【自由研究にもピッタリ!】夏休みに楽しく遊べる工場見学《9選》

更新日: 公開日:

いよいよ夏休み! 家族のおでかけや旅行の計画は進んでいますか? とはいえ、パパママはお仕事があったり、子どもも夏休みといっても習い事や塾などで忙しいのではないでしょうか。さらに今年も猛暑が予想される夏なので、おでかけ先も悩みどころです。

家族みんな忙しくても、夏休みを楽しく充実させたい! そしてなにより宿題にもきちんと取り組みたいですよね。

そこでおすすめしたいのが「工場見学」です。楽しく学びながら、自由研究にぴったりなおすすめの見学先を厳選して紹介します!

文/こそだてまっぷ編集部

「工場見学」を夏休みの自由研究にするコツ

身近なものが製造される過程を見ることができ、それにまつわる歴史や文化などを学ぶことができるのが「工場見学」。この体験はとても貴重で、子どもも大人も夢中になってしまうこと間違いなし。まさに夏休みの宿題、自由研究にぴったりです。

まずは、そんな工場見学を自由研究にまとめるコツを紹介します。

[保護者の方は以下1~5をお子さんが主体的に取り組めるようにサポートしましょう]

1、何について知りたいか?を決める
好きなものや興味のあるものを思い浮かべてみましょう。乗り物、食べ物などのほかにも地域のことや、歴史についてなど、身近なものや興味のあるものを、いくつかあげてみましょう。

2、どんな工場へ行きたいか・何を見てみたいか、を決める
[1]について、「どうやって作られているの?」「どうして○○になっているの?」を想像し、実際にそれを見ることができる工場を探しましょう。

Gakken キッズネット≪工場見学≫

3、下調べ、準備をする
工場見学では実際にどのようなことができるかを調べ、あらかじめ準備をしておきましょう。例えば、「見学コース内容」「当日体験できること」「写真撮影ができるかどうか」などの確認をしておくと、後日まとめるときにスムーズです。

4、工場見学を楽しむ(当日)
当日は限られた時間の中なので、用意してきた疑問を解決したり、調べたりして工場見学を楽しみましょう。このとき、現地にパンフレットや資料などがある場合はもらっておきましょう。
撮影が可能な場合は写真や動画も撮っておきましょう。後日まとめるときにとても役に立ちます。撮影不可なら、メモを取るなどし、大切だと思う部分をしっかり記録しておきましょう。

5、「自由研究」をまとめる
見学して調べたことや感想を、学校へ提出・発表できるようにまとめましょう。

≪関連記事≫【まだ間に合う!自由研究】テーマ決め・進め方・まとめ方のコツ

“金融教育”にピッタリ!

いまやキャッシュレス化が進む中でも、子どもの“金融教育”に関しては多くの専門家の方々が「まずは現金(貨幣・紙幣)を使用することで、お金の感覚を理解することにつながる」と推奨しています。その“お金”がまさにつくられている工場を見学することは、さまざまな学びにつながることでしょう。

造幣局さいたま支局

以前池袋にあった『造幣局東京支局』が移転し、さいたま新都心に2016年に開局したのが『造幣局さいたま支局』。貨幣や勲章の製造過程を見学できます。予約は不要で自由に見学可能ですが、ガイドツアーは要予約です。『造幣さいたま博物館』も併設されているので、工場見学のあとは博物館で歴史について学ぶこともできるでしょう。

住所/埼玉県さいたま市大宮区北袋町1-190-22
見学日/月~金(お盆休み期間及び博物館休館日(毎月第3水曜日ほか臨時休館日等)を除きます。詳しくはHPの見学カレンダーをご覧ください。)
開館時間/9:00~16:30(入館は16:00まで)
アクセス/JR各線さいたま新都心駅東口から徒歩12分
電話番号/048-645-5899(月~金(祝日を除く))
料金/無料
公式HP/https://www.mint.go.jp/enjoy/plant/plant-saitama/plant_visit_saitama.html

“空”の安全、どうやって守られているのか知りたい!

人気の工場見学のひとつ、航空会社の工場見学。普段乗ったり遠くから眺めたりしている飛行機を間近で見られるとあって、大きな機体を目の前に親子で心躍る時間を楽しめるでしょう。「飛行機はなぜ空を飛べるの?」「飛行機に関係するお仕事ってどんな職業があるの?」という疑問など、ぜひここで調べ、研究してみてはいかがでしょうか。

JALスカイミュージアム

空の仕事やJALの歴史に触れ、本物の航空機を間近で見ることができる場所。格納庫内ではグループごとに分かれ、スタッフによるガイドのもと整備中の航空機や離着陸の様子などの見学ができます。

住所/東京都大田区羽田空港3-5-1 JALメインテナンスセンター1
開催日時/月・火・木・土・日 ※時間詳細はHPへ
アクセス/東京モノレール「新整備場」駅下車徒歩2分 ※駐車場、駐輪場はありません
電話番号/03-5460-3755(9:30〜16:30)
料金/無料
公式HP/https://www.jal.com/ja/kengaku/

ANA Blue Hangar Tour(格納庫、展示ホール見学など)

ANAの整備部門について見学できます。格納庫見学から、安全運航を支える整備作業の模擬体験ができる施設もあります。

住所/東京都大田区羽田空港3-5-5
開催日時/火~土 ※詳細はHPへ
アクセス/京浜急行バス「西新整備場」バス停下車徒歩4分、東京モノレール「新整備場」駅下車徒歩15分 ※駐車場、駐輪場はありません
料金/無料
公式HP/https://www.anahd.co.jp/group/tour/ana-blue-hangar/

ANA Blue Base Tour(訓練施設、職業別ツアー)

ANAグループの現役社員が訓練施設を紹介してくれるツアー内容になっています。見学専用エリアから実際に訓練をしている様子や施設を見学・体験できます。(ツアーのある職業:グランドスタッフ、客室乗務員、グランドハンドリングスタッフ、貨物スタッフ、整備士、運航乗務員)

住所/東京都大田区羽田旭町10‐8 ANA Blue Base
開催日時/※ツアー内容によって異なります。詳細は公式HPへ
アクセス/京急電鉄「穴守稲荷」駅徒歩7分、東京モノレール「天空橋」駅徒歩15分
料金/有料 ※詳細は公式HPへ
公式HP/https://www.anahd.co.jp/group/tour/ana-blue-base/

身近な食べ物・飲み物について知りたい!ならココ

普段、スーパーなどで目にするパッケージの食品やお菓子、飲み物は、どんなふうに作られているのでしょうか。その様子を間近で見ることができるのがこちらの工場です。食卓に並ぶご飯や飲み物、ごほうびに食べるお菓子などの舞台裏を知ることで、学びも深まり“食”への興味や感謝にもつながりそう♪

味の素グループうま味体験館(味の素KK川崎工場併設)

味の素グループで一番歴史のある川崎工場。きっと一度は手にしたことのある「味の素Ⓡ」「ほんだしⓇ」などの商品をはじめ、医薬品原料や石けんの原料なども生産・開発しています。「味の素Ⓡ」親子おしごと体験コース、「ほんだしⓇ」コースなど全部で6つの工場見学コースが用意されており、製品の製造・品質管理の見学や調理・試食などさまざまな体験が人気です。

住所/神奈川県川崎市川崎区鈴木町3-4
開館日/HPの「重要なお知らせ」欄をご確認ください。※見学はHPから事前予約が必要
開館時間/9:00〜16:00(火~土) (年末年始、工場の指定休日を除く)
アクセス/京浜急行「京急川崎駅」から大師線に乗り「鈴木町駅」で下車徒歩1分 ※駐車場、駐輪場はありません
電話番号/0120-003-476
料金/無料
公式HP/https://www.ajinomoto.co.jp/kfb/kengaku/kawasaki/

グリコピア ・イースト

ポッキーとプリッツの製造工程を見学できます。有料で、ポッキーにデコレーションして楽しめる「デコポッキー体験」なども実施(土日祭日限定、要予約)。

住所/埼玉県北本市中丸9-55
休館日/お盆休み、年末年始、工場メンテナンス日。毎週金曜 ※金曜日は一部開館する日もありますので予約カレンダーをご確認ください。
時間/9:00~16:00(開館日のみ)
アクセス/圏央道(首都圏中央連絡自動車道) 桶川加納ICより車で約10分
電話番号/048-593-8811
料金/無料 ※完全予約制
公式HP/https://www.glico.com/jp/enjoy/experience/glicopia/east/

※関西地方には「グリコピア 神戸」があります。(写真下)

キリンビバレッジ 湘南工場

湘南工場は「体験」にこだわった新しい形のツアーが魅力。バーチャルファクトリーでは人の動きに連動する仕掛けや迫力ある映像で「午後の紅茶」について体感できます。※湘南工場のツアーには、工場内の製造ライン見学はありませんが、親子向けのオンライン工場見学では製造工程も見ることができます。(HP上に載っている動画をご自身で再生いただくものです。製造現場をリアルタイムで見学できるものではありません)

住所/神奈川県高座郡寒川町倉見1620
休館日/月曜日休館、設備点検日・年末年始休館
時間/9:30~16:30(休館日を除く)
アクセス/JR相模線 『倉見駅』より徒歩15分、圏央道(さがみ縦貫道路)寒川北ICより3km、駐車場あり
電話番号/0467-30-9000
料金/無料
公式HP/https://www.kirin.co.jp/experience/factory/shonan/

土地の名産や歴史・文化に触れて学べる!

その土地ならではの名産・文化について触れ、学ぶならこちらの工場に行ってみてはいかがでしょうか。「どうやって名産品ができたの?」「それにまつわる昔のお話は?」「地元で愛される理由は?」「日本中に広まったのはいつ?」など、歴史や現在の人気に触れることで、より深く土地や地域について知ることができ、愛着がわくのではないでしょうか。

おたべ本館(本社工場)

人気の京都銘菓生八つ橋の『おたべ』の成形から箱詰め作業の流れを見学できます。工場が稼働していれば、予約は不要で自由に見学可能。時間帯によっては、当日製造したばかりの『おたべ』の試食も楽しむことができます。(工場稼働時間が変動のため、提供していない場合もあります)

住所/京都市南区西九条高畠町35-2
開館日時/無休、10:00〜18:00 ※工場の稼働日・稼働時間は製造量により異なるので稼働が終了している場合があります
電話番号/075-681-8284
料金/無料
公式HP/https://www.otabe.kyoto.jp/2013_new/store/otabe_kouji.html

※おたべ本館の隣には、抹茶と豆乳のバームクーヘン「京ばあむ」に特化した施設があり、その2階ではバームクーヘンを製造している様子も見学できます。(写真下)

オタフクソース本社工場/Wood Egg お好み焼館

オタフクソース本社工場ではソースのボトル詰めから出荷までの工程を見学でき、『Wood Egg お好み焼館』にはお好み焼きの歴史や文化を学ぶ『おこのミュージアム』があります。戦後復興の中で生まれた“広島お好み焼き”の歴史に触れることで、さまざまな学びにつながりそう!

※本社工場
※Wood Egg お好み焼館

住所/広島県広島市西区商工センター7丁目4-5
休館日/土・日・祝日、年末年始、お盆、10月1日 ※イベント開催日は開館。詳細はHPへ
電話番号/082-277-7116(平日9:00~17:00)
料金/無料 ※『Wood Egg お好み焼館』で開催されているお好み焼き教室などは別途料金が発生します
公式HP/https://www.otafuku.co.jp/laboratory/event/course2.html

ひよ子 穂波工場(福岡県飯塚市)

ひよ子穂波工場では、福岡県飯塚市で誕生して、全国へと巣立っていった『名菓ひよ子』の製造工程を見学できます。創業120年をこえたひよ子本舗𠮷野堂の歴史について学べる見学通路内からは、並んだかわいいひよ子たちの姿や、“目付け”と呼ばれる、目を付ける工程などを見ることができます。この瞬間は、まるでひよ子に命が吹き込まれるようでとてもワクワクしそう♪ また、見学の最後には、ここでしか味わえない“できたてのひよ子”を試食することができます。

住所/福岡県飯塚市楽市538-1
休業日/水・日 ※繁忙期には見学できない場合もあります
電話番号/0948-23-0745(8:30~17:00)
料金/無料
公式HP/http://www.hiyoko.co.jp/company/factory.html

いかがでしたか? 工場見学は、製造過程はもちろん、職業や産業・歴史・文化など、さまざまな学びにつながるヒントがいっぱいです。ぜひ夏休みに家族で訪れ、自由研究に生かしてみてはいかがでしょうか。

こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪

あわせて読みたい

おすすめ情報

こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪

関連記事