クラスのママたちの顔と名前が一致してきた頃。少しずつ仲よしグループもでき始めますよね。そこで今回は、ママ友とのスマートな付き合い方について「ママ友トラブルフォーラム ママ友110番」主宰のなかさとさんにアドバイスをいただきました。
イラスト:やまぎしみゆき
事例1)ママ友の輪に入りそびれてしまって…焦る!
幼稚園で同じクラスになったママさんたちは、上に兄弟がいて知り合いが多かったり、ご近所でもともと知っていたりと、入園当初からママ友の輪ができている様子。私はというと、子どもは第1子。園から少し離れたところに住んでいるので、近所に同じ幼稚園の子もいない…という状況です。ママ友の輪に乗り遅れた感じがして、焦っています。どうしたらあの輪に入れるのでしょうか。
なかさとさんからのアドバイス
ママ友ができるキッカケはたくさんあります
誰も知らない環境に、親子で飛び込んでいくことに対する不安なお気持ち、よく分かります。じつは、私自身も自宅転居のタイミングで知り合いが誰もいなかった幼稚園に、子どもを通わせた経験があります。
入園式は1人ぼっち、その後の幼稚園送迎もママ友の輪の外でぽつん・・・出遅れてしまったと悩み始めたころ、「〇〇(子どもの名前)のお母さんですか?」と見知らぬママから声をかけられました。聞けば、子ども同士が幼稚園でとても仲よくしていて、そのママはお子さんからわが子の名前を聞き、私を探していたとのことでした。改めてわが子を見ると、孤独な母とは裏腹に、たくさんのお友だちに囲まれて楽しそうな様子。そこから、子どもが縁で少しずつママ友のお付き合いが広がったように記憶しています。
すでにできているママ友の輪に入らなくても、ママ友ができるキッカケはたくさんありますから、焦らなくて大丈夫ですよ。ママたちと会ったら挨拶を心がけ、お子さんが仲よくしているお友だちのママに話しかけたり、役員に手を挙げてみたりするのもひとつの手です。
事例2)一回り年上のママ友との付き合い方に戸惑います
園で同じクラスになった、一回り年上のママ友2人と仲よくなりました。仲よくなったのはうれしいのですが、とはいえ相手は一回り年上。距離感のつめ方に悩みます。例えば「ずっと敬語?」とか「ジェネレーションギャップになるような話題は避けなくちゃ」とか。お姉さんみたいでいい人たちなのですが、気はつかいます。向こうがどう思っているのか分からないし。子どもは同い年でも、ママの年齢による年功序列? みたいなことって気にしたほうがいいですか?
なかさとさんからのアドバイス
年齢の差を必要以上に意識せず、楽しい関係を継続して
たくさんのママたちとお話する中で「かなり年下のママ友と、どう接したらよいか分かりません」という今回とは真逆なお話を伺うこともあります。お付き合いのポイントは人それぞれなので、「年齢の差」に気をつかうママがいらっしゃることも確かです。
個人的には、「心地よい関係性を築いているのであれば、ママ同士の年齢差は関係ない」と考えています。人によって態度や言葉づかいを変えることは、あまりよくない印象を持たれてしまう可能性もあるからです。
ママたちの年齢はバラバラであっても、「母親になってからの年月は同じ」だと考えるとよいでしょう。
「親しくもないママから年齢を聞かれて、イヤな思いをした」という声をよく聞きます。でも、「年下のママから馴れ馴れしくされた」と憤る年上ママの話は、私の知る限りでは聞いたことがありません。ですから、年齢の差を必要以上に意識することなく、楽しい関係を継続してください。
この記事の監修・執筆者
ママ友トラブルアドバイザー。自身の経験から、閉鎖的なママ友社会をうまく乗り切る方法を研究・伝授している。マンツーマンによる丁寧なフォローアップや、定期的に座談会などを行う。一児の母。
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