【子どものゲームは何歳から?】4歳差姉弟がいる我が家の例やルールを紹介

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【子どものゲームは何歳から?】4歳差姉弟がいる我が家の例やルールを紹介

「おうち時間」の充実として、自宅での時間をより快適に楽しむためのアイテムや工夫などを求めている方もいるのではないでしょうか。そのアイテムのひとつがデジタル機器を使ったゲームです。大人から子どもまで、さまざまな媒体でプレイできるゲームが、たくさん発表されています。

ただし、ゲームはもちろんメリットだけではありません。子どもが何歳になってからゲームをさせるのか、ゲームとどう付き合っていくか、など親として考えるべきことも多くあります。

本記事では、デジタル機器を使ったゲームとの付き合いかたについて、小学3年生と年中の姉弟がいる我が家の事例をご紹介します。なお今回はボードゲームやトランプなどのゲームは省いています。

文/マムズラボ

目次

近ごろの子どもに身近なゲーム機やゲームの状況、種類は?

ゲームには大きく分けて「オンラインゲーム」「オフラインゲーム」の2種類があります。

ゲームをプレイできる媒体は、スマートフォン、パソコン、タブレットなどの情報通信機器のほか、テレビなどの家電類家庭用ゲーム機電子ゲーム機能を搭載したおもちゃなどがあります。

インターネットに常時接続されているスマートフォン、パソコン、タブレットなどの情報通信機器は、子どもも気軽にゲームで遊べる媒体といえます。

身近なゲーム機の主な種類

ゲーム機にはさまざまなタイプがありますが、子どもには「家庭用ゲーム機」「電子ゲーム機能を搭載したおもちゃ」が身近かもしれません。

家庭用ゲーム機

テレビにつなぐなどの設定を行い、特定の位置に設置して使用する据え置き型や、手で持ち運んで使用する携帯型などがあります。

近ごろの家庭用ゲーム機にはインターネット接続機能が備わっており、オンラインで遊べるゲームが普及しています。また、家庭用ゲーム機(ゲーム機本体)がなくてもインターネット回線に接続できる媒体があれば、ゲームをすることができます

電子ゲーム機能を搭載したおもちゃ

時計型やキーホルダー型、手持ち型などさまざまなかたちがあり、それぞれにゲーム機能が組み込まれたものです。電池や機器への充電によって作動します。

ゲームの種類


ゲームは媒体に合わせた仕様で、無料や有料のものがあります。「電子ゲーム機能を搭載したおもちゃ」などでは、その媒体でのみ遊べるゲームが組み込まれています。また、パズルやクイズなどさまざまなジャンルのゲームがあります。

●ゲームにある有料・無料の主な違い
・無料でダウンロードでき、無料で遊べるもの
・無料でダウンロードできるが、内容により課金が必要なもの
・ダウンロード自体が有料だが、無料で遊べるもの
・ダウンロード自体が有料で、内容により課金も必要なもの

●ゲームの主なジャンル
・テーブルゲーム
・音楽ゲーム
・レースゲーム
・シューティングゲーム
・アクションゲーム
・RPG(ロールプレイング)ゲーム
・アドベンチャーゲーム
・サンドボックスゲーム
・シミュレーションゲーム
(※1)
・知育ゲーム
・パズルゲーム
・クイズ型ゲーム

【関連記事】子どもにいつからゲーム機を買う?の記事はこちらから!

子どもがゲームを始めるのは何歳から?

筆者の小学3年生の娘のまわりでは、多くの子どもが何かしらのゲームで遊んだ経験がある印象です。きょうだいの有無などで状況は変わると思いますが、一般的にはどれくらいの年齢からゲームで遊んでいるのでしょうか?

3歳の子どもの4人に1人がゲームを始めている

内閣府「令和3年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、スマートフォンやテレビなどの機器でゲームをする子どもの割合は3歳で28.8%、6歳で65.1%、9歳で80.6%という結果が出ています(※2)。つまり、3歳の子どもの4人に1人がゲームを始めていることがわかります。

我が家の場合:小学校入学に合わせてゲーム機を購入

我が家の場合は、安価ではないことや、ゲームに費やす時間が増えることを懸念して購入を避けていました。しかし新型コロナウイルスの流行による外出自粛要請の影響もあり、娘が小学校に上がるタイミングで、定番の携帯型家庭用ゲーム機を購入しました。

最初に買ったゲームは、ミニゲームがたくさん入っていてプレイヤー全員で遊べるタイプのものと、カラオケゲームでした。子どもだけに遊ばせるよりは、家族でいっしょに遊ぶためのツールとして考えました。

子どもがゲームを始めるときに決めたルールとは?

我が家で決めている、ゲームをする際の3つのルールをご紹介します。

1.時間は1回30分×1日2セット

公益社団法人 日本眼科医会の見解によると、タブレットなどのデジタル端末など目と近い距離のもの(30センチ以内)を見る時間が長くなった子どもたちの視力が低下傾向にあり、目の健康が損なわれている恐れがあるそうです(※3)。

そのため我が家では、ゲーム画面を長時間にわたり見続けないことを目的に、ゲーム時間は1回30分×2セットで合計1時間以内にしています。適度に休憩をはさみ、目を休ませることを意識しています。

またゲーム機によっては、設定時間にアラームが鳴ったり、プレイを中断させたりなどの見守り設定ができるタイプもあります。機器によって見守り機能の内容が異なるので、調べてみてくださいね。

2.優先順位を考える

ゲームを優先させず、宿題や片づけなどの「やるべきこと」を済ませてからやる、という約束も設けています。

過去にはゲームを優先させてしまったこともありましたが、「やるべきこと」が後回しになると入浴や就寝が遅れ、1日の生活リズムが崩れやすくなります。また進級により宿題や習い事が増え、「やるべきこと」の量が増えることもあります。

娘には、あくまでもゲームは娯楽であり、自分にとっての優先順位を考えてゲームと付き合うように話しています。

3.ゲームのあとは、体をほぐす

ゲーム中は猫背になったり、顔を下に向けていたりなどゆがんだ姿勢で熱中している姿も見られます。そのためゲームのあとは、ストレッチや柔軟体操、ラジオ体操をして体をほぐすことも我が家のルールのひとつです。

子どもにゲーム機を買って良かったと感じること

ゲーム機を購入するまでには不安もありましたが、購入後にはメリットを感じることもありました。子どもたちに見られた変化を例に挙げてご紹介します。

1.興味の幅が広がる

実在する魚や動物が出てくるゲームをしていた娘が、大人の筆者でも知らない固有名詞をどんどん覚えたことがあります。娘のプレイを見ていた下の子は、いつの間にかカタカナを読めるようになっていました。友人の子どもはサッカーゲームを通じ、多くの国名や都市名、国旗を覚えたそうです。

またキャラクターが登場するゲームでは、名前に英語などの他言語をもじったものもあり、学校で習った英単語とつながっていると気づくこともあります。ゲームを通して得た知識を、学習に生かせることもありそうですね。

2.コミュニケーションのツールになる

娘の友だちのほとんどがインターネット接続機能を備えたゲーム機で遊んでいたり、オンラインで遊べるゲームをしたりしているので、離れていてもオンライン上でつながっていることがあります。学校でもゲームが話題になることも多いようで、新しい友だちが増えることもあります。

転校した友だちともゲーム上でやりとりしており、ゲーム機やゲームがコミュニケーションツールとして役立っているようです。

3.想像力がはぐくまれる

娘は友だちと、ゲームのキャラクターを主人公にしたオリジナルの物語を考えているようです。自分たちで考えたキャラクターの絵をかいたり、設定を考えたりしています。発端はゲームですが、ゲーム機を使わない新しい楽しみ方も見つけています。

4.時間の使い方を自分でコントロールできるようになった

娘は、その日の予定や宿題の量を見ながら、自分で時間の使い方を考えることが増えました。午前中にゲームをする日もあれば、午後から来る友だちといっしょに遊ぶために午前中は我慢をする日もあり、本人なりに1日の見通しを立てられるようになりました。

ゲームとの付き合い方はルールが大切! 子どもとしっかり話し合おう

子ども自身が自分でゲームを管理することは難しいものです。ゲーム機を購入したりゲームを始めたりするときは、ルールを決めることやルールの内容はもちろん、決めたルールはしっかり守ることなどを子どもと話し合いましょう。ルールを守った上で保護者が見守りながら、ゲームと楽しく付き合っていけるとよいですね。

【引用】
(※1)学校法人片柳学園 日本工学院専門学校「ゲームの種類」https://www.neec.ac.jp/department/design/gamecreator/type/
(※2)内閣府「令和3年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」
https://www8.cao.go.jp/youth/kankyou/internet_torikumi/tyousa/r03/net-jittai/pdf/2-3-1.pdf
(※3)公益社団法人 日本眼科医会「子供が近視といわれたら」
https://www.gankaikai.or.jp/healゲームth/39/index.html

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