【足育先生が教える】うちの子大丈夫? コロナ禍で増えた 子どもの足問題 第3回「足指の変形による体調不良」

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【足育先生が教える】うちの子大丈夫? コロナ禍で増えた 子どもの足問題 第3回「足指の変形による体調不良」

コロナ禍が原因で起こっている子どもの足問題について、足育を提唱する健康専門家・山田宏大先生にお話をおうかがいしました、シリーズの最終回となる今回のテーマは「足指の変形による体調不良」。コロナ禍で気づかない間に子どもの体にはさまざまな不調が増えているようです。

監修/有限会社靴のやまごん 代表取締役 山田 宏大   イラスト/ヤマハチ  文/こそだてまっぷ編集部

目次

足指の変形「かがみ指(ハンマートゥ)」

写真は「かがみ指」と呼ばれる足指の変形です。指先が丸まり指が浮いているため、別名「浮き指」と呼ばれることも。医学用語では「ハンマートゥ」といいます。

裸足で立って足の指をグーの状態に丸めてください。

この足指の状態でいると、まっすぐに立っていられず、かかとに重心がかかり、バランスをとるために猫背になりますかがみ指とは、このような状態なのです。

   

子どもの足指を見てみよう

子どもの足先をチェックしてみましょう。左は正常な足指、右は「かがみ指」です。

子どもの真後ろに立って上から足指を見たとき、爪がどう見えるでしょうか。        

左が正常な足、右が「かがみ指」

正常な足指は、しっかり指が伸びて左右10本の指の爪がしっかり見えますが、「かがみ指」の場合は、指が丸まってしまい、爪があまり見えません。また、全部の指ではなく、数本だけが丸まっている場合もあります。

「かがみ指」によってさまざまな体の不調が…⁉

「かがみ指」による体への影響は、猫背だけではありません。

足指を丸めて過ごしていると、過緊張でイライラしやすくなったり、ストレートネックになったりするほか、肩こりや首こりによる脳の酸素不足によって集中力低下や、眠くなったり、つまずきやすくなったりします

上記の不調に当てはまるものがあれば、足指をチェックしてみましょう。

足指の変形は医療機関では診てくれないところも

「かがみ指」は緊急の治療を要さないため、医療機関では診てくれません。

ただ、子どもの足は柔らかいため、日常生活を見直すことで改善は可能です。

改善や予防で必要なことは、次の3つです。

◆足指を伸ばすストレッチをする

◆足に合った靴を選んで、はく

◆定期的に靴のサイズを見直す

家庭では足指のストレッチを!

足指が伸びると体を動かすのがラクになるだけでなく、姿勢がよくなり、脳へ酸素も十分に届いて、イライラや眠気も改善していきます。 親子で足指のストレッチ「足指上下トレーニング」を行い、指を伸ばすようにしましょう。

「足指上下トレーニング」

① お子さんの足指の間にママの手の指を入れて、足の甲に向かって反り、1秒ほど足裏を伸ばす。

② 足裏に向かって反らし、1秒ほど甲を伸ばす。

③ ①と②を交互1秒ごとに繰り返す。

これを毎日5分程度行うといいでしょう。5歳くらいになると自分でもできるようになります。

小さいお子さん(3歳くらいまで)の足指は小さいので、ママがすべての指を包み込みようにして行いましょう。

全国にいるシューフィッターを頼ろう

足に合った靴選びや足で気になることは、シューフィッターに相談するのが一番。

シューフィッターは案外身近なところにいます。子どもだけでなく、もちろんママやパパの靴選びや足の相談もOK。気軽に足を運んでみましょう。

日ごろから足に合った靴を選び、たくさん外で活動し、足指のストレッチを行って、足元から体と心の健康を目指しましょう。

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FHA(一般社団法人 足と靴と健康協議会)

http://fha.gr.jp/

こちらに登録しているシューフィッターは全国に約3500人以上。住んでいる都道府県で検索すると、シューフィッターのいるお店がすぐにわかります。

この記事の監修・執筆者

有限会社靴のやまごん 代表取締役 足育先生®山田 宏大

上級シューフィッター、シニアシューフィッター、幼児子どもシューフィッター、足爪補正士、ノルディックウォーキング指導員、カイロプラクティック整体など数々の資格を有する。これまでに3万人以上の足を見て、全国で年間50回を超える足育の講演活動を行い、子どもや高齢者に向けた足育を啓蒙している。
好きな言葉は【満足】。満足した体をつくるためにも、満足した子育てのためにも、全身を支える「足を満たす」ことで、元気な子どもたちに世の中をつくっていってほしいと願っている。

HP
https://ashiiku.net/

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