3月7日は「十歳の祝いの日(ととせのいわいのひ)」という、一般社団法人日本記念日協会が認定している記念日です。これに合わせて近年では「ハーフ成人式(2分の1成人式)」として、さまざまなお祝いの仕方があるようです。
ここでは、そんな「ハーフ成人式」について、注目されていることや実際のお祝いにまつわるエピソードをお届けします。
文/細川麻衣子
3月7日「十歳の祝いの日(ととせのいわいのひ)」って?
これは、京都市に事務局を置く『十歳(ととせ)の祝い普及促進協議会』が制定した記念日です。3月が年度替わりの月で対象の子どもの多くが10歳を迎えていることと、“3+7=10”にちなんで、3月7日を「十歳の祝いの日(ととせのいわいのひ)」としました。
子どもの成長を祝う行事「七五三」のように、「十歳の祝いの日」も和装や洋装の晴れ着を着る機会を促しています。こうしたことから3月7日は、節目を迎える子どもたちの健全な成長を願い、“未来像を描いてもらう日”として、親子の絆を確かめ合ったり、地域で子どもを見守る風土の醸成などを目的としています。
、少し前から、9~10歳を迎えるころに「ハーフ成人式(二分の一成人式)」としてお祝いしたり、学校でも学びと結びつけたかたちで授業やイベントが催されたりすることも増えてきました。
では実際に「ハーフ成人式」を、みなさんはどのようにお祝いをしているのでしょうか。
スタジオやフォトグラファーによる記念撮影が不動の人気!
お祝いしたかたに何をしたかお伺いしたところ「スタジオで記念写真を撮った」「お友だちと撮りたくてフォトグラファーさんに依頼した」など、写真にこだわったという声が多くあがりました。
その中から、こだわりある素敵なお写真&エピソードをご紹介します。
【和装&洋装いろいろなバリエーションで撮影を堪能♪】
「和装・洋装の両方で撮影し、たくさんの思い出に♪ 末っ子娘のハーフ成人式(誕生日)当日は家族と祖母とお祝いをしました。母として『子育ての10歳祝いはこれが最後』と思うと、思い入れが強かったです。娘には、生まれた日はどんなふうにパパやお姉ちゃんたちが過ごしていたか、何時に生まれたか……など出産当日の詳細を、昨日のことのように思い出しながら話をしました。ハーフ成人式という機会があったからこそ、改めて子どもとしっかり話ができた気がします」
【18歳成人になったのでまずは9歳でお祝い♪】
「18歳成人になったこともあり、まずは9歳で記念撮影をしました! 袴を着せてあげたかったのでとてもよい思い出に。10歳はこれから迎えるので、次も和装で写真に挑戦し、9歳から10歳の1年間の成長も楽しみたいです。お祝いはお友だちともいっしょにできたらいいなと思っています」
【和装プリンセスドレス♡がお気に入り】
「ハーフ成人式にぴったりな和装プリンセスドレスで、お友だちとアナ&エルサになりきり♡ 和装デザインが本当にかわいくて撮影も楽しく、忘れられない思い出になりました♪」
小物アイテムをうまく使って特別感を演出
ハーフ成人式の当日は、毎年の誕生日祝いにほんのり特別感をプラスしたというかたなど、その方法はさまざま。なかでもSNSの「いいね」がバズっていたり、お祝いの内容に注目が集まっていたかたをご紹介します。
【ハンドメイドの髪飾りで特別感UP!】
着物を着る方の多くはレンタルなので着物自体は手元には残りません。だからこそ!と、手元に残せる和小物が注目されているようです。
「着物を着る特別な機会だからこそ、ハーフ成人式を彩るアイテムとしてオーダーメイドの髪飾りが人気です。特に花束モチーフのデザインは贈り物にも喜ばれています。我が家も七五三ぶりの着物なので、娘にも特別な1点を♡と思っています」
【絵になる♡ビッグサイズの“10”バルーン】
「ハーフ成人式は、PTA の学年行事(4年生)で実施。学校内のオープンスペースを借り、ひとりひとりの賞状授与や将来の夢を発表。家族もいっしょにフルーツバスケットなどのゲームを楽しみました。また、赤ちゃんの頃の写真を使った『これは誰でしょう?クイズ』は大盛り上がり! おうちの人から子どもたちの思い出の写真をムービーにまとめて流したら、子どもたちからは内緒で手紙と合唱のプレゼントをもらいました♡ この写真は、10歳記念にとナンバーバルーンを両手に、いつもより大人っぽくリップとアクセサリーをつけて撮りました♪」
【息子の”大好き“リクエストに応えた10歳祝い♪】
「ハーフ成人式は誕生日とその直近の休日にお祝いをしました。息子が大好きな博物館、いちご狩り、ゲームセンター、カラオケを楽しむという一日超フルコース! プレゼントは鉱石磨きができるキットとベイブレードに♪ “大好き”に囲まれながらの10歳スタートになりました♪」
【カラフル★レインボーケーキでお祝い】
「甘いものが苦手な娘も食べることができた、ビーガンレインボーケーキ♪ 10歳を迎えた誕生日は、娘が1歳になるまで書き続けた0歳児のときの育児日記を親子で読みました。娘がかなり興味を持って『このときはどうだったの?』といろいろと質問も。改めて生まれてから今までを振り返ることができ良い時間でした。ハーフ成人式ということで、バルーンアートで部屋も豪華に飾り付けました♪」
いかがでしたか? さまざまなハーフ成人式のお祝いのスタイルがありましたね。現在は、9歳・10歳ともに、ハーフ成人式を楽しめることもわかりました。ぜひ、今後の参考にしてみてください。
この記事の監修・執筆者
未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!
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