【地震・台風・大雨】今すぐできる防災対策とは?

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【地震・台風・大雨】今すぐできる防災対策とは?

近ごろ、各地で起こる地震のニュースに「なんだか不安…」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。また、今年はエルニーニョ現象が発生して、台風の数が例年よりも多くなると言われていて、それに伴う大雨や浸水被害も心配ですね。

そこで今回は、自宅でできる災害の備えについてご紹介します。

目次

家庭でできる3つの災害への備え

小さなお子さんがいらっしゃるご家庭は、避難の大変さなどを考えると、日ごろからの防災対策がとても大切です。少しでも安心して過ごせるように備えましょう。

災害への備え① 地域の災害地図をチェック!

安全マップを確認する家族

まずは、お住まいの自治体で出している「防災マップ」や国土交通省の「ハザードマップ」をチェックしましょう。自分の住んでいる地域の災害危険度がわかります

<防災マップのチェックポイント>
□地震による建物倒壊の危険度はどのくらいか
□どこが浸水しやすいか
□どのくらいの高さまで浸水する可能性があるか
□浸水から避難できる高い建物などはあるか

避難経路・避難場所を確認する

それらを知った上で、安全な避難経路や避難場所、そして集合場所を家族で確認しましょう。通勤や通学、ちょっとした外出などで家族がばらばらになったときも、避難場所を決めてあると安心です。できれば実際に歩いてみて、危険が少ない道であるか調べておきましょう

地震の場合は、大木や高いコンクリート塀がある道は危険度が高いので避けたいものです。台風や集中豪雨の場合は、河原や水辺の多い公園、また地下街やアンダーパス(周辺の地面より低くなっている道路)は冠水しやすいので、避難経路や集合場所にしないように注意することが必要です。

家族との連絡方法を決める

また、災害時は携帯電話がつながりにくくなるものです。家族の安全をしっかり確認できるように、災害用伝言ダイヤル(171)や災害用伝言板などのサービスやその利用方法も確認しておくと、より安心できます。

子どもの園・学校の災害時対応を確認する

お子さんの幼稚園・保育園・小学校の災害時の対応も確認しておきましょう。保護者が迎えに行けない場合、幼稚園・保育園・小学校は事前に提出してある緊急連絡先に連絡をし、保護者の代わりに迎えに来てもらうことが多いです。

関連記事:【防災のプロ監修!】おうちでできる防災あそび

災害への備え② 自宅の防災ポイントをチェック!

窓ガラスが割れないようにテープを貼る

災害時、自宅で過ごす場合もあります。もしものことを考えて、自宅の防災ポイントをチェックしておくことも大切です。

避難グッズは高い場所に置く

避難グッズは、玄関、または浸水の被害を受けない高い場所に置いておきましょう。夜中の避難に備えて、寝室に靴や懐中電灯を置いておくのもオススメです

家具やテレビなど大きなものは倒れないように固定するか、倒れても避難する際に邪魔にならない場所へ移動しておきましょう。

飛散防止フィルムの用意やベランダの掃除をしておく

窓は、地震、暴風や飛来物で割れる可能性があります。雨戸などがない窓には、飛散防止用フィルムをはっておくと安心です。ベランダや庭などにある、植木鉢や洗濯ハンガーなどの飛ばされやすいものは、固定するか屋内に入れておきます。

また、水があふれるのを防ぐために側溝や排水口は掃除をしておきましょう

<自宅の防災対策のチェックポイント>
□動線が悪くなるようなものが床に置かれていないか
□リビングや寝室の家具が、万一倒れても出入口をふさがないようになっているか
□家具は固定されているか
□落ちると危険なものが棚の上などに置かれていないか
□机やベッドは、大きな窓ガラスから離れて配置してあるか
□飛散防止フィルムをはっているか
□ベランダなど室外に飛ばされやすいものはないか
□側溝や排水口はきれいか

災害への備え③ 防災用品を準備しよう!

防災バッグを用意する親子

ご家庭によっては、すでに避難に必要なもの一式がセットされている防災袋を用意しているかもしれませんね。まだ用意していないという方も、次のものは最低限備えておきたいものです。

〈備えておきたい防災用品〉
□水(1日2リットル、1人3日分)
□食品(1人3日分)
□簡易トイレ
□充電式などのラジオ
□軍手、手袋
□カセットコンロ、ガスボンベ
□懐中電灯(登山用のヘッドライトは両手が空いて便利)
□ビニール袋
□常備薬
□予備の乾電池
□食品包装用ラップ
□携帯用カイロ
□携帯電話・スマートフォンの予備バッテリー
□救急箱
□ライター
□ティッシュペーパー
□トイレットペーパー
□ウエットティッシュ
□生理用品
(Gakken『いのちと未来を守る防災④台風・竜巻・豪雨』より)

小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、これにおむつやミルク、ベビーフードなど子どものものも必要になります。災害が起こるとなかなか手に入りにくくなることを考えて、少し多めに用意しておくとよいでしょう。

「おむつのサイズアウトやミルクの消費期限が心配」という方は、古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、 常に一定量を備蓄している状態を保つ方法(ローリングストック)を取り入れましょう。

災害時は大人でも不安になるもの。小さな子どもならなおさらです。お子さんが安心できるようなおもちゃや絵本もいっしょに用意しておくと、保護者もお子さんも安心です。

また、防災グッズを備えておくだけではなく、日ごろから使い方の確認や停電になったときに使いづらいものはないか事前に調べておきましょう。

いざというときに慌てないためにも、早めに災害に備えよう

ぼうさいば

明治から昭和にかけて活躍した物理学者・寺田寅彦は「天災は忘れたころにやってくる」という警句を残したと言われています。いつ起こるかわからない災害。不安要素をなるべく減らして、家族が少しでも安心して過ごせるようにぜひチェックしてみてください。

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