【子どもだけでお友だちの家に行くとき、どうする?】知っておきたい7つのルール

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【子どもだけでお友だちの家に行くとき、どうする?】知っておきたい7つのルール

幼稚園・保育園の年長や小学生になると、親の同伴なしでお友だちのおうちに遊びに行きたいと言いはじめる子どももいます。けれど、親としては「相手の家庭環境」「手土産の有無」「事前連絡の有無」「相手のおうちに迷惑をかけないかどうか」など、気になるポイントがたくさんあります。

今回は、子どもだけでお友だちの家に遊びに行く際のマナーをご紹介します。

文/マムズラボ

目次

お友だちの家に遊びに行くときの7つのルール

お友だちの家に遊びに行くときの7つのルール

お友だちのおうちに遊びに行くときは、あらかじめルールを決めておき、子どもに伝えておくとよいでしょう。「お友だちと楽しい時間を過ごすためだよ」と、ルールの必要性についても説明しておくと、子どもの理解も深まります

ルールを紙に書いて壁に張り出しておくなど、日ごろから覚える工夫をしておくのも良さそうです。

1.「相手の名前」「相手の家の場所」を聞き、門限を伝える

子どもから、遊び相手の名前と、家の場所やどこで遊ぶかを聞きましょう。また、相手のおうちを退出する時間と、家に到着する時間を伝え、門限通りに帰ってくることを約束させます。

門限は、時間になってから帰宅するのではなく「〇時〇分には帰る準備をはじめて、〇時〇分にはおうちを出ようね」と、帰宅するまでの流れを時間といっしょに伝えると、子どもにもわかりやすくてオススメです。相手のおうちの都合もあるため、帰宅時間について確認しておくのもよいでしょう。

門限時間を覚えられない子どもにはメモに書いて渡したり、お友だちのおうちの人に帰宅時間を連絡したりするなど、工夫してみてくださいね。

2.お友だちのおうちの人に会ったら「あいさつ」をする

失礼のないよう、お友だちの家では、きちんとあいさつするように伝えます。おうちに入るときは「こんにちは」「おじゃまします」、おやつのときは「いただきます」「ごちそうさま」、帰るときは「さようなら」「ありがとうございました」など、シーンごとに教えておくと、わかりやすいですね。

3.お友だちのおうちの人に「手土産」を渡す

手土産を持たせる場合は、お友だちのおうちの人にお返しなどの気づかいをさせないためにも、高価なものは避けましょう。個包装のおやつや袋菓子など子どもたちで食べるぶんだけを持たせるのがオススメ。お友だちにアレルギーがないかも確認しておくと安心ですね。

4.お友だちのおうちに着いたら手を洗う

お友だちの家に到着したら、まず手を洗わせてもらうように伝えましょう。手が汚れているとカーテンやソファなど部屋のものを汚してしまう場合があります。また、新型コロナウイルス感染症の流行やその他の感染症が流行っているときなどは、とくに配慮しましょう。

5.お友だちのおうちのマナーを守る

お友だちのおうちにお邪魔したときには「決められた部屋以外には入らない」「置いてあるものには勝手に触らない」「冷蔵庫などを勝手に開けない」などのマナーが必要です。マナーを守ることをあらかじめ伝えましょう。

マナーを守らないことでお友だちのおうちの人に不快な思いをさせると、保護者同士も気まずくなり、子どもの人間関係にも影響を与える可能性があります。

6.ゲームばかりしない

お友だちと集まると、ゲームに熱中してしまうことがあります。ゲーム時間を決めているおうちもあるので「ゲームだけじゃなくほかの遊びもしようね」「お友だちと相談してゲームの時間を決めておこうね」など、約束しておきましょう。

7.帰る前に片付けをする

帰宅前には、必ず、遊んだものや遊んだ部屋の片付けをするように教えておきましょう。おやつを出してもらったときは、食べたもののゴミをゴミ箱に捨てたり、飲み物のコップを下げたりすることなども伝えておくと、お友だちのおうちの人にも気づかいが伝わります。

お友だちのおうちで、ルール違反をするとどうなる?

お友だちのおうちで、ルール違反をするとどうなる?

お友だちのおうちに遊びに行って、ルールを守らずに過ごすとどうなるのでしょうか?

1.相手のお友だちと遊べなくなる

遊びに行ったおうちでマナー違反をしたり、迷惑をかけたりすると、お友だちのおうちの人から、おうちでの遊び禁止令が出る可能性があります。

子ども同士の仲が良くても、おうちに呼べないことで疎遠になったり、遊び仲間から外されてしまうことも。子どもの人間関係にも影響が出るので、注意したいですね。

2.約束を守れないようになる

ルールを守らずに遊び続けることで約束を守らない癖がつきやすくなることも。遊び以外のシーンでも、ルールや約束を気にする動機づけが弱くなり、学校や社会生活だけではなく、子どもの将来に影響が出る可能性があります。

約束していても、お友だちの家では遊べないケース3つ

約束していても、お友だちの家では遊べないケース3つ

幼稚園児や小学校低学年生では、まだ、よそのおうちに遊びに行くときのルールを理解しきれていない子どももいます。

子ども同士で遊ぶ約束をしてきても、保護者としては許可できないこともあります。また、保護者が許可を出せない場合、子ども同士の約束を破ることになります。そのため、遊べないケースがあることについて、あらかじめ説明しておきましょう

1.お互いの保護者のOKが出ないとき

「家では遊ばせない方針のおうちだった」「本人は忘れていたが、習い事のある日だった」などのケースはよくあります。

「お互いのママパパが“いいよ”と言わないと、約束していても遊べないよ」と伝えておきましょう。

2.お友だちのおうちに保護者がいないとき

保護者がいないおうちで子どもだけで遊ぶのは、事故やトラブルをまねく恐れがあります。たとえ相手のおうちの人が許可をしても、避けることをオススメします。

「お友だちのおうちに大人がいないときは、事故や怪我をすることがあるかもしれないから、約束していても遊べないよ」と、理由とともに説明しておきましょう。

3.お友だちのおうちの方の体調が悪いとき

お友だちのきょうだいや親御さんなど、おうちの方の体調が悪いときは、子ども同士で約束しても、おうちで遊べないことを伝えましょう。

「具合が悪くて寝ているご家族がいるときは、迷惑になるから、約束していても遊べないよ」と、あらかじめ教えておくとことが大切です。

お友だちのお家で遊ぶときは、ルールを守れるようになってからにしよう

お友だちのお家で遊ぶときは、ルールを守れるようになってからにしよう

お友だちのおうちは我が家ではありません。あらかじめルールをつくっておくことで、お互いの保護者を含め、気持ちよく遊ぶことができます

また、家庭の事情にもよりますが、お友だちのおうちに遊びに行ったら、次はこちらに遊びに来てもらうなども考え、バランスを取りながら交流を深められるとよいですね。

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