親子でクッキング! かんたんお月見団子&かわいいアレンジレシピを紹介♪

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2021年のお月見は、9月21日。

親子で楽しく作っておいしく食べられる、お豆腐入りお月見団子を紹介します。お豆腐入りの白玉団子は、栄養価が高いだけでなく、もちもちふわふわした食感で、子どもでも食べやすいお団子です。

十五夜(中秋の名月)に、お月見団子をお供えして、お月様に感謝の気持ちを伝えた後は、家族でおいしくいただきましょう。収穫に感謝する日本の伝統行事「お月見」を、子どもに伝えるよい機会になります。

今回は白玉粉を使ったお月見団子と、かわいいうさぎちゃんお団子のレシピです。

レシピ・クッキング・写真:阿知和 梨香

目次

親子クッキングをはじめる前に~読んでおきたい7つの注意点~

①手洗い

クッキングの前には、しっかり手を洗いましょう。

②衛生的に

エプロンや三角巾をつけて、衛生面に気をつけましょう。

③火傷に注意

火やお湯を使う際は、火傷しないように保護者がそばで見てあげてください。

④たくさんほめる

お子さんをたくさんほめてあげましょう。楽しく作っておいしく食べることは、食育の第一歩です。

⑤叱らない

少しくらい失敗しても大丈夫。キッチンが汚れても、さっと掃除すれば元通り。おおらかな気持ちで子どもを見守りましょう。

⑥挑戦させよう

子どものやる気を尊重し、いろいろなことに挑戦させてあげましょう。3~6歳のお子さんなら、お団子をこねたり丸めたり、チョコペンで描いたりする作業は、粘土遊びやお絵描き感覚で楽しめます。小学生のお子さんなら、レシピを一緒に音読してから、計量から盛り付けまで、保護者はそばで見守り、一人で挑戦してみてもいいですね。

⑦よく噛んで食べよう

白玉団子を食べる際には、のどに詰まらないように、よく噛んで食べるように伝えましょう。特に、小さいお子さんは、口いっぱいにならないよう、嚙み切って少しずつ食べるよう話しましょう。小さく切ってから与えてもいいですね。

基本のお豆腐入りお月見団子

基本のお豆腐入りお月見団子

【材料15個分】
白玉粉・・・100g
絹豆腐・・・100~110g
あんこ・・・お好みで
きなこ・・・お好みで

作り方

ボールに白玉粉、絹豆腐を入れてよく混ぜ合わせます

①ボールに白玉粉、絹豆腐を入れてよく混ぜ合わせます。耳たぶくらいの固さになるまで、生地の様子を見ながら、絹豆腐を少しずつ追加して調整します。

【ポイント】

「耳たぶくらいの固さ」を確認するときは、お子さんと一緒に実際に耳たぶを触ってくらべてみましょう。白玉団子の固さが柔らかすぎると、ゆでたときにつぶれてしまい、固すぎると食感が悪くなってしまいます。生地の固さを確認しながら、お豆腐を入れる量を調整しましょう。このポイントを押さえれば、もちふわ食感のおいしい白玉団子ができあがります。

生地を15等分にして、手で丸めてほんの少しつぶします

②生地を15等分にして、手で丸めてほんの少しつぶします。

【ポイント】

同じ大きさに分けるため、まず3等分してから、さらにそれぞれを5等分にします。小さいお子さんには「同じ大きさに3つに分けてね」と伝えたり、小学生のお子さんには「3つに分けたうちの1つが1/3だよ」などと話しながら作れば、分数の感覚が楽しみながら身につきますね。

沸騰したたっぷりのお湯でゆでます

③沸騰したたっぷりのお湯でゆでます。お団子が浮き上がってきたら、さらに3分待ってから、氷水に取り、冷めたら取り出します。

【ポイント】

丸めたお団子をお湯に入れる際には、勢いよく入れてしまうと、熱いお湯が飛び跳ねて、火傷の恐れがあります。お子さんが入れるときには、一度お団子をお玉にのせてから、そっとお湯の中に入れると火傷防止になります。

お皿に敷紙をのせて、その上にゆでたお団子を1段目は9個(3×3)、2段目は4個(2×2)、3段目は2個盛り付けます。

④お皿に敷紙をのせて、その上にゆでたお団子を1段目は9個(3×3)、2段目は4個(2×2)、3段目は2個盛り付けます。

【ポイント】

大きさのそろったお団子なら、上手に3段タワーが作れます。正面から見ると、一番上のお団子は1個に見えますが、実際には2個並んでいます。

お団子をお供えした後は、お好みであんこや、砂糖を混ぜたきな粉と一緒に取り分けます。

⑤お団子をお供えした後は、お好みであんこや、砂糖を混ぜたきな粉と一緒に取り分けます。

【ポイント】

お月見団子をお供えしてお月様に感謝の気持ちを伝えた後は、あんこやきな粉と一緒においしくお召し上がりください。「花よりお団子」ならぬ、「月よりお団子」にならないように、感謝の気持ちを忘れずに!

うさぎちゃんのチョコっと白玉お団子

うさぎちゃんのチョコっと白玉お団子

【材料10個分】
白玉粉・・・100g
絹豆腐・・・100~110g
板チョコレート・・・1/2枚
チョコペン(赤と黒)・・・各1本

作り方

ボールに白玉粉、絹豆腐を入れてよく混ぜ合わせます

①ボールに白玉粉、絹豆腐を入れてよく混ぜ合わせます。耳たぶくらいの固さになるまで、生地の様子を見ながら、絹豆腐を少しずつ追加して調整します。

(基本のお豆腐入り白玉団子と同じです)

生地を10等分にしたら、小さく割ったチョコレートを真ん中に包み込んで、卵形になるように手で形を整えます。

②生地を10等分にしたら、小さく割ったチョコレートを真ん中に包み込んで、卵形になるように手で形を整えます。

【ポイント】

チョコレートの味は、ダーク、ミルク、イチゴ味など、お好きなものをお選びください。多くのお子さんはここでつまみ食いをしたがります。チョコレートは少し多めに用意しておいて、味見をさせてあげましょう。やる気アップにつながりますよ。

沸騰したたっぷりのお湯でゆでます。お団子が浮き上がってきたら、さらに3分待ってから、氷水に取り、冷めたら取り出します

③沸騰したたっぷりのお湯でゆでます。お団子が浮き上がってきたら、さらに3分待ってから、氷水に取り、冷めたら取り出します。

(基本のお豆腐入り白玉団子と同じです)

④お団子の表面が乾いたら、チョコペンで目と耳を描きます。

④お団子の表面が乾いたら、チョコペンで目と耳を描きます。

【ポイント】

目や耳を描く場所によって、表情が異なる世界に一つだけのかわいいうさぎちゃんができます。子どもが作ったものの方が、大人が作ったものよりも愛嬌のある、かわいらしい表情にできあがったりするのもおもしろいです。

白玉団子は、楽しく簡単に作れるレシピなので、親子クッキングの初心者にもピッタリです。十五夜に、一緒に作っておいしく食べれば、親子の会話も弾みますね。子どもの頃に親子で一緒にクッキングをした思い出は、大人になっても忘れない、すてきな思い出になりますよ。

この記事の監修・執筆者

食育アドバイザー 阿知和 梨香

あちわ りか/大手食品メーカーで10年間商品開発を担当し、数多くのヒット商品を発売。内閣府食品安全委員会の専門委員の経歴を持ち、現在は子ども料理教室「食育クッキング」を主宰。自治体主催のパパと子ども向け食育講座の講師や、企業で幼児食の開発アドバイザーとしても活躍している。

食育クッキングInstagram
https://www.instagram.com/shokuikucooking/

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