【夏のお楽しみ! ワクワクのお出かけがテーマの絵本】/こそだてまっぷの絵本棚

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暑い暑い夏! こんなときには、おうちでゆっくり絵本を楽しみましょう。
今回は、夏のお楽しみ「ワクワクのお出かけ」をテーマにした絵本を紹介します。
おうちの中でも、絵本を読みながら、いっしょに旅行に出かけた気持ちになれそう!
絵本のセレクトは、絵本専門士でNPO法人「絵本で子育て」センター認定絵本講師、現役の保育士でもある、遠藤裕美先生です。

目次

8月第1回

夏のお楽しみ! 「ワクワクのお出かけ」がテーマの絵本

◆2~3歳児向け! 『のりかえでんしゃ』

作・絵/もとやす けいじ 1,100円(税込) Gakken

【あらすじ】
お父さんと男の子が「いなかまち」から「だいとかい」の駅までお出かけするのですが、電車・汽車・路面電車・モノレール・新幹線と、全部で5つもの乗り物を乗り継いで行きます。

仕掛け絵本になっていて、仕掛け部分をめくると乗り物が進行方向へ進んだり、汽車が警笛を鳴らして煙を上げたり、楽しさが広がります。

 

【オススメポイント】
乗り物が大好きな子が多いクラスで読んだので、絵本を出すだけで「新幹線!」とうれしそうな声が出ていました。たくさんの乗り物が登場するので「乗ったことある~!」と話す子もいる一方で、路面電車やモノレールを知らなかった子も…。電車の絵本を見て、確認をしたり、夏のお休みを利用して実際に乗りに行ったりするのも楽しいかもしれませんね!

仕掛け絵本なので、めくったときに電車が進んでいたり、橋を渡っていたりといった変化も楽しいです。

目的地に着いた後の「あら? ぼうしはどこ?」のことばは、乗り物に注目していた子どもたち(+下読みをしていたときのわたしも)が、「えっ!?」となり、初めから読み返そうとしていました! いっしょにさがしてみてくださいね。

 

 

◆3~4歳向け! 『ペンギンきょうだい そらのたび』

作/工藤ノリコ 1,430円(税込) ブロンズ新社

【あらすじ】
「おおきなしま ひこうじょう」から、ペンギンのきょうだいが空の旅へ出かけます。

おねえちゃん、ペンちゃん、ギンちゃん。子どもたち3人で飛行機と気球を乗り継いで行く旅は、ドキドキワクワク! 機内食やおみやげ売り場など、細かなところまでじっくりと楽しめるお話です。

 

【オススメポイント】
ペンギンきょうだいシリーズ、今回は空の旅に出発です。細かなところまでていねいに描きこまれた絵が魅力の絵本。おうちのかたの膝の上で、じっくりと楽しむのにピッタリです。

「おおきなしま ひこうじょう」から、おじいちゃんのおうちへ向かう3人。初めての飛行機はドキドキです! 緊張のなかで思わず笑顔になってしまう機内食は、子どもたちの好きなものがいっぱい。見ていた子も、にんまりしていましたよ♪乗り継ぎの場所では、ギンちゃんが行方不明になるというハプニングも! ぜひぜひさがすのを手伝ってあげてくださいね!

たくさん並んだおみやげの数々に「これ何?」がいっぱい! 楽しい時間でした。

気球に乗り換えて、たどり着いたところは「まっしろやま ひこうじょう」! 出発した飛行場には、ヤシの実があったり南国の花が咲いていたりしたので、一気に涼しい気持ちになります。暑い夏、涼しいところで過ごすのもすてき!
いっしょに旅した気持ちになれる1冊です。

 

◆4~5歳向け! 『まほうの夏』

作/藤原一枝 作・絵/はた こうしろう 1,430円(税込) 岩崎書店

【あらすじ】
東京で暮らしているきょうだい。学校のプール、ゲーム、麦茶。それとポテトチップスの毎日が一転! お母さんの田舎に行くことになり、ワクワクの夏休みが始まります。木登りや虫とりなど、体験したことのないできごとがいっぱい詰まっています。

 

【オススメポイント】
ビルに囲まれた生活から一転して、都会で暮らすきょうだいがお母さんの田舎へ遊びに行くことに! 現地の子に誘われて体験する遊びはワクワクがいっぱいです。

大自然のなかで木登りをしたり、虫とりをしたり、夕立に打たれたり…。体は擦りむくし、川にも落ちたし、蚊にもいっぱいさされました。

でも、大自然の洗礼を受けてヘトヘトな姿のなかにも、どこかいきいきとした姿が描かれていて、どんどんたくましく成長していくきょうだいの様子が!

子どもも、そんな様子を感じ取って、いっしょに体験しているかのようなキラキラした表情で見ていましたよ。

最後の場面。すっかり日に焼けた体が、楽しく過ごした夏の日々を物語っています!

 

 

◆大人向け! 『夏がきた』

作/羽尻利門 1,650円(税込) あすなろ書房

【あらすじ】
夏がきて、風鈴が下げられてお茶が麦茶に変わって…。元気よくかけていく子どもたち。待ちに待った季節が始まります。自然に囲まれた海辺の町での夏の日常が描かれていて、夏の音、夏の匂いが感じられる絵本です。

 

【オススメポイント】
小さなころ、夏休みに訪れた祖母の家は、後ろが山で前は海。まさにこの絵本には、おばあちゃんの町が広がっていました。

絵本を開いたときに目をひく、夏の空・海の青に加えて、大自然の緑の色彩がとても気持ちがよく、一瞬で絵本の世界に引き込んでくれるような魅力をもっていると思います。

子どものころ、どんな夏休みを過ごしましたか? どんな音、匂いを感じていましたか?
この絵本を開くと、懐かしく思い出されるかもしれません…☆

 

次回(8月19日更新)は、「おばけ・妖怪」をテーマにした絵本を紹介します。

お楽しみに!

この記事の監修・執筆者

絵本専門士・保育士  遠藤裕美

絵本専門士7期生。NPO法人「絵本で子育て」センター認定絵本講師。現役保育士として、絵本を取り入れた保育を実践している。地域の読み聞かせボランティアの経験も多数。保育雑誌や書籍にて、絵本のセレクトや、執筆も行っている。監修書に『年齢別! 子育てママ&パパの頼れる絵本193』(ユーキャン)。

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