えてね」と決めておいたほうが子どもも理解して行動しやすくなります。
また、迷子になったときは、「名前」「年齢」「保護者の名前」「どこから来たか」も伝えられるように練習しておくことも大切です。まだ子ども自身の口で説明するのが難しい場合は、最初にご紹介をした名前などを記載した迷子札を持たせておくこともオススメです。
はぐれた場合の集合場所を決めておく
迷子になってしまったときに集合する場所を事前に決めておくことも大切です。よく目立ちやすい看板や入口付近など、子どもでもわかりやすい場所に決めることがポイントです。
子どもとのお出かけは、事前にしっかりと迷子対策をしておくと安心!
せっかくの楽しいお出かけ中に子どもが迷子になってしまうと、保護者も心配でたまりませんよね。子どもにとっても不安でいっぱいの時間となってしまいます。街には危険な場所もあるため、子どもが1人で危険な場所に立ち寄らないように、できるだけ早く見つけたいものです。本記事でご紹介した対策法を参考に、家族で話し合ってみてくださいね。
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