子どもの習い事で常に人気上位のスイミング。スイミングは子どもにとって、多くのメリットがあるため非常にオススメの習い事です。ですが、人気が高いためスイミング教室の数も多く、「どこに通わせたらいいんだろう」と選び方に悩む方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、スイミングスクールに通うメリットと選ぶ際のポイントについてご紹介します。
文/マムズラボ
子どもをスイミングスクールに通わせるメリット
スイミングスクールに通うと、子どもにとってどのようなよい影響があるのでしょうか? ここでは、スイミングスクールに通うメリットを3つご紹介します。
バランス感覚や瞬時の反応力が身につく
スイミングは水の中で行うスポーツであるため、水面に対して体が水平になるようにバランスを保つ必要があります。普段使わないバランスを取ろうとする筋肉を刺激することになるため、バランス感覚の向上につながるでしょう。陸上で行うスポーツにもバランス感覚は欠かせないので、結果的に運動能力の向上も期待できます。
そのほかに、水の中では呼吸ができないため、息継ぎするタイミングを自分で考えなければいけません。また、水の中で足が着かないときにどうするかについても瞬時に判断することが求められます。これらの経験などから瞬時に判断できる反応力が自然と身につき、日常生活にも活用できるでしょう。
筋力アップによって姿勢がよくなる
現在はスマートフォンやゲーム、タブレット学習の普及によって、子どもの猫背が問題視されています。体を動かすことがへっていることに加えて画面に集中することで首が前傾し、猫背になりやすいのです。
しかしスイミングスクールに通うことで、腹筋と背筋をバランスよく鍛えることができ、姿勢の改善につながります。また、肩甲骨の間が開いていることも猫背になる原因のひとつです。スイミングは、肩甲骨を常に動かすスポーツであるため、肩甲骨まわりの筋肉も効率よく鍛えることができ、姿勢改善にぴったりのスポーツといわれれいます。
免疫力があがり病気にかかりにくくなる
プールの水中温度は30度前後に設定されていることが多く、体温よりも低い状態です。そのような水中で運動をすると、体温を一定に維持するために体温調節機能が働きます。体温調節機能が活発に働くことで、寒暖差や環境の変化に強くなり、体調を崩しにくくなるのです。
また、水中では呼吸が制限されるため、心肺機能の向上も期待できます。心肺機能が向上することで、脈拍を一定に保てるようになり、体調が安定しやすくなるでしょう。
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子どものスイミングスクールの選び方・比較ポイント
メリットが多く人気のスイミングですが、何を基準にスイミングスクールを選べばよいのかは悩みどころですよね。ここでは、子どものスイミングスクールの選び方と比較ポイントをご紹介していきます。
初期費用・月謝
スイミングスクールに通わせる際に気になるポイントのひとつは、費用面ではないでしょうか。長期にわたって通う場合や兄弟そろって通う場合には、なおさらチェックしておきたいですね。入会キャンペーンや兄弟割引を実施している施設もあります。
しかし、初期費用や月謝が安いという理由だけで入会するのはあまりオススメできません。会員が少なく多くの会員を集めるために、ほかよりも安くしている可能性などが考えられるからです。
入会を決める際はいくつかのスイミングスクールの費用や月謝を比較しつつ、実際に通っている人の口コミなどの情報収集もしっかり行いましょう。
施設の場所
スイミングスクールに通うとなったら、通いやすさも重要です。子どもが気に入ったスイミングスクールを見つけたとしても、遠いと通うのが億劫になり、長く通い続けることが難しくなってしまうかもしれません。
そのため、スイミングスクールを選ぶ際は、近所のスイミングスクールを調べて、比較することをオススメします。車で送迎する場合、駐車場の台数や停めやすさなども大切になってくるため、あわせて確認しておきましょう。
また、少し距離があるスイミングスクールに通う場合は、スクールバスがあると通いやすくなります。遠方のスクールに通いたい場合は、スクールバスが用意されているかについても確認しておくことをオススメします。
レッスン日・時間帯
スイミングスクールのレッスン日や時間帯は基本的に固定されていることが多いです。子どもの1週間のスケジュールを確認しておき、問題なく通えるか確認しておくことも大切です。気に入ったスイミングスクールがあっても、ほかの習い事や予定と重なってしまっては通えません。
年齢やレベルによってレッスン日や時間帯が異なるスクールもあるため、対象クラスが通える日にあるかをよく確認した上で入会するようにしましょう。
スクールの雰囲気・環境
スイミングスクールを決める際に重要になってくるのが、雰囲気や環境が子どもに合っているかということです。指導者やほかの生徒との相性、施設・設備の環境などについては実際に体験してみないとわからない部分が大きいといえます。
また、クラス人数と指導者の比率も見ておきたいポイントです。生徒の人数に対して指導者が少ないと、安全面やレッスン環境に問題がある可能性もあるでしょう。まずは、体験入会してみて、どこがいちばん合っているのかを比較・検討してみるとよいでしょう。
指導者
スイミングスクールで実際にレッスンを行う指導者を選ぶことも、スイミングスクール選びにおいて非常に重要です。指導者の質によって子どものスイミングに対する姿勢も変わってくる可能性があるため、慎重に選びましょう。指導者を見るポイントについてご紹介していきます。
手本を見せる頻度や指導者の泳ぎの姿勢を見る
「百聞は一見にしかず」ということわざがありますが、スイミングも同様です。実際に上手に泳いでいる姿を見ることで、体の動かし方や息継ぎをするタイミングなどを学ぶことができ、上達につながることがあります。
そのため、指導者を選ぶ際には、実際に泳ぎの手本を子どもたちに見せているか、また手本を見せる頻度はどれくらいか、という点に注目しましょう。
ことばだけではなく、実際に泳ぎながら具体的に指導してくれる指導者がオススメです。
アドバイスや補助の頻度を見る
より早く泳ぎがうまくなりたい場合は、個別のアドバイスや補助をしてもらえるかも確認しましょう。個別での指導をしてもらえるということは、しっかりと泳ぎに対する課題を見つけてくれ、改善できるようサポートしてもらいやすいということです。
そのため、上達速度も速くなると考えられます。逆にアドバイスや補助が少ない指導者だと、上達が遅くなってしまう可能性があるため注意が必要です。
レッスンを受ける子どもたちの表情を見る
子どもたちが楽しくレッスンを受けているかも、指導者を選ぶ判断基準になります。子どもは感情が表情に出やすいです。一人ひとりの表情をよく観察することで、楽しいレッスンなのかどうかが判断しやすくなります。
また、指導者と信頼関係を築けているかという点についても、指導者との会話量や声をかけられたときの表情で判断できるでしょう。子どもたちが楽しそうに泳いでいる、指導者と楽しそうな会話をしているスクールを選ぶと、スクール選びは失敗しにくいですよ。
スイミングスクールを選ぶときはしっかりと比較しよう
今回は、スイミングスクールのメリットと選び方について解説しました。スイミングはメリットが多い習い事であるため、人気が高く、その分スイミングスクールの数も多いです。しっかり比較をしながらスイミングスクールを選ぶと失敗が少ないので、本記事を参考にして子どもに合ったスイミングスクールをさがしてみてくださいね。
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