【できない大人も意外と多い「挨拶の重要性」とは?】挨拶できる子どもになるポイントを解説

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挨拶ができると気持ちがいいですよね。しかし、「子どもが上手に挨拶できない……」と悩む保護者は少なくありません。きっと、保護者も幼いころから「挨拶しましょう」と教わってきたはずです。大人になった今、日々の生活の中で挨拶の大切さを実感してきたからこそ、子どもにも上手に挨拶ができるようになってもらいたいと願うのではないでしょうか? 

そこで今回は、挨拶の重要性と子どもが挨拶ができるようになるポイントについて解説します。

文/マムズラボ

目次

なぜ大切? 挨拶の重要性とは

子どもだけでなく、大人になっても挨拶をすることが苦手なかたもいるのではないでしょうか。なぜ挨拶は大切なのか、今一度挨拶の重要性を考えてみましょう。

良好なコミュニケーションに欠かせない

挨拶は、相手とのコミュニケーションのきっかけになってくれます。「おはよう」や「こんにちは」など、定形の挨拶でも声に出すことで緊張をほぐせます。同時に、相手にも挨拶をしてもらえると気持ちがやわらぎ、会話も弾むでしょう。

会話をすることで尊敬や親愛の度合いが深まったり、信頼も生まれたりするため、よいコミュニケーションにつながります。

挨拶は相手の承認欲求を満たすことば

「相手から認められたい」「自分を理解してもらいたい」という承認欲求は、子どもから大人まで誰もが持っている欲求です。子どもが「見て、見て!」と何度もアピールするのは、保護者にほめてもらいたい、認めてもらいたいという気持ちからでしょう。

挨拶は、「あなたの存在を認めているよ」というメッセージでもあります。相手の承認欲求を満たしてあげるのが存在承認である「挨拶」なのです。挨拶されたら、相手だってイヤな気持ちはしませんよね。むしろ、うれしい気持ちになるはずです。

挨拶は友だちづくりのきっかけにもなる

相手の存在を認める行為である挨拶は、自分はあなたの「敵」ではないことを示せます。初対面のときなど、どのような人なのかわからない人に話しかけるのは、少し勇気がいりますよね。きっと相手も同じ気持ちのはずです。そんなときでも、お互い探り合うような空気を変えてくれるのが、挨拶です。

挨拶することでコミュニケーションが円滑になり、自然に「友だちの輪」が広がっていくでしょう。

オススメの記事:【“ほめる”と“承認”は違う】子どもには具体的な言葉で伝える

子どもが挨拶できるようになるポイント

人見知りや照れ、恥ずかしさなどから、自分から上手に挨拶できない子どもは少なくありません。挨拶をするタイミングを逃してしまうこともあるでしょう。

ここでは、子どもが挨拶をできるようになるポイントについて解説します。子どもが上手に挨拶できるように、少しだけ保護者がサポートしてあげましょう。 

「挨拶してくれてうれしい!」と伝える

子どもが挨拶をしてくれたら、保護者もうれしいですよね。ぜひ、うれしい気持ちを子どもに伝えてあげましょう。わざわざことばにしなくても、笑顔で返事をしたりするだけでうれしい気持ちは伝わります。

保護者のうれしいという気持ちが伝われば、子ども自身もうれしいものです。すると、自分から挨拶したいという気持ちが生まれ、自然に挨拶できるようになります。さらに、「〇〇ちゃんおはよう」などと子どもの名前をつけて挨拶することで、「自分を受け入れてもらえた」と感じ、承認欲求も満たされます。子どもの名前を呼んで、目を見ながら挨拶してあげましょう。

また、「お友だちなどにも挨拶をすると、うれしい気持ちになってくれるよ!」と伝えてあげることで、家だけでなく外でも上手に挨拶できるようになるかもしれませんよ。 

保護者がお手本に! 子どもといっしょに挨拶する

保護者から積極的に挨拶する姿を子どもに見せ、いっしょに挨拶することも効果的です。たとえば、子どもがなかなか自分から挨拶できないときは、保護者が先に挨拶をして、さり気なく子どもを促します。また、「いっしょに挨拶しに行こう!」などと子どもを誘ってあげるのもオススメです。

保護者がお手本になって挨拶し、子どもも挨拶ができたら、たくさんほめてあげましょう。「相手も笑顔になったね」「挨拶できると気持ちがいいね」などのことばをそえてあげると、挨拶をする喜びが実感でき、また挨拶しようという気持ちになるはずです。

挨拶が習慣化するまで継続する

挨拶がしっかりできる子どもは、挨拶が「習慣」になっています。意識することなく挨拶しているという子どももいるでしょう。

挨拶を習慣化するためには、継続することが大切です。しかし、何事も楽しくなければ継続するのは難しいものです。そのため、まずは保護者が挨拶を楽しむことが大切です。楽しい気持ちは、子どもにも必ず伝わります。

子どもが朝起きてきたら「おはよう」、家を出るときは「いってらっしゃい」、帰ってきたときは「おかえりなさい」など、挨拶は日常にあふれています。毎日保護者から笑顔で挨拶されれば、いつのまにか上手に挨拶ができるようになる子もいるでしょう。

挨拶ができなくても叱らない

挨拶ができなくても叱ってはいけません。挨拶ができるようになってもらいたいという強い気持ちから、つい叱りたくなってしまう保護者もいるかもしれません。

しかし、叱られた子どもは、挨拶が楽しくないものと苦手意識を持ってしまう可能性もあります。叱りたい気持ちをグッとこらえて、焦らずやさしく見守りましょう。

 

子どもが挨拶できるようになるまで保護者がサポートしてあげよう

挨拶できるようになるには、その大切さを子ども自らが理解し実感することが必要です。子どもの性格なども考慮しつつ、挨拶の大切さを教えてあげましょう。

「うちの子はどうして挨拶ができないんだろう」などと焦る必要はありません。子どもの様子を見守り、しっかり気持ちを受け止めてあげてください。保護者が上手にサポートしてあげることで、挨拶が上手にできるようになるでしょう。

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