【食べ物・秋の味覚】こそだてまっぷの絵本棚

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【食べ物・秋の味覚】こそだてまっぷの絵本棚

実りの秋、食欲の秋、秋はおいしい食べ物がたくさんありますね。秋ならではの食べ物が登場する絵本を紹介します。
絵本のセレクトをしてくださったのは、長野県にある児童書専門店「ちいさいおうち」の広報担当、エッセイストの越高綾乃さんです。


目次

10月 第2回

「食べ物・秋の味覚」がテーマのオススメの本

2~3歳向け! 『14ひきのやまいも』  

作/いわむら かずお 1,430円 童心社

【あらすじ】
おとうさん、おかあさん、おじいちゃん、おばあちゃん、そして10ぴききょうだいのねずみの大家族。いつも仲良しの14ひきの一家が秋の森にやまいもほりに出かけます。落ち葉をどかして、シャベルでザックザックほっていくと、やまいもが土の中から出てきました。みんなで協力してほった大きなやまいも、おうちに持って帰ったら、おいしく料理していただきましょう。

【オススメポイント】
14ひきの一家といっしょに、自然や季節を楽しむことができる人気のシリーズ。今回ご紹介したのは、今の季節にぴったりの秋のおはなしで、ページをめくると、秋の森の風景が広がります。秋色に色づいた落ち葉や木の上のむかごなど、実りの秋を感じてください。家族のだれが、どこでどんなことをしているのかを探しながら読むのも、このシリーズの楽しみのひとつです。最後のページ、みんなで食卓を囲んでいる場面でほっこり和んでくださいね。


3~4歳向け! 『ばばばあちゃんの やきいもたいかい』 

作/さとう わきこ 1,100円 福音館書店

【あらすじ】
落ち葉の季節。落ち葉を集めて、たきびを囲んだら、もう一つのお楽しみ・やきいもたいかいのはじまりはじまり。ばばばあちゃんのやきいもたいかいでは、たきびの中に入れるのはさつまいもだけではありません。みんながそれぞれ「やいたらおいしくなりそうなもの」を持ち寄りました。さて、おいしいやきいもできるかな? そのほかの焼いたものはどうなるでしょうか?

【オススメポイント】
なんでもありのばばばあちゃんのやきいも大会。定番のさつまいもはもちろん、じゃがいも、おもち、どらやき、チーズ……焼いたらきっとおいしくなりそうなものから、どんな味になるのか予想できないものまで、バラエティ豊かに揃いました。たき火であぶったり、ホイルに包んでたき火の中に入れてみたり。作るのも食べるのも、ワクワク・ドキドキ楽しそうです。
やきいも大会のあとは、残った食材でひと工夫。食べ物をむだにしない、ばばばあちゃんの知恵はあっぱれですよ!


4~5歳向け! 『おおきな おおきな おいも』

原案/市村久子 作・絵/赤羽末吉 1,320円 福音館書店

【あらすじ】
あしたは、あおぞらようちえんのあおぞら遠足。みんなで楽しみにしていたのに、雨がふってしまい、あおぞら遠足は1週間後に延期になってしまいました。がっかりした子どもたちですが、遠足のかわりにお部屋の中で、大きな大きなおいもの絵をかきはじめます。紙をつなげて大きくしていったら、びっくりするほど大きな大きなおいもが完成。さて、こんなに大きなおいも、どうやって掘るのかな?

【オススメポイント】
遠足に行けなくてがっかりした子どもたちが、みんなで想像をふくらませて、最終的にはとっても楽しいおいもほりごっこ遊びに発展していきます。大きな紙にみんなでお絵描きをして、そこから自然にごっこ遊びに発展して…こんな風に思いっきり遊べるのって、子ども時代の特権ではないでしょうか。
もしかして子どもが描いたのかしら? と思ってしまうほど、自由でのびやかな赤羽末吉さんのイラストもとってもすてきです。


大人向け! 『パパがやいたアップルパイ』

文/ローレン・トンプソン 絵/ジョナサン・ビーン 訳/谷川俊太郎
1,650円 ほるぷ出版

【あらすじ】
パパが焼いた、あまくてあつあつのアップルパイからはじまる「つみあげうた」。アップルパイからりんご、りんごからりんごの木、りんごの木からその木のねっこ…と、次々に関係するものが増えていきます。そのスケールが少しずつ大きくなっていき、ついには!? 最後には、みんなでおいしいパイを食べてひとやすみ。

【オススメポイント】
身近なものをたどっていくと、広い世界に繋がっていくという、なかなか壮大なお話。リズムのある言葉と、おさえた色合いがどこか懐かしいイラストで描かれています。つみあげうたは目で文字を追うだけよりも、声に出して読んだほうが断然楽しいので、ぜひ声に出して読んでみてください。また、言葉とイラストが連動していて、言葉がつみあがっていくのと同様に、描かれるものが増えていくので、イラストもすみずみまでご覧くださいね。
おいしいパイを食べながら、物思いにふけってみたくなる絵本です。

次回の絵本棚は11月。「七五三」をテーマにした絵本を紹介します。お楽しみに!

この記事の監修・執筆者

越高綾乃

長野県松本市にある、児童書専門店「ちいさいおうち書店」の広報担当。エッセイスト。著書に『つぎに、読むのどれにしよ? 私の親愛なる海外児童文学』『絵本のつぎに、なによもう? 幼年童話と過ごした日々』(かもがわ出版)がある。

https://www.chiisaiouchihon.jp/   @chiisaiouchihon

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