【子どもが夢中になるYouTube】視聴するときのルールはどうしてる?

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YouTubeが浸透する前の子どもの娯楽といえば、テレビやDVDが主流だったと思います。アニメやドラマなどを見て、次の日の学校で感想を言い合う経験をされた方もいるのではないでしょうか。そんなテレビやDVDですが、見過ぎはよくないと言われ、たとえば1日1時間までとルールを決められていたご家庭もあるでしょう。

今では、大人は1人 1台スマートフォンを持ち、好きなときに好きな動画を見ることができる時代になりました。子どもたちが夢中で動画を見る姿を見て、どれだけの時間YouTubeを見せるかで頭を悩ませているママパパも多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、わが家で実践している「子どもたちがYouTubeを見るときのルール」についてご紹介します。

文/マムズラボ

目次

子どもがYouTubeを見ている時間はどれくらい? ルールは設けている?

では、世の中の子どもたちはどのくらいの時間YouTubeを見ているのでしょうか? 内閣府の調査などを元にご紹介します。

内閣府の調査結果では1日3時間までの利用が多い

内閣府の「令和3年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、0〜9歳の子どもがYouTubeなどを含む「趣味・娯楽」にインターネットを利用している時間の割合は下記のとおりです。

1時間未満27.7%
1時間以上2時間未満34.8%
2時間以上3時間未満21.9%
3時間以上4時間未満9.4%
4時間以上5時間未満3.4%
5時間以上2.8%
※調査人数は1,463人 (※1)

このデータから、3時間までの利用が大半を占めており、中でも1〜2時間インターネットを利用している子どもが多いことがわかります

子どものデジタル機器利用にルールを設けている保護者は8割

また、同調査では子どもがインターネットを利用していると回答した低年齢層の保護者に、「家庭では、インターネットの使い方について何かルールを決めているか」とアンケート調査をしたところ、「ルールを決めている」と答えた割合は 81.3%「ルールを決めていない」と答えた割合は 17.0%という結果になりました。(※1)

この結果から、多くのご家庭が家庭内でのインターネットの使い方についてルールを決めていることがわかります。それでは、実際のルールについて、次項でわが家のルールを参考にご紹介します。

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わが家のYouTubeを視聴するときのルール

わが家でもYouTubeの視聴に関しては、子どもとルールを決めています。それは、動画を見る時間は平日1時間、休日は1時間半までというルールです。このほかにもわが家で実践しているルールがありますのでご紹介します。

1.タブレット、テレビ、スマートフォンは許可なく触らない

まず1つ目のルールは、保護者の許可なく電子機器には触らない、というルールです。このルールは、勝手にタブレットなどでYouTubeを見てはいけないというルールではなく、勝手に触ることで壊してしまうのを防ぐことを目的としています

とくにスマートフォンやタブレットは精密機器のため、落としてしまったり、硬い箇所にぶつけてしまったりするだけで壊れてしまうかもしれません。物を壊さないように大切に扱うことを伝えるためにも、使いたいときは保護者の許可を得るようにとわが家では決めています。

2.見るときはリビングで

2つ目のルールとして、YouTubeを視聴するときは、保護者の目の届く場所で視聴するように伝えています。動画の中には、教育上よくない映像が流れるものや、子どもに覚えてほしくないような言葉づかいをする動画もあります。このルールを守るように子どもと約束することで、明らかに子どもに悪影響を与えそうな動画を避けることができ、また視聴時間の管理も同時に行うことができるので効果的です。

3.続けて1時間以上の視聴は禁止

3つ目にご紹介するルールは、視聴時間の設定です。長時間の視聴を避けるためにもわが家では1時間以上の視聴を禁止しています。YouTubeを見る前に子どもと保護者の間で何分動画を見るのかと時間を決めておき、タイマーをセットしてからスタートするのがわが家のルールです。

タイマーが鳴っても延長したくなった場合は、保護者の許可を得ます。1回のトータル視聴時間を1時間未満にするのがポイントです。また、続けて動画を見たい場合でも、1時間見たあとは目を休めるために最低でも5分は画面から目を離すようにしています。

保護者側でトータルの視聴時間の上限を決めておき、30分ずつに分けて2回見るのか、一度に1時間見るのかなどの時間配分は子どもが自由に決められるようにしています。

YouTubeのルールを決める際の注意点

ここまでYouTubeを見るときのルールについてご紹介しました。次に子どもとルールを決めるときの注意点についてご紹介します。

保護者の都合でルールを決めない

ルールを決める際は、子どもが納得できるように話し合って決めることが大切です。「ルール」というと、ついつい保護者目線で考えてしまいがちですが、子どもの意思も尊重し決めるようにしましょう

わが家では家族間でルールをつくる際、家族会議の時間をつくって話し合うようにし、決まったルールは紙に書いて目につくところにはり出します。

ルールの内容はYouTubeに関するものだけではありません。「使ったものは元に戻す」など生活をおくる上でのルールも決めています。このルールの中で重要なのは、子どもだけでなく保護者もいっしょに決まりを守る、という姿勢を見せるようにすることです。

そのため、家族全員が守れるルールをつくれるよう、家族間でしっかり話し合い設定してくださいね。

子どもがルールを守れなかった場合のルールも決めておく

ルールを守って楽しく視聴することが理想ですが、なかなかうまくいかないこともあるでしょう。ルールを守れないことが続いてルールを設定した意味がなくなってしまわないように、守れなかったときにどう対応するかをあらかじめ決めておくことも大切です。

わが家では、約束を守れなかったら次の日は「YouTubeを見ない」という決まりにしています。保護者の許可なく勝手に時間を延長して見たり、タイマーをセットせずに見始めたりした場合は、子どもとその都度約束を確認して、どうしたらルールを守れるのかを話し合って決めています。

YouTubeもルールを決めて使えばメリットがたくさん

YouTubeの視聴に関するルールを決めても、それを子どもに守ってもらうには、保護者の強い意思も必要です。使い方次第ではメリットもたくさんあるので、子どもとYouTubeのルールについて一度相談してみてはいかがでしょうか。

【引用】
(※1)内閣府「令和3年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」第2部 第3章 第1節 子供のインターネットの利用状況
https://www8.cao.go.jp/youth/kankyou/internet_torikumi/tyousa/r03/net-jittai/pdf/2-3-1.pdf

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