
「女の子だから」「男なのに」と、あまり深く考えずに親が発言してしまうことで、子どもの挑戦にブレーキをかけてしまうそうです。
教育評論家の親野智可等先生にお話を伺いました。
何気ない言葉ですが…
男の子だったらいいかもしれないけど。
女の子だから難しいかもね。
女の子はそんな遊びしないけどね。
女の子はそんな言葉をつかわないよ。
女の子に対して、このようなことを言ってしまったことはありませんか?
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女の子であるというだけで、自分に自信が持てなくなってしまう
すべて何気ない言葉ですが、こういう言葉を聞かされた女の子はどう思うでしょうか?
女なんてつまらないな。
私はなんで女に生まれちゃったんだろう?
男の方がよかったなあ。
こういう風に思うようになります。
そして、女の子であることで、自分に自信が持てなくなってしまうのです。
これでは、積極的に自分らしい人生を生きていくことはできません。
自分のやりたいことにどんどん挑戦して、人生を大きく展開していくことはできません。
いざというとき、心の中で不必要にブレーキをかけてしまうからです。
親たちの無意識な思い込み
親たちが冒頭のような言葉を発するとき、その心の中には次のような思い込みがあるのかもしれません。
女の子は「女の子らしく」、男の子は「男の子らしく」育てなくてはならない。
女の子は、静かで、大人しく、素直で、優しく、かわいらしく、がまん強く、出しゃばらず、自己主張せず……。
男の子は、元気で、強くて、たくましく、すぐ泣かなくて、何でもよく食べて、行動的で、積極的で、リーダーシップがあって……。
これらの思い込みは、無意識のうちに深く巣くっています。
もうそろそろ、そういう発想から抜け出したいものです。
どの子も「自分らしく」生きられるようにしてあげてください。
この記事の監修・執筆者

教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOk』などベストセラー多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても著名。Instagram、Threads、X、YouTube、Blog、メルマガなどで発信中。全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気となっている。
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