子ども部屋はいつから? タイミングと注意ポイント

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お子さんが誕生したときから、いずれは子ども部屋を与えることを視野に入れているご家庭は多いのではないでしょうか。
子ども部屋を、「子どものプライベートなスペースを確保する空間として必要だ」と考えているご家庭は多いようです。
ただ、子ども部屋を何歳から与えるかは、各ご家庭の事情や考え方によってさまざまです。

I-Houseが運営している不動産・住まいのメディアmitaina(ミタイナ)が、子ども部屋を与えるタイミングを首都圏在住の保護者に調査したところ、半数以上のご家庭が8歳までに子ども部屋を与えていることがわかりました。

文/マムズラボ

目次

半数以上が8歳までに子ども部屋を与えている

下の図は、mitaina(ミタイナ)が行った「子ども部屋を与えたときの、お子さんの年齢は?」というアンケートの結果です。

引用:mitaina「子ども部屋はいつから?首都圏在住のママ・パパ100名に聞いた!子ども部屋のタイミングや注意ポイント」

アンケートによると、「3歳まで」が15%、「4~6歳」が17%、「7〜8歳」が37%で合わせると69%です。半数以上のご家庭で8歳までに子ども部屋を与えていることがわかります。

また、「9〜10歳」が14%「11~12歳」が11%で、94%の保護者が小学校に通っている間に子ども部屋を与えていることがわかりました。

子ども部屋を与えた理由は?

先ほどのアンケートによると子ども部屋を与えられる年齢として7〜8歳が最も多く、これは小学1年生から3年生にあたる年齢です。
アンケート結果を見ると、子ども部屋を与えた理由には「勉強させるため」という回答があります。子ども部屋で勉強をするきっかけになってほしいという保護者の願いがあるようです。

そのほかの理由としては、「教科書などの学校の持ち物を自分で管理できるようになってほしい」、「そろそろ1人で寝てほしい」などの保護者の希望がきっかけになっていることも。
また、「コロナ禍の中でオンライン授業を受けるにあたって、静かな環境を与えてあげたい」という回答もありました。

一方、小学校入学までに子ども部屋を用意しているというご家庭は32%。中には3歳までに与えているというご家庭も15%あります。
産まれるときに合わせて子ども部屋を準備し、赤ちゃんを1人で寝かせるお部屋として用意しているご家庭もあるようです。

また、「おもちゃを置いておく部屋として子ども部屋を与えている」というご家庭もありました。

中・高学年になってから子ども部屋を与えるきっかけは、「子ども自身から言われた」というケースが多いようです。
ほかにも「友達がよく遊びに来るようになった」「子どもの持ち物が増えた」「勉強時間が増えた」などが理由になっています。

子ども部屋を与える際に注意したこと

子ども部屋を与える際、おうちのかたはどんなことに注意しているのでしょうか。

注意したポイント

アンケート結果を見ると、お子さんが小さいうちは、安全面を重視していることがわかります。
「見守りカメラを付ける」という回答があるように、今はいろいろなベビーモニターが販売されており、子どもが1人でお昼寝しているときなどに重宝されているようです。
編集部員の家庭では、子どもが小さいときは1人で子ども部屋の窓から出ないようにサッシにつけるストッパーを付け、事故予防の対策をしていました。

子ども部屋を与える際に決めたルール

小学生のお子さんでは、「部屋に鍵は付けない」「子どもの部屋にはテレビは置かない」など、自室にこもりきりにならない工夫が必要だと多くの保護者が考えていました。
「ゲーム機を部屋に持ち込んでもよいが、1日30分まで」など、子どもとルールを決めているご家庭が多いようです。

また、「スマホやタブレットを子ども部屋で長時間使用しないためのルールを決めている」という回答も多くありました。
「子ども部屋には持ち込み禁止」「使用時間を決める」「夜はリビングに置いてある充電器で充電する」といったご家庭に合わせたルールがあるようです。

また、「片付けは自分でする」「子ども部屋で飲食をしない」「早寝早起きなどの規則正しい生活をする」など、生活習慣を大切にするルールを決めているご家庭もありました。

子ども部屋づくりでこだわったこと

アンケートでは、子ども部屋づくりでこだわったポイントも尋ねています。

子ども部屋づくりでこだわったポイント

今後持ち物が増えることを考慮して、「収納スペースをしっかり確保している」という回答が目立ちました。
「子どもが小さいうちから自分で片付けられるように背の低い収納を用意した」「部屋を広く使うためにロフトベッドを用意した」と、厳選して家具を購入している様子が伺えます。

また、「地震によるケガを防ぐために、家具転倒金具を取り付けた」という意見や、「事故防止のためにベランダのない部屋を与える」など、安全面に配慮した部屋づくりをしているというご家庭もありました。

子ども部屋づくりのアドバイス

子ども部屋づくりのアドバイスに関する回答では、「大きくなっても使えるシンプルな家具を選んでいる」というご家庭が多くみられます。
壁紙やカーテンは、成長しても違和感がないような色使いを考慮しているようです。
また、「リビングに面したお部屋を子ども部屋にするのをおすすめします」という意見もありました。
「子どもの様子がわかりやすく、離れている部屋だと結局リビングで勉強するから不便」だという理由です。

筆者の長女は、学習机をもっとシンプルなものにしてほしかったといいます。
高校生になった今では使いづらく、高さ調節はできるものの、どうしても違和感があるそうです。
アンケートでも、「勉強する机は大きくなっても使えるものを選んだ」という意見がありました。

1人1部屋が難しい場合はどうする?

子ども部屋に1人部屋を用意するのが難しい場合は、どのような工夫をしたらよいでしょうか。

部屋のレイアウトで対応

筆者は6人家族で子どもが4人います。
そんな我が家も、1人1部屋を確保するのは難しい状況です。
長女は1人部屋ですが、長男と次男は2人で1部屋を使用しており、2段ベッドを用意しました。
長女が先に家を出るなどしていずれ長男・次男それぞれに1人部屋が確保できるかもしれないので、1段ずつに分けられるタイプの2段ベッドを選びました。
親の個室は子どもたちが巣立ってからの話になりそうです。

間仕切りカーテンなどを上手に活用

2人で同じ部屋を使う場合、間仕切りカーテンなどもおすすめです。
成長してくると、同じ部屋でもプライベート空間がほしいと言われるようになるのではないでしょうか。
手軽につっぱり棒で設置できるタイプもあるため、賃貸でも安心です。

収納用品で部屋を分ける方法もあります。
完全なプライベート空間にはなりませんが、自分のスペースを確保することができるでしょう。

住宅事情やご家族の状況によって思うとおりにいかないことがあっても、工夫次第で満足できる部屋ができる可能性があります。
先輩ママパパのご家庭のアドバイスを参考にしてステキな子ども部屋を用意してあげてください。

<出典>
mitaina「子ども部屋はいつから?首都圏在住のママ・パパ100名に聞いた!子ども部屋のタイミングや注意ポイント」
https://mitaina.tokyo/topics/107634/
調査対象:首都圏在住で子ども部屋を与えているママ・パパ
調査期間:2022年2月6日~2022年3月21日
調査人数:100人
調査対象者の住まいタイプ:マンション47名、戸建て53名
調査対象者の住まいの部屋数タイプ:2LDK/2DK17名、3LDK42名、4LDK34名、5LDK5名、6LDK以上2名

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