いよいよ冬本番を迎えました。活発で汗をかきやすく、デリケートな子どもの防寒グッズ選びには配慮が必要です。そこで今回は、ライターの体験談を交えながら、寒い季節も快適に過ごすための防寒グッズをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
文/マムズラボ
子どもの体を冷えから守る着用防寒グッズ8選
まずは、着用することで体の冷えを軽減してくれる衣類をご紹介します。衣類はただ単に重ね着するだけではなく、それぞれの特性を知り、気温や体調に合わせて選ぶことが大切です。
ダウンジャケット・ベスト
軽くて保温力も抜群のアウターといえば、蓄熱効果が高く、体温を維持し、外の冷気を遮るダウン製品です。しかし、ダウン特有のもこもこした分厚さが苦手な子どももいるでしょう。
そのような子どもには、薄手でありながらも温かいダウンを選べば、かさばりにくく走り回るときにも動きやすいです。また、ダウンベストは背中やおなかの広い面積を温めながらも腕は自由に動かせます。子どもが快適に過ごせるものであれば、ダウンのアウターは重宝しますよ。
ただし、ダウン製品の中には自宅での洗濯が難しいものもあります。子どもは服を汚してしまうシチュエーションが多いので、洗濯できるタイプを選ぶのがオススメです。
手袋
手元や指先などは、服や上着で覆えず冷えやすいので、上着のポケットに手を突っ込んでしまいがちです。しかし、転んだときにとっさに手が出せず頭などを打ってしまう危険があるため、手袋を使用するようにしましょう。
赤ちゃんや小さな子どもには、着脱が楽なミトンタイプ。自分で着脱できたり、外での活動が増えたりする4、5歳くらいの子どもには、指を自由に動かせる5本指タイプがオススメです。ニット素材のものが多いですが、風が強い日や雪遊びの日には、スキーグローブのような防水防寒素材のものだとより暖かくてよいでしょう。
マフラー・ネックウォーマー
首を温めると体感温度が高くなるため、マフラーやネックウォーマーは寒さ対策に有効です。子どもでも扱いやすいように、結ばずに着用できるものや穴に通すだけのものなど、かんたんに着脱できるものがよいでしょう。マフラーだとどうしてもほどけたりずれてきたりする場合は、頭からかぶるだけのネックウォーマーも便利です。筆者の子どもも、面倒さがないネックウォーマーを好んで使っていました。
なお、体を動かして遊ぶときは、マフラーなどの長いものや手袋のような滑るものをつけていると危険な場合もあるため、状況に応じて外してくださいね。
ニット帽
頭を温めるなら、ニット帽がオススメです。ぴったりとしたデザインが多いので比較的ずれにくく、動き回る子どもの頭から耳までを覆えます。また、安全面からも、フード付き上着の着用は控えた方がよいため、ニット帽を用意しておくと安心です。
ニット帽の中には、ネックウォーマーと一体化している商品もあり、頭と首周りの両方を温められて一石二鳥です。
かわいいデザインのものなど種類も豊富で、髪形や服装に合わせて選ぶ楽しさもありますよ。
レッグウォーマー
足元が冷えるとより寒さを感じやすくなったり、活動しづらくなったりします。レッグウォーマーがあれば、外ではもちろん、家の中で遊ぶときや就寝時にも足元を温められるためオススメです。「第二の心臓」とも呼ばれるふくらはぎや足首近くを温め血行を促進することで、体全体を温めることにもつながります。
レッグウォーマーは、タイツと比べて着脱がかんたんで、重ね着もしやすいアイテムです。靴下と違い足裏が出ているため、室内で滑りやすくなることもありません。
また、靴下を履いて寝ると、冬でも汗で蒸れてしまったり血液循環の妨げになったりするため、就寝時には靴下は脱いだほうがよいとされています。レッグウォーマーであれば、そういった問題を解決しながら足を温めることが可能です。
イヤーウォーマー
空気が冷たい日は耳も冷えてしまい、頭まで痛くなることもありますよね。4つめに挙げたニット帽で耳を守る方法もありますが、イヤーウォーマーがあるとよりしっかりと耳を温めることが可能です。ヘアバンドタイプやフレームレスのものもあるため、子どもの好みに合わせて選びましょう。
腹巻き
おなかが冷えると、おなかを下しやすくなるだけではなく、風邪の原因につながる可能性があります。そのため、おなかまでカバーできるボトムスを子どもに着用させている方もいるかと思いますが、着脱に手間取ることもありますよね。
しかし腹巻きなら、おむつ替えや子どもがはしゃいで遊んでいるときでもおなか周りを温められます。暑さを感じるときは腹巻きを外すだけでよいので、気温や子どもの活動量に合わせて使用できるのもポイントのひとつです。
冬用インナー
上着やアイテムで調整するのもよいですが、インナーで寒さ対策を行うのもオススメです。肌触りのいい綿のものは、汗を吸収しやすく体が冷えにくいため、しっかりと体を温めてくれるでしょう。
また、インナーであれば着ぶくれすることもないため、動きやすい点もメリットです。ただし、かんたんに脱ぐことができないため、外出先ですぐに衣服の調節ができない点には注意が必要です。
【子ども乗せ自転車の冬支度】防寒や雨対策ができるグッズ10選はこちらから!
子どもの冷えに即対応! 持ち歩くと便利な防寒グッズ3選
次に、持っておくと便利なグッズをご紹介します。時間帯や場所によってさらに冷え込んだときに、すぐに対応できますよ。
ポンチョ
ポンチョは子どもを自転車に乗せているときや外での休憩時間中など、子どもがあまり動いていないときにさっと着せてあげられます。
風を通しにくいナイロン素材のものやリュックやバッグごとすっぽり覆える大型のもの、フード付きのものなど種類も多く、首から被せたり体に巻いたりするだけですぐに着用できるためオススメです。さらに、ブランケット状になる商品ならひざかけとしても使えます。
充電式カイロ
昔ながらのカイロは、手先や腰など冷えたところをピンポイントで温めてくれます。充電式であれば、使い捨てのものを多く買うよりもコスパがよく、環境にも配慮できます。
また、充電式は温度を調節できるものもあるため、使い捨てカイロではできない使い方もできるので、ひとつ持っておけば長い間重宝するでしょう。
保温水筒
冬でも水分補給は大切です。また、体の中から温まるように、温かい飲み物を持ち運べるよう保温水筒もあると便利です。外出先でも温かい飲み物は購入できますが、ペットボトルや缶ではすぐに中身が冷えてしまいます。温かい温度を長時間保つことのできる保温水筒なら、水分補給をしつつ体を温められますよ。
子どもの風邪対策のためにも防寒グッズをそろえよう
体を冷やすとさまざまな不調が出やすいですが、室内に移動した場合は暑くなりすぎないようにする配慮も忘れないようにしましょう。
今回は便利な防寒グッズをご紹介しました。いろいろなグッズを上手に使ってこの冬も暖かくして過ごしてくださいね。
こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪