小学校で都道府県など地理的な学習が始まるのは3年生。社会科の授業で学びます。
小学校で学ぶ「都道府県」「世界の国々」などの地理的な知識は、中学校の社会科の地理的分野、高校の必修科目の地理総合へとつながる学習の基礎になるので、しっかりと身につけておきたいですね。
また、「都道府県」「世界の国々」を覚えておけば、ニュースや旅行などで地名・国名を耳にしたとき、より興味が広がり、理解が深まるきっかけになるでしょう。
今回は、小学校で学ぶ地理的な知識について、楽しく知識を身につけるポイントと、オススメの教材を紹介します。
地理の基礎を楽しく身につけるコツ
小学校ではどんなことを学ぶの?
小学校の社会科で学ぶ内容は、「地理的環境と人々の生活」、「歴史と人々の生活」、「現代社会の仕組みや働きと人々の生活」の3分野に分けられます。
小学校では、地理的な内容は、人々の生活と関連付けて学ぶこととされています。
まず、自分たちが住む市区町村の地理や成り立ち、産業、文化などから学び始め、都道府県、日本、世界へと視野を広げます。
イラストや写真が豊富な教材に触れる
学ぶことが多い社会科は、中学・高校と学習内容が広がるにしたがって暗記することも増え、苦手に感じるお子さんが多いかもしれません。特に地理的な内容では、地図に苦手意識があると、興味を持って学ぶのは難しいでしょう。
そこでオススメしたいのが、小学生のうちから、地図とともにイラストや写真がたくさん使われている本や図鑑に親しむことです。旅行のガイドブックや写真集を見ているような気持ちで、わくわくと地理を学ぶことができます。見やすく、わかりやすい地図が用いられている本や図鑑を選ぶようにしましょう。地図に親しむことは地理の基本です。
クイズやパズルで気づきを得ながら学ぶ
楽しく地理的な知識を身につけるために活用してほしいのが、クイズやパズルです。地理的な学びに遊びの要素を加えることで、お子さんが積極的に知識を身につけるきっかけになるでしょう。
また、地図をリビングなど常に目に入りやすい場所に貼って、家族の会話やニュースなどで地名や国名が出たときに、すぐに調べれば、知識が定着しやすくなります。日本地図と世界地図、両方を用意するとよいですね。
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地理のおもしろさが伝わるオススメの【教材4選】
「都道府県」の形や位置、名産品が身につく日本地図パズル
都道府県の地理が楽しく学べる『るるぶ 地図でよくわかる 都道府県大百科』シリーズのパズルです。日本列島の形に合わせて、都道府県のピースをはめて遊びます。ピースの裏には、都道府県庁所在地も書かれています。本格的に地理を学び始める小学校中学年にぴったりの、各都道府県の名産・名所・世界遺産などが盛り込まれたパズルです。
地理学習の要点を押さえた「地理学習まとめボード」も付いています。
各都道府県のすごいところを3つずつ厳選して学ぶ本
各都道府県のすごいところを3つ厳選して、Q&Aの形で紹介。それぞれの自然・産業・特産物・名物が、どうしてできたのか、なぜ有名なのかがわかると、自然に地理のおもしろさがわかってきます。覚えることがたくさんあって、地理が苦手というお子さんにおすすめの一冊です。
「都道府県」の特色や「世界の国」が楽しく覚えられるカード
小学生のうちに身につけておきたい「都道府県・地図記号・世界の国」の知識がつまった、全315枚のイラスト豊富なカードです。
47都道府県の名前や位置、都道府県庁所在地、地形のほか、名産品や世界遺産などの情報もクイズ形式で覚えられ、世界の国々の名前や国旗も楽しく学べます。
ミシン目で切り取り、付属のリングでとめれば、おでかけなどに持ち運びやすい自分だけのカード集を作ることができます。
キャラクターといっしょに旅行気分で世界地理が学べる図鑑
世界の国や地域の位置や面積、人口などの基本的データに加えて、観光名所や特産品、グルメ、偉人などを旅行ガイドブックのように豊富な写真とイラストで紹介。キャラクターと旅行しているような気持ちで、楽しみながら世界地理が身につきます。
地球温暖化やエネルギーなどのテーマについて、見やすい詳細な地図で紹介する「地図で比べる世界の国ぐに」のページは、より深い学習に役立ちます。
今回は、地理を学ぶコツと、地理のおもしろさを知って、楽しく学べる教材を紹介しました。
お子さんが取り組みたくなるような教材はありましたか? ぜひ活用してみてください。
この記事の監修・執筆者
未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!
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