【7割の親が後悔している】お金と向き合う金融教育の実情とオススメサイト3選

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2022年4月以降、高校では金融教育が必修化となりました。家庭科の授業で、より詳しく「お金」についての学習が始まっています。そのような世の中の動きに反応して、小学生への金融教育についても関心が集まりはじめているようです。

「金融教育なんて小学生にはまだ早い」、「何となく気になっている」など、いろいろなご意見があるかと思いますが、この機会にお子さんの金融教育について考えてみませんか。

文/マムズラボ

目次

家庭で子どもに金融教育をしていますか?

小学生の子どもを持つ30代~50代の男女500名を対象に、auじぶん銀行は2022年5月「子どもの夏休みと金融教育に関する調査」を実施しました。

子どもに金融教育「行っていない」が8割

同調査によると自分の子どもに家庭内で金融教育を行っているかの質問に対しては、「現在行っている(13.2%)」がわずか1割程度、ほとんどの親が「行ったことがない(80.4%)」という結果となりました。

家庭内で金融教育を行ったことがない理由として最も多かったのは、「自分自身も理解できていないから(66.2%)」という回答で、「まだ早いと思うから(30.1%)」の倍以上という結果でした。

子どもに金融教育を行っていない理由については、「自分自身も理解できていないから(66.2%)」という回答が最多となった一方で、今後、家庭内で自身の子どもに金融教育を実践したいか、という問いに対しては、「行いたい(27.6%)」「どちらかというと行いたい(42.0%)」との回答が7割近くとなりました。

親世代の7割近く「子どもの頃に金融教育を受けたかった」

親世代を対象に、自分自身の金融に関する知識不足についてどう思っているか、という設問に対しては、「とても感じる(33.0%)」「まあ感じる(46.8%)」を合わせて「不足している」と答えた人が約8割でした。

金融に関する知識を身につけるためにしていることは、「書籍や参考書などを読む(20.4%)」、「YouTubeなど金融関連の動画を見る(19.0%)」、「経済番組を見る(18.8%)」などがありました。

しかし一方で、何もしていない(したことがない)(55.8%)」人が半数以上もいました。知識不足を実感しつつ、大人になってから金融についての知識を得るため自発的に行動することは難しい、ハードルが高い、と実感している人も多いようです。

子どもの頃に金融教育を受けたかったと思うか、という問いに対しては、約7割の人が「そう思う(32.2%)」、「どちらかというとそう思う(37.2%)」と回答しました。自身を振り返ってみると、子どもの頃に金融教育を受けておくべきだった、と考える人が多いという結果となっているのです。

子どもに金融教育で学んでほしいこととしては、「お金の価値・大切さ(82.4%)」、「お金の使い方(63.0%)」が多数となりました。まずは、基本的なお金との向き合い方を身につけてほしいと考えている人が多いことがわかりました。

それらの次には、「お金を貯める方法(48.2%)」、「お金の流れ・経済の仕組み(45.8%)」を学んでほしいという回答も半数近くあり、より幅広い知識が必要だと考えている人も少なくないようです。

オススメ記事:【7歳を過ぎたら遅い?】お金の価値の教え方~入学前に「お金の教育」してますか?~

子どもの金融教育にオススメのサイト3選

調査の結果によると家庭での子どもに対する金融教育について、およそ7割の親が実践したいと思っていることがわかりました。これは、親が自身の金融に関する知識不足を自覚していて、子どもの頃から金融を学ぶ必要性を実感しているためではないでしょうか。

金融知識の必要性は感じていても、大人になってから金融知識を身につけるために、自ら行動を起こすのはハードルが高いと感じている人は多いようです。また、お子さんに対して金融教育をしたくても、自分自身の知識が足りないためできない、という状況もうかがえます。

「auじぶん銀行劇場 金融昔ばなし」 auじぶん銀行

「auじぶん銀行劇場 金融昔ばなし」はその名の通り、子どもたちにおなじみの昔ばなしをベースに、金融に関する情報を盛り込んだオリジナルストーリーとなっています。小学校低学年から中学校1年生くらいを対象とした、楽しく学べる無料動画です。親子で一緒に観て、金融について話してみてはいかがでしょうか。

https://www.jibunbank.co.jp/sdgs/mukasi_banashi/

にちぎんキッズ : 日本銀行 Bank of Japan

“楽しく学ぼう、お金のイロイロ”をテーマにした「にちぎん☆キッズ」は、主に小学校高学年を対象に作られた冊子です。インフレとデフレ、“景気が良い? 悪い?”など、日本銀行が果たす役割について、マンガでわかりやすく紹介しています。

https://www.boj.or.jp/z/kids/book.html

財務省キッズコーナー ファイナンスらんど

子どもたちが親しみやすい動画や絵本、ゲームなどで、お金にまつわるあれこれについてわかりやすく説明しています。“お金とは? 税金とは?”など、金融について親子で学ぶ第一歩にオススメのコンテンツです。

https://www.mof.go.jp/kids/2018/

子どもといっしょにお金の知識を学ぼう

金融教育が必修化される中で、これからはただ単に、お金の使い方や貯め方、稼ぎ方を知るだけでなく、お金を通して社会生活を形づくる力が求められます。さらに金融教育は重要になっていくのではないでしょうか。

高校生から始まる金融教育の下地づくりとして、お金の大切さや使い方、世の中でのお金の流れなどについて、まずはお子さんとお金について学ぶことを始めてみてはいかがでしょうか。

【引用】
小学生の親、約8割が自身の金融知識不足を自覚 今後、家庭で金融教育を行いたい人は約7割 夏休みにさせたいことはレジャーが人気!4人に1人は「金融教育」と回答! 子どもの夏休み、親の悩み1位「宿題・勉強」2位「自由研究」 | auじぶん銀行 (jibunbank.co.jp)

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