【中学受験】成功の秘けつは塾選びにあり⁉︎ 後悔しないために知っておきたい5つのこと

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【中学受験】成功の秘けつは塾選びにあり⁉︎ 後悔しないために知っておきたい5つのこと

中学受験では、多くの学校で一般の小学校では習わないような問題が出題されるため、ほとんどのお子さんが塾に通って勉強をしています。受験の結果をも左右しかねない塾選び。
 大手塾から中小規模の塾が数多くあるだけでなく、集団授業・個別授業と指導のタイプも分かれています。そこに、合格実績や講師の評価、費用の相場までを加えて判断するとなると、いったい何を最優先にして塾を選べばよいのか頭を抱えてしまいそうです。
そこで、今回は、失敗しない・後悔しないために必要な塾選びのポイントをご紹介。我が子に合った塾、志望校合格に近づける塾に出合うためにはどこに着眼して選べばよいのでしょうか。

目次

いつから始める? 中学受験の塾選び

そもそも、いつ頃から入塾を検討し始めるものなのでしょうか。受験のきっかけもさまざまなので、5年生から、なかには6年生からスタートしたというご家庭もありますが、首都圏で中学受験に挑んだご家庭の多くが小学3年生の2月から通塾を開始しています。

塾の中学受験カリキュラムが小学3年生の2月から始まるためです。しかし、この2月を逃したからもう無理というわけでは決してありません。3月下旬から始まる春期講習では、多くの塾で2月の授業の復習授業が行われます。

では、一般的とされる小学3年生の2月、または3月の春期講習に間に合うよう入塾するための塾選びはいつから始めればよいのでしょうか。ここからは、入塾までの流れにそって塾選びのポイントを紹介します。

塾選びのポイント① 体験授業や塾見学に行ってみる

毎年、秋頃になると“新4年生体験授業”が多くの塾で開催されます。塾の雰囲気や生徒と講師の関わりなど実際の様子を知るためにも、体験授業や見学に足を運ぶことは塾選びにおいてとても重要です。文字だけでは伝わらない“雰囲気”を感じとるためです。

どこの塾で見学や体験授業に参加してみたいのか、3年生の9月頃から気になる塾のウェブサイトなどを訪問し、スケジュールを確認してみるとよいでしょう。

塾選びのポイント② 塾を訪れたらここをチェック!

塾を訪れる際には、事前にウェブサイトや資料を読み、質問事項をまとめておくことがおすすめ。当日は、下記項目を参考に塾情報を集めていきましょう。

① 塾がどの程度、現在の中学受験の最新情報を持っているか
② 志望校合格に対してどのくらい積極的か
③ 塾の雰囲気に子どもが馴染めそうか
④ もし先生が合わない場合、どのような対応があるか
⑤ 通塾距離に無理がないか
⑥ 月間ではなく、年間費用の確認
⑦ 塾全体の合格実績と、大手の場合は、通塾予定の教室・校舎別の合格実績
⑧ 志望校に特化したクラスやカリキュラムの有無

中でも⑥の費用に関しては、入塾から受験終了までの総額の算出が必須。月ごとにかかる授業料のほかにも教材費や季節講習費、施設費のほか、模試代などが発生し、その金額に驚く保護者も多くいます。

 金銭的な問題で通塾を諦めざるを得なくなることのないよう、しっかり確認しておきましょう。

ほかにも、志望校に進学した塾生の合格ストーリー成績の変遷などを質問してみると通塾のイメージがわきやすくなるでしょう。

失敗しない塾選び③ 塾ごとの特色の違いを整理し、比較してみる

実際に見学や体験授業、資料請求を行うと気づくのが、塾ごとの特色の違い。中学受験対策塾といってもそのカリキュラムはさまざまで、それぞれに多くの特色があります。

例えば最難関・難関校合格を志望する家庭向けの関東にある大手塾Aでは、授業の進度が速く、応用の応用といえるほどの難題を主にしたハイレベルな授業が行われます。塾から出される宿題の量も、他塾と比べ多く、子どもだけではやり遂げるのは難しいと言っても過言ではありません。

その一方で、関西で老舗と言われている塾Bでは、復習に重点がおかれた授業が行われます。A同様、やはり宿題の量は多いので家庭でのサポートが必要になりますが、教室内では講師が、生徒たちの集中力が途切れないよう雑談を交えた授業を展開し、勉強が“苦”にならない雰囲気づくりに努めているようです。

ほかにも、テストの成績結果によってクラス替えだけでなく、教室内での席順を決める塾や、授業の開始と終了時に大きな声で挨拶し合うなど、活気のある熱血指導が特徴的な塾、授業進度は一定のペースで比較的宿題が少なく、同じ問題を何度もじっくり考えさせる傾向の塾など、実に多種多様です。

そこで、どんな点に注目すべきなのか、塾それぞれの特色を大きく下記5つの項目ごとに整理し比較してみましょう。

① 体験授業・見学時に感じた印象
② 通塾時間(徒歩あるいは車や公共交通機関での送迎で何分など)
③ 合格実績
④ 費用
⑤ 塾のカリキュラム

失敗しない塾選び④ 子どもの学力と性格をしっかり見極める

塾の情報を集め、その整理を終えたら、どこが子どもに合う塾なのかを検討していきましょう。当然ですが、塾に通わせさえすれば、子どもの成績が上がるわけではありません。また、志望校への合格実績が高いからといって合格が保証されるわけでもありません。

あくまで塾は、勉強のやり方や問題の解き方を教えるところ。子どもが勉強に興味を持ち、自ら伸びようと思える塾はどこなのか、各家庭で判断しなくてはいけません。

そのためには、子どもの現在の学力と性格をしっかり見極める必要があります。例えば、のんびりタイプで学習の理解に時間がかかる子は、進度の速い授業を取り入れている塾には向いているとは言えませんし、内気で自ら質問できるタイプではない子は、集団塾ではなく個別指導が向いているかもしれません。

つまり、その塾の特色がお子さんに合っていなければ、元も子もないということです。塾の方針や環境がお子さんにマッチしていないと、最悪の場合は通塾の効果が表れないだけでなく、通塾が原因で勉強嫌いにさせてしまう恐れすらあります。

失敗しない塾選び⑤  志望校を明確にする

塾を絞っていく際に、しっかりと定めておきたいのが目標とする学校です。志望校を明確にし、しっかりとした対策のある塾を選ぶことがカギになるとも言えるでしょう。国立・公立中高一貫校から難関私立校、大学附属校など学校のタイプによっても受験科目や入試スタイルが異なるためです。応用力を求める学校を志望していても、それに対応したカリキュラムがなければ通塾の価値が激減してしまいます。

「小学3年生で志望校なんて決められない」そう思うご家庭も多いと思いますが、入塾前のお子様の学力と性格を見極め、どのあたりの学校を目標に入塾するのかできる限り考えてみましょう。

失敗しない塾の選びかたを5つ紹介しました。お子さんが3年間という長い期間通うことになる塾。中学受験に挑むお子さんを親と共にサポートしてくれる塾と出合えるよう、じっくり時間をかけて検討しましょう!

【知っておきたい!】中学受験の塾選びで失敗しない方法参考サイト:学研エル・スタッフィング

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