【物価高騰の今こそ始めたいベランダ菜園!】子どももいっしょに簡単に育てられる野菜とは?

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【物価高騰の今こそ始めたいベランダ菜園!】子どももいっしょに簡単に育てられる野菜とは?

近年よく耳にするようになった「ベランダ菜園」。「興味はあるけれど、集合住宅だし、収穫まで育てることも難しそう……」などと、ハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、方法さえわかれば、ベランダのプランターでも比較的簡単に収穫体験ができますよ。また、子どもの食育や親子の触れ合いにもオススメです。

そこで今回は、ベランダ菜園初心者でも、子どもといっしょにチャレンジできる野菜をご紹介します。必要な道具などもご紹介しますので、ベランダ菜園の参考にしてみてくださいね。

文/マムズラボ

目次

子どもといっしょにベランダ菜園で作る野菜の選び方

子どもといっしょにベランダ菜園で作る野菜の選び方

初めてのかたや、ご自宅に畑や庭がないというご家庭にオススメするのが、プランターを利用したベランダ菜園です。プランターで育てて収穫できる野菜は意外と多くあります。

まずは、子どもといっしょにベランダ菜園をしたいと考えているかたに向けて、どのような野菜を選ぶのがよいか、解説します。

育てるのが難しい野菜は避ける

せっかく子どもといっしょにベランダ菜園に挑戦しても、途中で枯れたり収穫に失敗したりすると、親子ともどもモチベーションが下がってしまいますよね。もちろん、どのような野菜でも失敗しないとは言いきれませんが、育て方が難しいとされる野菜は避けたほうがよいでしょう。

たとえば、確実な受粉が必要なトウモロコシや、大きくておいしい実を作るのは農家でも難しいといわれるスイカなどは避けるのが無難です。また、成功かどうか収穫時までわかりにくい根物よりも、毎日の成長が目に見える野菜のほうがオススメです。

自宅の日当たりや気温などを考慮して、失敗が少なそうな野菜を選びましょう。

子どもが好きな野菜を作る

普段からよく食べるような好きな野菜であれば、子どもも張り切ってお世話をしてくれます。苦手な野菜を作ることで好き嫌いを克服したいと考える保護者もいるかもしれませんが、丹精込めて栽培したうえで、「やはり嫌い」と拒否されてしまうと、保護者も感情的になりかねません。

少なくとも最初のうちは、栽培も食事も楽しめる、子どもが好きな野菜がオススメです。

珍しい野菜にチャレンジしてもOK

黄色いミニトマトやミニキュウリなど、普段あまり食卓に並ばないような野菜にチャレンジできることも、ベランダ菜園の魅力のひとつ。

ミニ野菜は、生育期間が通常のものより短いことが多く、収穫数が多いというメリットもあります。自分で育てたかわいらしいミニ野菜は、子どもの食への興味も引き立ててくれるでしょう。

【オススメ記事】野菜好きになるきっかけは子どもの頃の栽培と収穫体験

ベランダ菜園に必要な道具と選び方

ベランダ菜園に必要な道具と選び方

次に、ベランダ菜園に必要な道具と、その選び方のポイントをご紹介します。

プランターはサイズと形状で決める

手軽にベランダ菜園をはじめるために、まずはプランターを用意します。大きさや深さは、育てる野菜に適したものを選びましょう。実がなる野菜は思った以上に根を張るため、大きさも深さも必要です。

また、何度も間引きをして育てるレタスミックスや、成長が早いハーブなど、小型プランターで十分なものもあります。見た目がかわいいプランターはやる気のアップにつながりますが、排水性や耐久性も考慮して、野菜に合った材質や形状を調べるとよいでしょう。

虫・鳥の被害にはネットが有効

ベランダ菜園で野菜を作っていると、鳥や虫の被害にあうことがあります。野菜そのものが食害にあってしまったり、虫を媒介した病気になってしまったりといった被害を受ける可能性があるため、対策をしておかなければいけません。

そのため、早めにプランターを防虫ネットなどで覆い、虫や鳥による被害を防ぎましょう。鳥対策としては、ベランダ全体にネットを張るのもオススメです。

グリーンカーテン作りには支柱とネットを

キュウリやゴーヤなど、ツル系の野菜はグリーンカーテンにするのもすてきです。そのために必要なものが支柱とネットです。

支柱の高さは窓にたてかけられるものにし、ネットは10平方cmほどの目のものを選びましょう。ネットの素材や色にはさまざまな種類がありますが、初心者の場合は、ツルをかけていく際に色の区別がつきやすいように、白っぽい色を選ぶのがオススメです。

そのほかにも、強度の高い化学繊維のものや、簡単に捨てられる天然素材のものなどがあるので、優先したい条件に合わせたネットを選んでみてくださいね。

初心者でもOK! ベランダ菜園できるオススメの野菜5選

初心者でもOK! ベランダ菜園できるオススメの野菜5選

初心者でも失敗が少なく、手軽にベランダで栽培できる野菜を5つご紹介します。種からではなく、苗から挑戦できるものも多いですよ。親子で好きな野菜があれば、ぜひ詳しい栽培方法を調べてみてください。

1. ブロッコリー

ブロッコリー

初心者でも手軽に育てられるブロッコリーは、ベランダ菜園での栽培にオススメの野菜のひとつです。丈夫で耐寒性に優れ、四季を問わずに育てられます。

ブロッコリーは日当たりと水はけがよく、土壌がやや酸性であることを好みます。植木鉢でも育てられるため、広いスペースがなくてもベランダや窓際に置いて育てられるでしょう。

また、種から育てることも可能ですが、苗からはじめるとより簡単に育てられます。ブロッコリーは収穫後も成長を続け、脇芽から新たな芽が出てきますので、一度植えれば長期間楽しむことが可能です。

適した植えつけと収穫の時期は以下のとおりです。

植えつけ時期 夏まきの場合:7~9月ごろ
冬まきの場合:1~3月ごろ 
収穫時期 夏まきの場合:10~12月ごろ
冬まきの場合:5~6月ごろ 

2. ニンジン

2. ニンジン

ニンジンもベランダ菜園でも育てやすい野菜のひとつです。種まきは春と夏が適期ですが、日本の多くの地域では年間を通じて栽培できます。適度な日光と水分を確保し、緩やかに排水する鉢土を選べば、コンパクトな空間でも成長するでしょう。

また、深さ30cm程度の鉢を用意すれば、根が深く伸び、きれいなニンジンが育ちます。収穫の目安は種をまいてから約3〜4か月後、根頭が見えてきたらOKです。

植えつけ時期 春まきの場合:3~4月
夏まきの場合:7~8月 
収穫時期 春まきの場合:7~8月
夏まきの場合:10~12月(暖地の場合は2月ごろまで収穫可能) 

3. 芽キャベツ

3. 芽キャベツ

芽キャベツは、小さなキャベツのような形状をしている野菜です。小さな鉢でも栽培可能で、子どもや初心者でも比較的簡単に取り組めます。また、そのコンパクトなサイズはベランダ菜園にぴったりといえるでしょう。

育つとひとつの鉢から多数の芽キャベツを収穫できるのも、オススメできるポイントです。キャベツの芽は、調理も簡単で、さまざまな料理に利用できます。サラダ、スープ、炒め物など、日々の食卓がより豊かになりますね。

植えつけ時期 7~8月 
収穫時期 11~2月 

4. 葉ネギ

4. 葉ネギ

葉ネギも初心者でも簡単に栽培できる野菜のひとつで、ベランダ菜園にもオススメです。種をまいてから約2か月で収穫できます。また、葉ネギは切っても再び成長するため、一度植えれば長期間楽しむことが可能です。

葉ネギの育て方は非常にシンプルで、日当たりのよい場所にプランターを置き、種をまくだけです。種は深さ1cmほどで植え、均一に水を与えましょう。

葉ネギは、料理にも幅広く活用でき、風味を引き立てる調味料としてはもちろん、サラダやスープにも活用できます。初めてのベランダ菜園に、ぜひ葉ネギを加えてみてください。

植えつけ時期 5~9月 
収穫時期 6~11月 

5. 水菜

5. 水菜

水菜も初心者にとって育てやすいベランダ菜園に適した野菜です。栄養価が高く、サラダや和え物、鍋物に使えます。水菜の種は直まきするだけで十分で、種まきは春と秋の年2回です。日当たりがよく、風通しがよい場所を選ぶと成長が早くなりますよ。

水菜の種をまく際には、植木鉢やプランターの土表面に均等に種をまき、その上から薄く土を被せます。水は適度にかけてあげることが大切で、土が乾いたら与えてあげてください。

順調に育つと1か月ほどで収穫できます。おいしくて簡単に育てられる水菜は、ベランダ菜園の初心者にはとくにオススメの野菜です。

植えつけ時期 3~10月 
収穫時期 5~3月 

初心者でも簡単に育てられる野菜で子どもといっしょにベランダ菜園をはじめよう!

初心者でもかんたんに育てられる野菜で子どもといっしょにベランダ菜園をはじめよう!

夏から秋にかけて育てられる野菜はほかにも多くあります。ベランダ菜園を通して、自分で植える体験や水やり、剪定の体験、毎日育つ様子の観察、収穫して食べることなど、子どもたちは多くの体験ができます。

手間のかからない野菜や、プランターひとつで栽培できる野菜も多いので、家庭菜園が初めてのかたもぜひトライしてみませんか。

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