【ラン活はいつから?】ランドセル、男の子も赤が人気って本当?

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【ラン活はいつから?】ランドセル、男の子も赤が人気って本当?

小学校入学を控えた子どものランドセル選びを表現する造語「ラン活」。2015年ごろにこの言葉が生まれ、ランドセルの情報をインターネットで収集したり、周囲の子どもとデザインが重ならないランドセルを探したりと、ランドセルの購入活動が活発になってきました。人気モデルは早く購入しないと早々に売り切れてしまうなんて事態にも。
そこで、有限会社黒川鞄が4歳、5歳の子どもとそのお母さんを対象に行った「ランドセルに関する調査」に基づき、近年のラン活の活動開始時期や特徴についてお話しします。

文/マムズラボ

目次

男の子は「黒」、女の子は「赤」はもう古い! ランドセル選びも多様性の時代

有限会社黒川鞄が2021年10月に、4歳、5歳の子どもをもつ20~40歳の全国のお母さん800名に「ランドセルに関する調査」を実施し、「何色のランドセルが欲しいですか?」と質問をしたところ、1番人気はピンク、2番は青、3番は黒という結果に。なかでも注目したいのが、男の子で赤と答えた子が、10人に1人いること。赤いランドセルは男の子にも人気だとわかります。

親世代のランドセルの色は、男の子は「黒」、女の子は「赤」が90%を占めていて、それぞれの色のランドセルを持つことが当然とされていましたが、現在はランドセル選びにも変化が現れているようです。

引用元:ランドセルナビ

ランドセル売り場には多種多様な色のものが並んでいます。性別による色の固定観念が弱くなり、ランドセルも「ジェンダーレス」の時代になってきました。

また、原色だけでなく落ち着いた色合いのものや、ランドセル本体だけでなく、ふちやステッチ、内側の色も選べるなど、色の選択の幅も広がっています。

テレビで放送されている戦隊ヒーローはたいていリーダーが赤色なので、入学前の男の子で赤を好む子も多く見られ、赤をあしらったランドセルを選ぶ男の子もいます。また女の子向けにリボンや刺繍の入ったかわいいものも黒や青のランドセルで、販売されています。

性別にとらわれることなく、好きな色のランドセルを選んで、それを個性として認めてもらえることが、誰がどの色を選んでもよいという価値観を形成します。多様性の時代を生きていく子どもたちにとって、ジェンダーレスの考え方が当たり前となっていくきっかけの一つに、ランドセル選びがあるのではないでしょうか。

身体の負担を考えたランドセル選び

また「子どものランドセルに欠かせない機能は」との質問には79.5%と大多数のお母さんが「背負ったときに軽く感じる」ことを重視していることがわかりました。

引用元:有限会社黒川鞄  (数字は%)

昨今、重い教材を背負うことによる小学生の「ランドセル症候群」が社会問題となりました。ランドセル自体の重さに加え、さらに教材や文房具も入ると3〜4kgにもなると言われ、そんな重すぎるランドセルを背負い続けることで筋肉痛や肩こりなどの身体症状を訴える子どももいると言われています。また、重い荷物が原因で通学自体を憂鬱に感じるなど、精神的な負担の懸念も。そこで、重さが軽減される機能や背負いやすい設計など、実際より軽く感じられる工夫がランドセルに施されるようになりました。

よいものを長く!ランドセルは「耐久性」と「機能性」重視

子どもが乱暴に扱っても壊れないように「耐久性・機能性」を最も重視しているというかたも多いのではないでしょうか。アンケートでも、約76%のお母さんが耐久性や機能性を重視していることがわかります。

出典:有限会社黒川鞄

子どもは大人が想像しないような使い方をすることがあります。

編集部員の子どもは、教科書だけでなく、体操服や給食エプロン、水筒など「手提げかばんに入れればいいのに」と思うような荷物もランドセルに突っ込んで無理矢理留め具を閉めようとしていました。その結果、壊れはしませんでしたが、耐久性のあるものであれば、安心して長く使えます。

約40%が年中からラン活をスタート

ネットで検索したり、メーカーに資料請求をするなど下調べを始めた時期はいつごろでしたか?

※アンケート調査:モニプラファンブログ「学研の幼児ワーク編集部」調べ(2021年10月実施/137人回答)

当サイトが2021年に実施した、先輩ママパパ137名へのアンケート調査によると、ランドセルについてネットで検索したり、メーカーに資料請求したりなど下調べを始めた時期は「年長の4月ごろ」が27名で19.7%、「年長の5月ごろ」が14名で10.2%でした。年長になってすぐにラン活を始める人が多いようです。また、年中のうちにラン活を始めている人を合計すると約40%に達します。

有限会社黒川鞄のデータによると、10年前はランドセルの購入検討時期が「幼稚園年長の10月」であったことから、購入検討のスタート時期が早くなっていることがわかります。

上質なランドセルは天然素材で作られるため、あらかじめ生産できる数が限られています。そのため、人気のあるメーカーのランドセルは「できるだけ早く注文しなければ売り切れてしまうのではないか」と心配され、ラン活を早くスタートするかたも多いのでしょう。

主役はあくまで子ども。我が子のペースでお気に入りのランドセル選びを

主役はあくまで子ども。我が子のペースでお気に入りのランドセル選びを

ラン活は年々スタートが早まり、発売日や予約開始日には店頭に行列ができたり、販売サイトのサーバーがパンクしたりと、加熱傾向が見られます。その上、コロナ禍による外出自粛の影響で、複数のランドセルメーカーによる合同展示会も実施されず、またランドセル販売店への来店も予約制になるなど、ますます大変な状況に。

ラン活中のママパパにしてみれば焦ってしまうかもしれませんが、「〇月までに完売することはありません」とあらかじめ宣言しているメーカーもあるので、落ち着いてホームページなどで確認してみるとよいでしょう。

忘れてはならないのは、ランドセル選びの主役はあくまで子どもだということ。子どもの嗜好は短期間で変化し、小学校入学前の1年間で大きな成長を遂げる子もいます。

あまり早く購入しすぎると、ランドセルが届く入学前には「この色のランドセルは好みではなくなった」と言い出す子も。自分がどんなランドセルを選んだのかを忘れてしまい、「これは自分のランドセルではない」と言い出すなんて話もあります。

我が子が心変わりしやすいタイプなら、気をつけたほうがいいかもしれません。周囲に惑わされることなく、子どものタイミングも考慮しながらスタートして、楽しいラン活をしてくださいね。

<出典>
「ランドセルに関する調査」(有限会社黒川鞄)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000074662.html
調査対象:4歳、5歳の子どもをもつ20~40歳のお母さん(全国)800名
ランドセル購入に関する調査2022年(一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会)

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