「運動会で速く走りたい!」子ども用スニーカー選びのコツと試着のポイント

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「運動会で速く走りたい!」子ども用スニーカー選びのコツと試着のポイント

かけっこや徒競走、リレーは運動会の花形競技のひとつ。少しでも速く走るために、練習をがんばっている子どももいると思います。足を速くするための練習はもちろん大切ですが、走りやすいスニーカーを選ぶこともよい結果につながります。

今回は、子どもの「速く走りたい」という想いを叶える、スニーカー選びのコツをご紹介します。

文/マムズラボ

目次

子どもの足に合うスニーカーの確認ポイント

子どものスニーカーを購入するときは、お店で試着をすることが多いと思います。ここでは、試着のときに確認するポイントをご紹介します。なお、靴に慣れるためにも、購入後は運動会前にあらかじめ何度か履いて練習しておくことをオススメします。

Webショップなどで購入する場合は、これまで履いていたものと同じメーカーやシリーズのものを選ぶと失敗が少ないはずです。また、JES 日本教育シューズ協議会では子どもの正確な足のサイズを測れる専用の「計測シート」を靴の種類に合わせて3パターン配布しています(※1)。ダウンロードして自宅で測り、計測結果に合う靴を選ぶようにしてもよいでしょう。

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1.サイズと足の長さ

足の長さに合わないスニーカーは、子どもの足の発育を妨げる原因になります。サイズが大きいものや小さいものは選ばないようにしましょう(※2)。大きすぎる靴は、足がぐらつき転倒する恐れもあります。

また、子どもの足の形には個人差があるため、同じサイズの靴でも足の形に合わないことも。「足長」「足幅」「足囲」を測り、足の形に合う靴かどうかを確認しましょう。

横幅が狭い靴を選ぶと、足裏全体が底につかず、地面を蹴りにくくなります。

立った状態での足の形の測り方

足長…人差し指の中心とかかとを結ぶラインを「計測シート」に合わせたときの、つま先の先端の数値
足幅…親指と小指の付け根のいちばん太いところを、足の甲の曲線に沿って一直線に測った寸法。
足囲…親指と小指の付け根のいちばん太いところを一周して測った寸法

2.つま先部分のゆとり

指先を自由に動かすことができる設計のスニーカーを選んだうえで、つま先に5~10mmほどの余裕があるサイズがオススメです。指先で地面を蹴り出したり、踏み返しなどの動きをスムーズに行いやすくなります。

3.違和感

立ったり歩いたりした状態で、違和感を覚えるところがないか確認しましょう。

立った状態でチェックするポイント

・つま先に5~10mm程度の余裕があるか
・指が自由に動くか
・甲にフィット感があるか
・横幅が狭くないか
・靴を押さえながらかかとを上げたときに、靴が脱げないか
・そのほか、痛みや違和感があるところはないか

歩いた状態でチェックするポイント

・歩き方に不自然な点はないか
・甲にフィット感があるか
・横幅が狭くないか
・かかとが脱げないか
・そのほか、痛みや違和感があるところはないか

(※1)JES 日本教育シューズ協議会「計測シート」

運動会で速く走るためのスニーカー選びのコツは?

子どものスニーカーを選ぶときには、サイズが合っていること以外にも大切なポイントがあります。

1.面ファスナータイプを選ぶ

スリッポンタイプの靴は、足をしっかりホールドできないため、走っているときに脱げる恐れがあります。また紐タイプの場合は、子どもの年齢により紐がうまく結べないこともあります。

走りやすいことを目的にする場合、脱げないホールド力があり、履き心地の調節がしやすい面ファスナータイプのスニーカーがオススメです。

2.つま先部分が広いものを選ぶ

つま先がきつく指が重なるほど締めつけられていると、バランスが取りづらくなります(※1)。発育段階にある子どもが靴の中で足の指を充分に動かせないと、足の腱やふくらはぎの筋肉の発達が妨げられたり、足が疲れやすくなったりすることもあるので注意が必要です。

そのため、つま先部分に適度な幅があり、指を動かせるスペースがある設計のスニーカーが安心です。

3.適度な弾力のある靴底を選ぶ

靴底(ソール)が硬すぎるものは地面を蹴りにくいため、足が前に出づらくなります。踏み返しが十分にできず、靴が脱げる可能性もあります。靴底に適度な弾力があり、指の付け根部分でしっかり曲がる屈曲性のあるタイプを選びましょう(※1)。

4.適度な厚みのある靴底を選ぶ

靴底が薄いものは、着地したときに足にかかる衝撃や負担が大きくなります。また、厚すぎるものは、足の発達を妨げる原因になります(※1)。

5.左回りの遠心力に強い設計の靴底を選ぶ

日本の小学校の校庭コーナー走は、ほとんどが左回りだそうです。走っているときに靴の右側にかかる遠心力に耐えられる設計のソールを選ぶと、安定した走りができるかもしれません。

6.かかと部分がしっかりしたものを選ぶ

かかと部分が柔らかいものや、ホールド力が弱いものは、足が靴の中で固定されず体が安定しにくくなります。かかと部分に適度な厚みと硬さがあり、かかとを押えるホールド感があるスニーカーを選びましょう。

かかと部分の押えが安定しているものは、かかとの骨をしっかり成長させる助けにもなります。

7.軽いものを選ぶ

重い靴は疲れなど足の負担になりやすく、また走っているときの速度にも影響する可能性があります。ただし、軽量でもソールにクッション性や安定性があるものを選びましょう。

子どもに合ったスニーカーを選んで、運動会を応援しよう!

普段の練習の集大成となる運動会。自信をもって競技に挑んでもらうためにも、子どもに合うスニーカーを用意してあげたいものですね。子どもの「速く走りたい」気持ちを応援できるスニーカー選びのポイントを、ぜひ参考にしてみてください。

【引用】
(※1)JES 日本教育シューズ協議会「計測シート」
https://jes-press.net/sheet.html
(※2)野田市「子どもの足と靴について」
http://mobile.city.noda.chiba.jp/kosodate/1018157/1018160/1027457.html

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