スマートスピーカーにはさまざまな機能がありますが、子育てシーンにも活躍することをご存じでしょうか? 子どもの疑問にも答えてくれるので家庭学習に活用したり、スケジュール管理やアラームの機能などを利用したりすることが可能です。
この記事では、そんなスマートスピーカーの便利な機能をご紹介します。
文/マムズラボ
スマートスピーカーって何?
スマートスピーカーとは、音声認識・音声操作が可能なAIアシスタントを搭載しているスピーカーのことです。内蔵されたマイクが音声を認識するので、本体を触ることなく音声だけで操作が可能で、問いかけに対し会話形式で答えてくれます。
スマートフォンやパソコンのように、触って検索する手間がないのが大きなメリットです。インターネット検索や音楽の再生、ニュースの読み上げや連携した家電の操作などさまざまなことができ、AIスピーカーとも呼ばれます。
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子育てにも活用できるスマートスピーカーの便利な9つの機能
便利な機能がたくさんあるスマートスピーカーですが、忙しい子育て世帯にこそ役立つオススメの機能をご紹介します。
天気予報を聞ける
子どもの外出準備や自分の身支度など、「朝はとにかく慌ただしい」と感じているご家庭も多いでしょう。そんな忙しい朝の時間帯に、声だけで天気予報を聞けるのは便利です。
いつもはテレビで確認する天気予報を見逃してしまっても、今日は子どもに傘を持たせたほうがよいのか、洗濯物はしまってから外出したほうがよいのかなどを素早く判断するのに役立ちます。
ニュースを聞ける
子どもがいると、テレビをゆっくり見る時間がない、子ども番組をつけっぱなしにしているので見たいテレビ番組が見られない、ということもあるでしょう。そんなニュースを見る時間のない保護者にオススメな機能が、ニュースの読み上げ機能です。家事や子どもの世話など、何か作業をしているときでも片手間でニュースを聞けます。
また、気になるジャンルのニュースをピンポイントで聞くこともできるので、忙しい方に便利な機能です。
アラームをかけられる
朝の起床時はもちろん、料理の時間を計るなど、さまざまな場面でアラーム機能が使えます。料理などで手がふさがっているときでも、声だけでアラームをかけられるのは便利です。
ほかにも、子どもの遊び時間の終わりにアラームを設定する、子どものダラダラ食べ防止に食事の終わり時間にアラームを鳴らすなど、子どもが次の行動に移りやすくするために活用する方法もあります。
音楽を流せる
スマートスピーカーの代表的な使い方のひとつに、音楽を流せる機能があります。とくに、子どもが「聞きたい!」と言った曲をすぐに流せるので、子どもの機嫌が悪いときなど気分を切り替えさせるきっかけとしても活用できます。
また、保護者にとっても音楽が流れていることで気分転換になったり、家事・育児がはかどったりすることもあるでしょう。
英話が学べる
日常的に英語の曲やニュースなどを流しておくことで、子どもの耳が英語の発音に慣れるというメリットがあります。また、「〇〇って英語でなんていうの?」という子どもの疑問にも、正しい発音ですぐにスマートスピーカーが教えてくれます。英会話を勉強したい保護者も、子どもといっしょに学べるでしょう。
子どもの遊び相手になる
AIと会話ができるので、子どもにとってよい遊び相手になります。問いかければしりとりやなぞなぞをしてくれます。その会話のやりとりのなかで、AIからユニークな返答がくることもあるでしょう。子どもとAIのやりとりもおもしろく、聞いている保護者もいっしょに楽しめます。
日常の疑問をすぐ聞ける
日常のなかでふと疑問に思ったことを、すぐに聞いて解決できるのも便利な機能です。子どもの「なんで?」攻撃にも、保護者が調べる手間なく「スマートスピーカーに聞いてみようか」と促せます。
しかし、AIの返答は子どもには理解が難しいことが多々あるので、保護者がかみ砕いて教えてあげる必要があるでしょう。
家族のスケジュール管理
スマートスピーカーでは、登録した家族みんなのスケジュールを管理できます。たとえば、学校や幼稚園・保育園の予定などを毎朝読み上げてもらえば、保護者のうっかり忘れを防げます。
また、家族の仕事のお休みや食事の予定など、本人に聞く手間なくすぐにスケジュールを確認できるので便利です。
お出かけ情報の検索
家族でお出かけを予定しているとき、お出かけ先の情報を調べられます。開店・開園時間や定休日、交通情報などを音声だけで調べられるので、お出かけの支度でバタバタしているときに便利です。
スマートスピーカーの導入方法
スマートスピーカーを利用するには、次のようなものが必要となります。
1.インターネット(Wi-Fi)環境
2.スマートフォンやタブレットなどの端末
3.スマートスピーカーを利用するために必要なサービスの0ユーザーアカウント
4.スマートスピーカーの設定を行うためのアプリのインストール
アプリをインストールすれば、そのアプリの内容に従って登録を進めるだけです。さほど難しい作業ではないので、数十分で使えるようになるでしょう。
スマートスピーカーを子育てに使うことによる弊害はある?
便利なスマートスピーカーですが、その便利さゆえに何か弊害はあるのでしょうか。ここでは、子育てにおけるスマートスピーカーの弊害の可能性をご紹介します。
命令口調が習慣化する
子どもが、スマートスピーカーに「〇〇して」という言い方に慣れてしまうと、実際に人とのコミュニケーションにおいても命令口調になってしまう可能性があります。とはいえ、子どもが成長するにつれて、人とAIへの対応の違いを理解したうえでコミュニケーションを取れるようになるでしょう。
しかし、子どもが小さい2〜3歳のうちは、人に対しても命令口調になってしまう可能性があるので、そのときは正しい言い方を教えてあげましょう。
子どもとの時間がへってしまう可能性がある
忙しいことを理由に保護者がスマートスピーカーに頼り過ぎてしまうと、貴重な親子の時間がへってしまう可能性があります。時間があるときには子どもの疑問を本などでいっしょに調べるなど、スマートスピーカーに頼り過ぎない姿勢も大切です。
また、スマートスピーカーの機能を使い、子どもといっしょに学んだり楽しんだりするなど、親子のコミュニケーションに役立てるのもよいでしょう。
自分で調べる力が育たなくなる可能性がある
スマートスピーカーは、天気や時間、単語の意味や計算など、たいていのことなら声で聞けばすぐに回答をくれます。しかし、それが子どもの自分で調べる力や学習意欲に影響を与える可能性もあります。
スマートスピーカーに頼り過ぎると、子どもは自分で考えたり、調べたり、試行錯誤したりする機会が減ってしまうかもしれません。また、スマートスピーカーの回答が正しいと思い込んでしまうと、批判的思考や情報リテラシーが育ちにくくなる可能性もあります。
そのため、スマートスピーカーを子育てに使う場合は、以下のような工夫をするとよいでしょう。
・スマートスピーカーに聞く前に、子どもに自分で調べる方法や場所を教える
・スマートスピーカーの回答に納得できないときや疑問が残るときは、子どもといっしょにほかの情報源を探す
スマートスピーカーは子育てに役立つツールですが、それだけに頼らず、子ども自身でわからないことを調べられるよう保護者もサポートしましょう。
スマートスピーカーを適切に活用して子育てをラクにしよう!
忙しい子育て家庭にとって、便利で生活が快適になるスマートスピーカーはオススメです。子どもでもかんたんに調べ物ができることは、子ども自身の興味の幅を広げるきっかけにもなるでしょう。子どもといっしょに楽しめるツールとして、ぜひ活用してみてくださいね。
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