【子ども向け春の虫クイズ10問】~ミミズの体は2つに切れるとどうなる?~めざせ虫博士!

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あたたかな季節になると、さまざまな虫が活動的になります。虫に興味をもつ子どもも多いですが、虫の名前はわかっても、特徴や生態について詳しく知らないママパパも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、春によく見られる虫の秘密をクイズ形式でご紹介します。大人でも「そうだったんだ」と驚く情報があるかもしれません。ぜひ親子でいっしょにトライしてみてくださいね。

文/マムズラボ

目次

【すべて解けたら虫博士!】春の虫クイズ

どの地域でも出会いやすい身近な虫についてのクイズをご紹介します。3択クイズになっていますので、小さな子どもでも楽しく取り組めますよ。

問題1:ナナホシテントウの好物は何でしょう?

①アリ
②アブラムシ
③ダニ






正解:②アブラムシ

小さくて、模様もかわいいナナホシテントウは子どもたちの人気者です。そんなナナホシテントウの好きな食べものは、アブラムシ。アブラムシは身近な野菜や植物にもくっついているので、散歩中などにも見つけられたら、近くにナナホシテントウもいるかもしれません。

ナナホシテントウは幼虫だと1日に20匹、成虫であれば、多いときは1日に100匹も食べるといわれています。野菜についているアブラムシを退治するために、農薬ではなくテントウムシを頼る方法もあります。

問題2:日本に生息しているチョウは約何種類でしょう?

①24
②240
③2,400






正解:②240

チョウは春のイメージが強い虫の代表です。身近なチョウとしてモンシロチョウやアゲハチョウなどが浮かびますが、実は日本には約240種類以上ものチョウが生息しています。

その中で、庭などの身近な場所で観察できるものは20種類ほどであるといわれています。実際に見ることは難しくても、図鑑などでさまざまな柄や大きさをしたチョウを調べてみると、おもしろいかもしれません。

問題3:もっとも遠くまで移動するチョウは、どのくらいの距離を飛ぶでしょう?

①10km
②100km
③1,000km






正解:③1,000km

「桜の花の 花から花へ」などの歌詞のように、ひらひら飛んでいるイメージが強いチョウですが、かなりの長距離を移動する種類もいます。

日本に生息する長距離移動をするチョウとしては「アサギマダラ」が有名です。アサギマダラは、生活に適した温度が限られるため、季節ごとに快適な場所へ移動する必要があるといわれています。

日本から台湾や中国本土まで、2,000km以上も飛んだという記録もあります。自分たちの住んでいる地域から1,000km離れた都道府県などを調べて子どもに伝えると、その距離の遠さに驚くのではないでしょうか。

問題4:ミツバチは花のミツを見つけたとき、どうやって仲間に伝えるでしょう?

①巣に戻ってダンスで場所を教える
②羽をこすって音を出し仲間をあつめる
③歌って遠くにいる仲間をよぶ






正解:①巣に戻ってダンスで場所を教える

ことばを話しているように見えない虫たちのコミュニケーションの取り方を想像してみるのも楽しいですね。ミツバチは、いい餌場を見つけたらその位置をダンスで巣の仲間に伝え、効率よく餌を採取しています。

餌場のおおよその距離や方角によって、丸く円をえがいたり、お尻や羽を振動させながら動いたりと、種類の違うダンスのような動きをしているといわれています。

問題5:食べものを求めて行列をつくる「働きアリ」の特徴は何でしょう?

①すべてオス
②すべてメス
③オスとメスが交代で働いている






正解:②すべてメス

よく動き働く、いわゆる力仕事というとオスを連想しがちではないでしょうか。しかしアリの場合は、女王アリ以外の産卵能力を失ったメスが、働きアリとして働いているのです。幼虫の世話や巣作り、餌集めなどで働いているすべてのアリがメスです。

それに対してオスは短命で、巣の中で過ごし、女王アリと生殖をするとすぐに死んでしまうのだとか。人間とは違いすぎるオスメスの生態にびっくりしますね。

問題6:トンボの幼虫を何というでしょう?

①イナゴ
②ヤゴ
③カサゴ






正解:②ヤゴ

成虫になると空を飛び回るトンボですが、幼虫は「ヤゴ」と呼ばれ水中で過ごします。水中や泥中、または植物の組織内にたまごを産み、水中で孵化したものが「ヤゴ」です。ヤゴは水の中で小動物を食べて生活し、7〜15回の脱皮を行いながら大きくなっていきます。

この幼虫期間は短いトンボだと2〜3か月ですが、長いトンボだと7〜8年もかかります。同じ種類の生き物でも大きな差があり、そこもおもしろいですね。なお、イナゴはバッタ科の虫、カサゴは魚です。

問題7:昆虫界最速といわれるトンボである「ギンヤンマ」の最高スピードはどれくらいでしょう?

①時速10km
②時速50km
③時速100km






正解:③時速100km

街中や畑などで、ゆらゆらと飛んでいるトンボも多く見られます。しかしギンヤンマの飛ぶスピードは昆虫界最速といわれており、最高速度では時速70km、瞬間的には100kmにも達します。

これは動物界最速のチーターにも匹敵する速さです。一般道路の車のスピードは時速60km、高速道路で100kmまでとなっているので、車のスピードでたとえてもわかりやすいかもしれません。

問題8:ダンゴムシは何の仲間でしょう?

①クモ
②カニ
③ムカデ






正解:②カニ

ひっくり返るとたくさんのあしが見えるダンゴムシ。庭先などでもよく見られ、触ると丸くなるので、ダンゴムシ好きな子どもも多いですよね。仲間は何か、同じくあしが多い虫などの中から選ばせるとおもしろいでしょう。正解は、エビやカニと同じ甲殻類です。

問題9:アメンボはなぜ水の上を歩けるのでしょう?

①あしに生えた毛が水をはじくから
②あしのうらに水かきがついているから
③あしがながいから





正解:①あしに生えた毛が水をはじくから

アメンボの体重は0.1gほどと非常に軽く、バランスよくあしでふんばる姿勢をしています。また、あしに生えた非常に細かい毛には油がついており、この毛が水をはじくために、水に沈まずに動けるというわけです。

水に沈まず歩いているようなアメンボの姿は、子どもにとって非常に不思議なものです。

問題10:ミミズの体は、2つに切れるとどうなるでしょう?

①そのまま死んでしまう
②時間が経つとくっついてもとどおりになる
③かたほうが生き残り、足が生えてくる






正解:③かたほうが生き残り、足が生えてくる

畑作業や土遊びなどをしていると、ミミズが出てくることがあります。頭やお尻もわかりづらく、うねうねと動くミミズに興味をもつ子どもも多いかもしれません。

実はミミズは再生能力が非常に高いため、体が分裂しても頭が残っていたほうが再生し、もとどおりになり生きていくことが可能です。後ろの部分はしばらく動いてやがて死んでしまうことが多いのですが、種類によっては完全に2匹に分かれ、両方生きていくものもいます。

なお、ちぎれたほうの後ろの部分がしばらくぴくぴく動くのは、そちらに注意を引いて、生き残る頭のほうを逃がす役割も果たしているといわれています。

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春の虫クイズ、何問正解できたかな?

何問正解できましたか? 春には、今回ご紹介した虫以外にも、冬眠を終えた虫や新たに孵化した虫など、さまざまな虫が見られます。

知識として伝えるよりも、クイズ形式にすると子どもの想像力や興味を引き出せますよ。興味をもった虫について調べてみると、さらに知識が深まりますね!

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