【子ども用防災リュックは必要?】入れておくべきものや準備するポイントとは?

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【子ども用防災リュックは必要?】入れておくべきものや準備するポイントとは?

地震や台風などの自然災害は突如訪れるものです。いざというときのために、子ども用防災リュックを用意するべきか、用意するとなると何を入れておくべきか悩むかたは多いでしょう。

そこで本記事では、子ども用防災リュックの中身についてご紹介します。防災リュックを用意するときのポイントや注意点もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

文/マムズラボ

目次

子ども用の防災リュックは必要?

子ども用の防災リュックは必要?

防災リュックとは、災害が発生した際に必要となる防災グッズや食料品などをまとめておくリュックです。一般的に、家族の人数分の防災リュックを用意するのが望ましいとされています。小学生の子どもがいるご家庭であれば、子ども用の防災リュックも用意しておくのがオススメです。

小学生になると、教科書やノート、筆記用具など、自分の持ち物をランドセルに入れて登下校することになります。つまり、自然と自分のものは自ら管理して持ち運ぶという習慣が身につくので、防災リュックを用意してあげるとよいでしょう。

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子ども用の防災リュックを用意するときのポイント

子ども用の防災リュックを用意するときのポイント

続いて、子ども用の防災リュックを用意する際のポイントを2つご紹介します。

防災リュックは子どもといっしょに用意する

保護者だけで防災リュックを用意してしまうと、子どもは中に何が入っているのかわかりません。そのため、防災リュックに何を入れるのか子どもといっしょに考えることが大切なポイントになります。

いっしょに用意すれば何が入っているのか子ども自身も把握できるため、必要なタイミングでリュックの中に入っているものを活用できます。防災リュックの用意を通して、防災に対する意識や関心を強く持ってもらえることも大きなメリットです。

防災リュックは子どもが背負える重さにする

子ども用防災リュックが完成したら、重量を忘れずに確認しましょう。子どもは大人と比べて持ち運べる量や重さに限界があります。いざ避難する際、子どもが難なく背負える重さかどうか確認することも大切です。

また、災害が起きたとき、子どものそばに大人がいるとは限りません。防災リュックに入れるレトルト食品や救急セットなどは、普段から使って慣れさせておきましょう。防災リュックには賞味期限や使用期限があるものも入れるので、完成後は定期的に消費や交換・補填を行ってください。

入れておきたい! 子ども用の防災リュックの中身一覧表

入れておきたい! 子ども用の防災リュックの中身一覧表

防災リュックの中身は、最低でも避難所で1泊できる分の用品をそろえる必要があります。市販の防災セットもありますが、子どもの性別・年齢などによって必要なものは異なるので、それぞれで考えて用意しましょう。
ここで参考として、子ども用防災リュックに入れておきたいものの一覧をご紹介します。

● 保存食(1~3食分)
● 長期保存可能なおやつ
● 保存水(1日分として500mlのペットボトル1~2本)
● ビニール袋
● 着替え(2セットが目安)
● レインコート
● 使い捨ての不織布マスク
● 軍手
● 防災ホイッスル
● 防災ヘルメット
● 小型ライトやネックライト
● 簡易トイレ(1人7個が目安)
● 歯磨きシート
● おもちゃや遊び道具(トランプやぬりえなど子どもの気を紛らわせられるもの)
● パーソナルカード

子どもが持ち運べる量や重さを考えて防災リュックを用意するので、上記の用品をすべて入れる必要はありません。入らないものは大人用の防災リュックに入れて、子どもに必要なものを厳選してリュックに入れておきましょう。

食料品や防災グッズだけではなく、パーソナルカードも入れておきたいアイテムです。パーソナルカードとは、子どもの特徴やアレルギー・持病・家族構成・家族、親戚の連絡先などの情報をまとめたカードになります。子どもが保護者とはぐれてしまった場合、パーソナルカードを見て家族や親戚などに連絡をとってもらえます。また、家族の写真つきならはぐれた保護者をさがす際に役立つアイテムです。

子ども用の防災リュックに入れるおもちゃで注意するべきこととは?

子ども用の防災リュックに入れるおもちゃで注意するべきこととは?

避難所での生活は、子どもに精神的なストレスを与えます。少しでも気分が紛れるように、防災リュックに子どもが好きなおもちゃを入れておくのがオススメです。

しかし、子どもが好きなおもちゃであれば、なんでも入れていいわけではありません。避難時には向かないおもちゃもあるため、防災リュックに入れるおもちゃ選びでの注意点をご紹介します。

防災リュックに入れてもかさばらないもの

防災リュックに入る量には限界があるため、入れてもかさばらないおもちゃを選びましょう。防災リュックには、食料や水、着替え、防災グッズなど、生き延びるために必要な用品を優先して入れなければなりません。

大きなおもちゃはリュックのスペースを圧迫し、必要なものが入らないという状態になってしまう可能性があるでしょう。そのため、小さくてかさばらずに持ち運べるおもちゃが無難です。

充電が不要なもの

基本的に、充電が不要なおもちゃがオススメです。避難所では自宅のように自由に電気は使えません。停電によって電気が使えないケースもあります。

電気が自由に使えない状況では、バッテリーの残量を維持するのは難しいため、ゲーム機など充電が必要なおもちゃを入れるのは控えましょう。

充電不要で遊べるおもちゃの例は以下のとおりです。

● 折り紙
● ぬりえ・おえかき帳
● トランプ・カードゲーム
● 小さめのボードゲーム
● ミニパズル など

音がでないもの

避難所には大勢の人が集まり、集団生活をすることになります。おもちゃから発せられる音は、避難所で寝ている人や高齢者、ストレスを抱えている人たちに不快感を与える可能性があるので注意が必要です。

普段はとくに気にならない音でも、避難生活中は余裕が持てないことから敏感になってしまう人は少なくありません。避難している全員が少しでも心穏やかに生活できるように、音がでないおもちゃを選ぶようにしましょう。

急に訪れる災害に備えて、子どもの防災リュックも用意しておこう

急に訪れる災害に備えて、子どもの防災リュックも用意しておこう

災害は突如起きるものであるため、危険から守るために防災リュックを備えることは非常に大切です。子どもが自分自身でものの管理や持ち運びができる年齢であれば、子どものための防災リュックを用意しましょう。

自分専用の防災リュックがあれば、子ども自身で身の安全を守れます。子どもといっしょに入れるものを決めていけば、子どもも中身を把握でき、同時に防災に対する意識も高められるでしょう。ご紹介した中身一覧を参考に、子どものための防災リュックを用意してみてくださいね。

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