【アンケートで見るイヤイヤ期】みんなのイヤイヤ期エピソード

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【アンケートで見るイヤイヤ期】みんなのイヤイヤ期エピソード

「着替えたくない!」「まだ遊びたいの!」「ママじゃなきゃイヤ!」…などなど、お子さんのイヤイヤ期にお疲れ気味の方はいらっしゃいませんか?

イヤイヤ期に関する連載2回目の今回は、モニプラアンケートで、「子どものイヤイヤ期の期間」や「イヤイヤ期エピソード」「乗り越えた方法」などについてお聞きしました。

お子さんがイヤイヤ期真っ最中の方や、これから迎える方は対処法のご参考に、イヤイヤ期を通り過ぎた方々はご自身の来た道を振り返りつつ、リアルな試行錯誤をご覧ください。

※アンケート調査:モニプラファンブログ「こそだてまっぷ編集部」調べ(2022年8月実施/94名回答)

目次

1 イヤイヤ期はいつ・どのようなシーンで起こる?

何歳ごろから始まりましたか?

イヤイヤ期は何歳ごろから?/円グラフ

2歳ごろから始まったという家庭がいちばん多く、少しずつことばを話せるようになってきた1歳半ごろからという声もありました。

早い方は、なんと8カ月から!

イヤイヤ期はどのくらいの期間続きましたか?

イヤイヤ期の継続期間/円グラフ

1年近く続いた家庭がもっとも多く、きょうだいによって、期間も年齢もバラバラという意見もありました。

3年以上続いたという方もいる一方、最短で1週間という方も。

ただ、全体としては、お子さんのイヤイヤ期が始まったら長い目で見る必要がありそうです。

保護者も無理なく向き合える心がまえが大切なようですね。

どのようなシーンでのイヤイヤが見られましたか?

イヤイヤが出るシーン/棒グラフ

いちばん多いのが、「眠いとき」! 大人でも眠いときは仕事や家事がはかどらなかったり、何か言われてもすぐに答えられなかったりしますよね。

ほかには、歯磨きや食事、着替えなど、生活習慣に関わる場面でイヤイヤが見られるという声がありました。

2 実録! イヤイヤ期の印象的な出来事

外出先でイヤイヤと寝転ぶ子

アンケートで、子どものイヤイヤ期の忘れられないエピソードを聞きました。

・スーパーで欲しいものを買ってもらえず、床に寝転がって泣きまくった。まさか自分の子が!? と思った記憶が。

・子どものイヤイヤに、私がつい大声で怒鳴ってしまった。

・歯磨きを嫌がり、口をかたくなに開けなくてがんじがらめにして歯磨きした。

・2歳のときに下の子が産まれて、すさまじく荒れた。お昼寝から起こすとき、お風呂でシャワーを頭にかけるとき、着替えるとき、何かにつけて「嫌ーーー!!!」。さすがに心がぼっきぼきに折れまくった。

双子が同時にイヤイヤ期に突入! 一人が嫌と言うともう一人も嫌となり、仲間がいるからか、本当に言うことを聞きませんでした。

・子どもの要望に応えた1秒後にはまたヤダヤダが始まり、また次の要望…。しまいにはスーパーで子どもが靴を投げて床へ座り込んで泣く始末。私は何をしたらいいのですか~と、本当にお手上げでした。

・うんちをしたあとにオムツを絶対に替えない! というときは、本当に困り果てました。…臭いのよ…。

・旅行先で日中のテンションはMAX! ところが、夕方から疲れと眠気で機嫌が悪くなり、ホテルの部屋でかんしゃくを起こされたことが何度もあります。叫んでいるときは何を言ってもだめなので、落ち着くまで部屋でひたすら待ち続けました。

・まだ自分では食べにくいごはんを自分で食べたがり、案の定床にこぼしまくっていた。

・子どもが自分でつまずいたりしただけでも怒って暴れてたたかれる。気に入らないことがあるとすぐに仰向けで寝そべって泣きわめく。私のせいじゃないんですけど~!?

急いでいるときに限って、出かける準備をしたがらなくて困りました。

・5歳ごろ、耳鼻科の先生が鼻吸い機を「自分でやってみる?」と言ってくれ、「いい」と答えたものの、診察後、待合室に戻ってから「やっぱりやりたくなった」とかんしゃくを起こして泣いたこと。それ以来、耳鼻科で先生に勧められたら必ず本人が自分で鼻吸いしてます(笑)。

・思いどおりにいかないとイヤイヤ。どうしてもできないことや、やってはいけないことを教えることが難しかったです。

・お店にある車型のカートを見て、子どもが「乗りたい!」と訴えましたが、すぐに帰るし、私は下の子をだっこしていたので、受け流してしまいました。
すると、「乗りたい、乗りたい!」と泣き叫んでその場から動かなくなり、「じゃあ乗っていいよ」と言っても泣き続け、「それなら帰るよ?」には「嫌ー!!!」。
…最終的にはカートに乗って、お店を一周すると満足したのか笑顔になり、すぐに機嫌が直りました。お互いのためにも、最初からいいよと言っていればと思いました。

・子どもが気に入った上下セットの服があり、それ以外では外出しようとしませんでした。うっかり平日の朝に洗濯が間に合わなかったときにはもう大変でした。

・運動会で、親子でのかけっこ競技がありました。本番当日、娘はスタートしてすぐに立ち止まってしまい、「走ろう」と声をかけてもむすっとした顔をして意地でも走ってくれず…。娘を抱えてゴールしました(涙)。

・息子とパパで留守番中、ママっ子の息子は「ママがいい~」の一点張り。パパが「着替えよう」「ごはん食べるよ」「お風呂入るよ」などうながしても、すべて「ママがいい~!」。
ただ、「車乗って買い物行く?」にだけは、「パパがいい~!」。おもちゃを買ってもらえると思い、上手に使い分ける場面も(笑)

いかがでしょうか。

客観的に見れば「かわいいな」「懐かしいな」とも思えそうですが、リアルタイムでイヤイヤ期真っ最中の親子にとっては笑い事ではありませんね。

3 実録! イヤイヤ期の乗り越え方

ハグする親子

イヤイヤ期の子どもたちに、皆さんはどのように対応し、乗り越えたのでしょうか。

・暴れはしないタイプだったので、騒いでいるくらいなら放っておきました。どうせ疲れてそのうち寝てしまうし。

・歯磨きを嫌がっていましたが、仕方がないので力ずくで磨かせていただきました(笑)。

・日中保育園に行っていたので、集団生活の中でいろいろ学んでくれて、先生のサポートもあり乗り越えられました。毎日ずっと家でいっしょだったらかなりつらかったと思います。

夫に話を聞いてもらった。

・妹に手がかかる時期、お兄ちゃんのイヤイヤ期でした。いろいろ我慢してくれてありがとうねということや、妹のことをかわいがってほしい、2人とも大切だということを伝え続けました。6歳になった今では、率先して妹のお世話をしてくれています。けんかもするけれど、仲良しなきょうだいです。

・子どもはこういうものだとあきらめた。

・少数派かもしれませんが、「一生懸命に主張してる」と思ったら、かわいくてしかたがなかったです。危ないときは抱きしめたし、泣きわめいたときは「暑そうだなぁ」と思いながら眺めていました。

・保育園の先生に怒り方や伝え方を教えてもらい、しっかりと目を見て伝えるようにしていました。

・長い時間まじめに向き合っているとこっちが疲れてくるので、夫婦で交代しながら乗りきった。

次の予定の30分前から、子どもに切り上げるよう声かけを始めていた。

・ワガママに対してはしかったけれど、極力子どものやりたいようにやらせていました。

・どうしようもないときは、両脇に子どもたちを抱えて乗り越えた。

・急がなくて済むように、余裕を持って行動するようにしました。また、イライラするとひどくなるので、怒らずに話を聞くようにしました。

落ち着いてから「どうすればよかったのか」を根気強く言い聞かせています。特効薬はないですが、年齢とともに落ち着いてきました。

・子どもが落ち着くまで離れられるときは離れてお互いクールダウンした。「家ではまだ赤ちゃんだね」と許せる状況では納得いくまでやらせた。

・嫌なんだね、とできるだけ子どもの思いに寄り添った。

大好きなテレビや動画をストックしておき、流して落ち着かせる。

・外では危ないのできちんとしかり、抱えて退散。家や、自分に余裕があるときは落ち着くまで待つ。共働きで四六時中いっしょではなかったので気持ちの抜きどころがありました。

・イヤイヤ期が始まったころから、毎晩「大好きだよ」などの愛のことばを伝えている。今は娘が「ママ大好きだよ」って1日に何度も伝えてくれます。

・家でかんしゃくを起こしたときは、私も感情的になってしまうのでトイレに逃げて自分の気持ちを落ち着かせた。

お気に入りのタオルケットを常備して乗りきりました。

・イヤイヤが出たときには「なんでー?」「どうしたいのー?」と声をかけて「ママがするのは嫌だったんだねー」「○○じゃなくて△△したかったのかなー?」と落ち着いて話しかけるようにした。イヤイヤが収まってきた今は、私によく「なんでー?」と聞いてきます(笑)。

服が上下ピンクでも本人の機嫌がよければOK! 「パパとやる? ママとやる?」など、選択肢を与えると、自分で選んだものに対しては必ずやる!

・かんしゃくが始まると何をしても逆効果だと学んだので、ひたすら落ち着くまで何もせず(たたかれたり頭突きされたりしても、されるがまま)見守る。危険なことだけはかんしゃくを起こそうが止めていました!

・同じようにイヤイヤ期に悩むママ友が近くにいたので、いつも話を聞いてもらい心を落ち着かせていました。あとは、外でイヤイヤが発動すると、親切な方が助けてくれたり、声をかけてくれたりして子どもの気持ちが切り替えられたことも多々あり、周りの方にもずいぶんと助けられました。

お子さんの様子によってさまざまな対応や乗り越え方がありますね。

大人同士で話をしたり、周りの人に助けられたりしたという声もたくさん届きました。

4 実録! イヤイヤ期後に感じる成長

子どもの成長

イヤイヤ期が過ぎた保護者の方々に、振り返って成長を感じたエピソードを聞きました。

子どもの成長を感じたこと

・すっと登園するようになったときは涙が出ました。心が強くなったなと感じました。

・「うん、いいよ」と答えるようになった。あんなにイヤイヤ言っていたのに…!

・我慢強くなった。

・落ち着いて自分で考えるようになったと思います。

・イヤイヤ期のときは「ママ大嫌い!」と言われてひどく傷つくこともありましたが、落ち着いてからは「大好き!」とたくさん言ってくれるようになりました!

・自分の気持ちを相手に伝えるのが上手になった気がします。

・自己主張も感情表現もできている。

・相手の状況やタイミングなどを少し待ったり、落ち着いてお話をしたりできるようになりました。

・何が嫌で何に怒っているのかを、ことばで説明できるようになった。

・自立心が芽生えたような気がする。

・下のきょうだいの面倒を見てくれるようになり、頼もしいです。

・一人でやりたがるということは、一人でできるようになったということで、親も手伝う立場から、見守るという立場に変化したのだと思います。

・ことばをたくさん覚えてからは、むやみにイヤイヤを言うことが減りました。お手伝いを申し出てくれることも増えました。

・いいこと、悪いことの区別が子どもなりについてきた。

保護者自身が成長したこと

・たくさんけんかもしましたが、お互いによく話し合うことで理解しようとしていたと思います。自分の声のかけ方や、態度を見直そうということ、あぁ、息子はこんなことを感じていたのだなということをあらためて考えさせられました。

・寄り添って気持ちを理解しようと努めたことで、子どもとの絆が深まった気がします!

・子どもの言動にいらいらしなくなった。「まあいっか」と心にゆとりができた。

・私自身の未熟さを再確認しました。

・忍耐強くなった。

・以前よりも子どもを客観視できるようになった。


何かと大変なイヤイヤ期ですが、子どもも保護者も成長している最中なのだと感じられるエピソードがたくさん集まりました。

最終回となる次回(9/23公開予定)は、アンケートで多かった声について、初回にご登場いただいた中田 馨先生に再びご回答いただきます。

どうぞお楽しみに!

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