【保護者の負担軽減にも!】習い事で送迎サービスを利用するメリットと利用方法をご紹介

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得意分野をさらに伸ばすためや、さまざまな経験を通して興味関心を深めるために、子どもに習い事をさせているご家庭も多いのではないでしょうか。しかし、習い事に興味はあるものの、子どもの送迎をネックに感じている保護者もいるはず。

そこで今回は、送迎の難しさが原因で習い事をさせるか迷っている保護者の心強い味方「送迎サービス」についてご紹介します。それぞれのサービスの特徴やメリットなどについて解説しますので、ぜひ参考にしてご家庭に最適なサービスを見つけてみてくださいね。

文/マムズラボ

目次

習い事の送迎サービスとは?

習い事の送迎サービスとは、保護者の代わりに子どもを習い事へ送迎してくれるサービスのことです。

バスや自家用車などが規定コースを回り、子どもたちを送迎してくれる習い事がある一方で、送迎サービスがない習い事もあります。その場合は子どもを習い事に通わせるのは難しいと諦めてしまう家庭もあるのではないでしょうか。

しかし、自宅や学校から習い事まで子どもを送り届けてくれる代行サービスを活用することで、子どもも習い事がしやすくなります。うまく利用すれば、今まで送迎を理由に諦めていた習い事にも挑戦させてあげられるかもしれません。以下で詳しくご紹介します。

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習い事送迎サービスを活用するメリットとは?

まず、習い事送迎サービスを活用することで得られるメリットについて解説します。

子どもを習い事に通わせやすくなる

一番大きなメリットは、送迎ができずに習い事を諦める必要がなくなることではないでしょうか? 保護者が共働きで習い事の時間にどうしても都合をつけられなかったり、きょうだいの習い事の兼ね合いでどちらかを優先せざるを得なかったりするなど、家族だけでは解決できなかった問題に対応できます。

送迎による時間帯や曜日の制限がなくなれば、習い事へ通わせることのハードルがぐんと下がりますね。

保護者に時間の余裕ができる

送迎サービスを利用することで、保護者自身に時間の余裕ができることもメリットのひとつです。

習い事に遅刻は厳禁です。時間どおりの送迎が必要ですが、保護者にも仕事や家事といった日々のタスクが数多くありますよね。習い事の送迎時間を確保するとなると、その前後の時間から調整しておく必要があります。

子どもが2人以上いたり、習い事が複数あったりすると、拘束される時間はふえるばかりです。時間の余裕がないと、心にも余裕がなくなってしまうこともあります。そんなときに、送迎サービスに任せることで、送迎の時間をそのまま自分の時間に回せるようになります。

送迎トラブルを回避できる

送迎に困ったとき、ついママ友やパパ友を頼ってしまうことがあります。最初のうちは「どうせうちの子も行くのだからいいよ」と快く引き受けてくれていたとしても、「今週は忙しいのに」「たまには代わって送迎してほしい」など、不満が溜まったり、逆に遠慮し合ったりして少しずつトラブルの種がふえていく可能性もあるでしょう。

また、お迎えが遅れている友だちを送るのか、それともいっしょに待つのかなど、思いがけない迷いが生じる場合もあります。逆に自分の子どもがお世話になった場合には、しっかりとお礼をすることも考えなければなりません。

送迎サービスを利用すれば、そのような気づかいや気後れをする必要がなくなります。送迎によって起こりがちなほかの家族とのトラブルを回避できます。

主な習い事送迎サービス4種類

最後に、主流となっている送迎サービスを4つご紹介します。詳しい料金や利用規約などは各サービスによって異なりますので、必ず該当業者や団体に確認してみてくださいね。

詳しい利用方法もサービスによって違いがありますが、基本的には以下の流れで利用できます。

・サービスへの会員登録
・事前予約、打ち合わせ
・子どもと担当スタッフとの顔合わせ
・当日の送迎や保育

信頼して子どもを任せるためにも、希望や条件をしっかりと伝えておきましょう。子どもと担当スタッフの顔合わせも事前に済ませておきたいところです。また、サービスによっては難しい場合もありますが、可能であればスタッフのかたと子どもとの相性もしっかりチェックしておきましょう。

ベビーシッター

子どもや赤ちゃんのお世話を頼める存在としておなじみのベビーシッター。保育のプロのため、初対面でも安心して子どもを任せられます。

習い事の前後の時間に保育してもらうことも可能なので、終業時間が不定な曜日や、不在が確定している時間帯の習い事も気兼ねなく選択できます。その一方で、マンツーマンでまとまった時間のお世話を頼むため、料金が少し割高になります。料金は時間単位で発生し、1時間あたり1,000〜3,000円ほどの会社が多いです。

自宅での保育を任せるには、以下を参考に信頼できる会社やシッターさんをさがすことが大切です。

・ベビーシッターの資格認定制度を設けている「公益社団法人全国保育サービス協会」に加盟しているか
・保育経験のある、もしくは保育士資格を保有しているベビーシッターか
・口コミなどの評判がよいか
・トラブルや事故が発生した際の保険が用意されているか など

タクシー会社

保護者の中には、子どもを1人でタクシーにのせることになじみがないという人が多いかもしれません。現在では一般社団法人全国子育てタクシー協会が認めた「子育てタクシー」をはじめ、送迎サービスを開始しているタクシー会社がふえてきています。

タクシー会社が「子育てタクシー」に加盟している場合、希望によってチャイルドシートをつけてもらうことも可能です。送迎を運転のプロに安心して任せられます。万一の事故に備えた保険も用意されており、補償体制が整っている点も心強い要素です。

また、基本的に子育てタクシードライバーは「子育てタクシードライバー養成講座」を修了しています。利用登録さえしておけば、配車にあきがある場合はいつでも「子育てタクシー」を手配できる会社もあります。習い事の送迎に限らず、移動に不自由を感じている家庭の味方になってくれるでしょう。

会社によっては、数日前からの予約が必要だったり、運転手の指名や急な変更などに対応できなかったりする場合がありますので、事前に確認しておくことをオススメします。まだまだ子どもの送迎サービスの導入が進んでいない会社も多いため、利用できるのかどうか自体を確認することが大切です。

料金はタクシー会社によって異なります。たとえば「日本交通」であれば最初の1時間は6,360円ですが、通常の乗車料金と同じ計算をする会社もあります。その場合は、習い事教室までの距離や時間で料金を計算してみてください。

家事代行サービス

家事代行サービスによっては、掃除や料理などの家事代行だけではなく、習い事送迎サービスを取り入れている会社もあります。家事のプロにさまざまなお手伝いを頼めるため、家事をする余裕がないご家庭にとっては大きなメリットといえるでしょう。定期利用や単発(スポット)利用、即日対応の会社があるのもうれしいポイントです。

全国保育サービス協会「ベビーシッター養成研修」合格者が対応してくれる会社もありますので、家事だけではなく保育も任せる相手として、担当者を吟味しておくといいですね。

料金は1時間3,000〜5,000円が相場です。依頼する家事の量によってさらに高くなる可能性もあります。

自治体のファミリーサポート

区や市など自治体が運営するファミリーサポートは、子どもを預けたい保護者(利用会員)と、その援助を希望する提供会員との調整を行う制度です。自治体の中の助け合いとして成り立っている事業なので、近所のことに詳しく、長期間子どもと関わってきた提供会員が多いのが特徴です。

ただ、子どもが好きで地域に詳しいとはいえ、担当会員は育児の専門家でない場合があります。また地域によっては提供会員の数が少なく、なかなか予約が取れないこともあるでしょう。そのため、事前登録の時点で、どのような提供会員がどれだけいるか確認しておいたほうが安心ですね。

会員登録だけではなく、送迎を依頼する際の講習が必要な自治体もありますので、利用を検討する場合は早めの登録がオススメです。

料金は他サービスに比べて割安なところが多いです。ほとんどの自治体が1時間600〜1,000円程度で利用できます。

子どもの習い事の送迎が難しいときは送迎サービスを活用してみよう!

ここまで、いくつかのサービスをご紹介してきました。子どもの年齢やご家族の状況によって、必要とするサービス内容はそれぞれ異なるため、サービス内容や条件、料金など、ご家庭に合ったものを選ぶことが重要です。

いずれにしても金銭的な負担は避けられませんが、子どもが新しい習い事をはじめる後押しができるのではないでしょうか。送迎がネックで習い事を諦める前に、一度送迎サービスの利用を検討してみてくださいね。

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