忙しい時間帯に子どもに「いっしょに遊ぼう!」と言われると、ついつい「あとでね!」と後回しにしてしまうこともあるでしょう。実際、子どもの「遊ぼう!」にはどれくらい応えてあげたほうがよいのでしょうか?
今回の記事では、ママパパが忙しいときの子どもへの対処法や適切な声かけの方法をご紹介します。
文/マムズラボ
子どもの「遊ぼう」に疲れるのはなぜ?
子どもはいつだって容赦なく、「これ見て!」「遊ぼう!」「こっち来て!」とママパパを呼びますよね。子どもといっしょに遊んであげたいけれど忙しくて付き合ってあげられないことや、そもそも子どもと遊ぶことが得意でない人もいるかもしれません。
子どもといっしょに遊ぶことにママパパが「疲れる」と感じてしまう主な理由は以下のとおりです。
・やろうと思っていることがあるときに手を止めさせられストレスを感じる
・家事や仕事などやるべきことが停滞するのでイライラしてしまう
・ママパパの興味のないことに付き合わされるので退屈に感じる
・子どもとどう遊んでよいかわからない
・遊びの終わりが見えず長く感じる
・同じことの繰り返しや子ども独自のルールなど、子どものペースに合わせなくてはならないから
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子どもの相手をすることに「疲れた」と感じにくくなる対処法
ここでは、ママパパが「疲れた」と感じにくくする子どもとの遊び方や声のかけ方をご紹介します。
終わりの時間を決める
ダラダラと終わりのない遊びに付き合わされるのはママパパにとってストレスになります。「ごはんを作らないといけないから、〇時までならいいよ」とママパパの都合を説明し、終わりの時間を決めましょう。
タイマーをかけるのも、子どもにとって終わりの時間がわかりやすいのでオススメです。終わりの時間が決まっていることで、ママパパの気持ちも楽になるでしょう。
最初の5~10分だけ全力で付き合う
子どもに「遊ぼう」と言われたら、最初の5~10分はおもいっきりいっしょに遊んであげましょう。ノリノリでママパパといっしょに遊んでもらえると、少しの時間でも子どもは満足することがあります。
なお、そのときに「終わりの時間」もあわせて伝えておくとよいでしょう。
大人も楽しめる遊びに切り替える
子どものレベルに合わせて遊ぶのが苦手な人は、大人も楽しめる遊びに誘導するのもオススメです。「絵本を読もう!」「パズルやろうよ!」など、ママパパから提案してみましょう。
ルールを理解できる年齢であれば、カードゲームやボードゲームもいっしょに楽しめますね。
家事を遊びにして手伝ってもらう
やることが山積みで子どもといっしょに遊べない場合は、遊びの一環として家事を子どもに手伝ってもらうのもよいのではないでしょうか。
同じ色の洗濯物をたたむ、雑巾で拭くほどポイントがアップする、片づけを競争にするなど、家事を遊びにすることでママパパの「あとでやらなきゃ」というストレスが軽減します。
もちろん仕上がりが多少雑でも、「ま、いいか」と大目に見てあげましょう。
1人でできる遊びに誘導する
どうしても子どもの相手ができない状況であれば、1人でできる遊びを提供してあげるのもよいかもしれません。
「お絵かきしてかわいいネコ描いてくれるかな?」「ぬり絵の完成を楽しみに待っているからぬり終わったらママ(パパ)に見せてね!」「〇〇を図鑑で調べてママ(パパ)に教えてくれるかな?」などと、子どもにお願いしてみると効果的です。
お願いすると子どもは大好きなママ(パパ)の期待に応えようと、張り切って作業に没頭してくれるでしょう。
習い事の要素を取り入れる
「せっかくの子どもとの時間を、退屈しながら過ごすのはもったいない」「もっと意義のある時間にしたい」と思うママパパは、遊びに習い事要素を入れてみてはいかがでしょうか。
英単語クイズやダンス、筋トレなどを、子どもでもできる難易度の低いものから取り入れてみましょう。おうちでできるオンラインの習い事やYouTubeを活用し、子どもといっしょに学んでみるのも楽しいかもしれません。
ただし、正しくできることや正解することに固執しないように注意しましょう。正解したり間違えたりすることも含め、楽しむことが大切です。
工作・実験をする
戦いごっこやおままごとをするよりも、勉強の要素も兼ねた工作や実験だと楽しめるママパパもいるでしょう。100円ショップで買えるかんたんな実験キットや、おうちにある紙コップなどを使っても工作が楽しめます。
「これ使えるかな?」とおうちにある材料をさがしたり、図書館で工作や実験の本を借りてきて「どれを作ろうか」と選んだりするだけでも楽しい時間になりますね。
疲れているときは子どもの相手もがんばりすぎないことが大切
「子どもとの時間はきちんと向き合ってあげなきゃ」と、無理をする必要はありません。「子どもと遊ぶのは余裕があるときだけ」「最初の少しだけ」などと割り切って、できる範囲で対応してあげましょう。
ママパパががんばりすぎてイライラしてしまうことは、子どもにとってもよくありません。適度に手を抜いて、子どもとの時間を楽しんでくださいね。
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