小学2年生は、九九がはじまったり覚える漢字の量がふえたりと学習内容の難度が上がる学年です。「苦手を克服してほしい」「学力を全体的にアップさせたい」と考えている保護者も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、小学2年生(7歳・8歳)の勉強にオススメの学習教材15選を紹介します。教材の選び方や勉強する際のポイントも併せて解説します。
小学2年生(7歳・8歳)に家庭学習はどの程度必要?
小学2年生になると、覚える漢字の量は1年生の2倍にふえ、かけ算もはじまるなど、学習内容の難度がぐんと上がります。苦手分野と得意分野が生まれる時期でもあります。3年生以降の勉強にスムーズに移行するには、この時期にできるだけ苦手をつくらないことが大切です。
そのためにも、小学校低学年のうちに学習習慣を身につけておきましょう。歯を磨くことやお風呂に入ることと同じように勉強を習慣化することで、自然と机に向かうことができるようになります。勉強は、中学生や高校生、その先もずっと続いていくものです。幼少期に集中する力を身につけておくことは、将来的に大きな武器となります。
小学2年生(7歳・8歳)の勉強に適した教材の選び方
小学2年生になると、1年生のときに比べて学習内容がふえるため、「どの教材を選ぼう」「単元ごとに何冊も買うべきなのかな…」と悩むこともあるでしょう。ここでは小学2年生の勉強に適した学習教材の選び方を紹介します。選び方のポイントを押さえて、お子さんに合った教材を探しましょう。
①得意分野を追求できるもの
学習の理解度を深めるためには、「正解できてうれしい」「勉強の内容がわかると楽しい」といった気持ちを持つことが大切です。自信がつき、勉強に対するモチベーションが自然と向上します。
また、苦手な教科の勉強を開始するのはかんたんなことではありません。大人でも、嫌いなことや苦手なことをする際はためらうものです。勉強に対する嫌なイメージをなくすためにも、まずは好きな教科からはじめましょう。
②苦手をカバーできるもの
苦手教科が及ぼす影響により、「勉強したくない」という気持ちが芽生えたり、「自分は勉強が苦手なんだ…」といった劣等感につながったりするケースもあります。できるだけ早く苦手教科を減らすための対策を立てましょう。
苦手を減らす際は、予習復習をして正しい知識を記憶に定着させるのがポイントです。反復練習が効果的であるため、ドリルやワークブックといった教材を使用し、繰り返し問題を解きましょう。
③飽きずに取り組めるもの
小学2年生ではまだ集中力が続かない子も多いため、イラストやカラーを多用した楽しく学べるデザインの教材がオススメです。絵本を読むような感覚で進められれば、勉強に対して感じるストレスを軽減できます。
また、クイズ形式の問題や、知育玩具など飽きずに取り組めるような教材もよいでしょう。遊びの中で、学力の基礎となる「考える力」が自然と養われます。
小学2年生(7歳・8歳)にオススメ! 学びを深めるドリル・ワークブック10選
小学2年生(7歳・8歳)の教材選びのポイントは、「得意を伸ばせる」「苦手を克服できる」「飽きずに取り組める」の3点です。ここでは、勉強習慣を身につけ、学びを深める際に役立つドリル・ワークブック10選を紹介します。教材の特徴や使い方を解説するのでぜひ参考にしてみてくださいね。
ドラゴンドリル 小2計算のまき
「ドラゴンドリル 小2計算のまき」は、子どもたちから人気の高い、ドラゴンをモチーフにしたドリルです。たし算やひき算、九九など2年生で習う算数の内容を学習できます。
1回の学習を終えるごとにもらえるシールを集めると、15cm四方のドラゴンのイラストが出来上がるのが特徴です。「どんどん進めたい」「もう1ページ解きたい」といったように、学習意欲が自然と向上するでしょう。
小学生の英語ドリル アルファベット・ローマ字・フォニックス
「小学生の英語ドリル アルファベット・ローマ字・フォニックス」は、アルファベットやローマ字が学習できるドリルです。小学校3年生で習う教科と内容を先取りできます。また、CDがついているため、読み書きだけでなく聞く力も養えるでしょう。
かわいいキャラクターが出てくるので、絵本のような感覚で飽きずに取り組めます。「英語に親しみを持ってほしい」「英語学習の導入に」と考えているかたに最適な1冊です。
毎日のドリル 小学2年 かけ算九九
「毎日のドリル 小学2年 かけ算九九」は、小学2年生でマスターしておきたい「九九」を重点的に学習できるドリルです。1日1枚のやりきれる分量感で、すべての学習の土台となる基礎力を身につけることができます。
勉強管理アプリと連携できるのが特長です。学習時間や点数を入力すると成績がグラフ化され、一目で状況を確認できます。また、キャラクターとコミュニケーションが取れるコーナーもあるため、ゲーム感覚で楽しく勉強を進めたいときにもピッタリです。
おはなしドリル 科学のおはなし 小学2年
「おはなしドリル 科学のおはなし 小学2年」は、科学に関するお話が25本収録された1冊です。「冬に息をすると白くなるのはなぜ?」「虫歯ってなに?」など、日常生活の中にある不思議な現象や身近な謎について学びが深まります。理科の授業がはじまる前の導入に最適です。
また、文章を読むため、読解力を向上できるのもメリットのひとつです。文章を読み解く中で、状況を理解する力や想像力を伸ばせます。
早ね早おき朝5分ドリル 小学国語 なぞとき文章読解
「早ね早おき朝5分ドリル 小学国語 なぞとき文章読解」は、朝の5分でサクッと解けるドリルです。短時間で気軽に取り組めるため、勉強習慣を身につけたいときや、初めての学習教材に適しています。
謎解きや暗号読解など、ユニークな問題が出てくるのが特徴です。達成シート&シールもついており、がんばった結果が一目でわかるため、やる気アップにもつながります。
おはなしドリル 伝記 低学年
「おはなしドリル 伝記 低学年」は、読書習慣と読解力の両方が身につく『おはなしドリルシリーズ』の中でも、徳川家康やナイチンゲール、エジソンなど、偉人に関するお話を25本収録した1冊です。伝記を読むことで、「がんばることの意味を理解できる」「最後までやり遂げることの大切さを知る」「歴史に対する興味や関心が強まる」といった複数のメリットがあります。
おはなしドリルの「伝記 低学年」は、1話ごとの話が短くまとめられているのがうれしいポイントです。本を読むのが苦手な子でも、気軽に読み進められるでしょう。
やさしくまるごと小学算数 改訂版
「やさしくまるごと小学算数 改訂版」は、小学校6年間の算数を学習できる1冊です。1年生から6年生までずっと使えるので、コストパフォーマンスが高いと定評があります。次の学年の学習内容を予習したいときや、過去の復習をするときにも役立つでしょう。
また、YouTubeでこの本をテキストにした授業動画が無料公開されています。文章だけでなく動画でも問題の解説を確認できるため、苦手分野の克服を目指す際にピッタリです。
毎日のドリル はじめてのプログラミング
「毎日のドリル はじめてのプログラミング」は、身近なものをテーマにした問題を解くことで、日常生活の中で生かせる「プログラミング的思考力」を高められます。
1日1枚で完了できる問題構成です。ゴールがわかりやすいため、集中して取り組めます。机に向かうのが苦手な子や、勉強習慣が身につく前の段階でも気軽にはじめられるでしょう。
早ね早おき朝5分ドリル 小2かん字
「早ね早おき朝5分ドリル 小2かん字」は、漢字の書き順や熟語の使い方も学習できるドリルです。5分で解けるので、学校に行く前の頭のトレーニングに最適です。
前の日にしたことや、ねた時間・おきた時間を記録できる「生活チェック」つき。毎日記録することで、早ね早おきや、読書、勉強の習慣づけに役立ちます。
算数と国語の力がつく 天才!! ヒマつぶしドリル ちょっとやさしめ
「算数と国語の力がつく 天才!! ヒマつぶしドリル ちょっとやさしめ」は、算数オリンピック受賞者を多数輩出する「りんご塾」が発売したドリルです。数字つなぎやパズルといった問題で、楽しく遊びながら算数と国語の内容を学習できます。
勉強している感覚や負担が少ないため、机に向かうのが苦手な子でも気軽に取り組めるでしょう。勉強を楽しいと思えるきっかけづくりをしたいときにピッタリな1冊です。
小学2年生(7歳・8歳)にオススメ! 楽しく学べる知育教材5選
小学2年生は座学の勉強だけでなく、遊びの中から学習することも大切です。ドリル・ワークブック以外の教材も積極的に取り入れましょう。ここでは、小学2年生(7歳・8歳)にオススメの知育教材を5つ紹介します。
ナゾトキ時間旅行! 海賊と大バトル!!
「ナゾトキ時間旅行! 海賊と大バトル!!」は、海賊をテーマにしたお話です。18世紀のカリブ海を舞台にした物語の中に、実在した海賊「黒ひげ」や「キッド」も登場します。イラストや図が多用されているため、小学2年生でも読みやすいでしょう。読み進めていく中で、歴史に関する知識が自然と身につきます。
かんたんマスター 算数マジックキット 数の魔術師
「かんたんマスター 算数マジックキット 数の魔術師」は、算数を使ったマジックを楽しむキットです。誕生日を当てたり、高速計算をしたりと13種類の算数マジックができます。たし算やひき算、かけ算ができれば演じられる構成になっているため、小学2年生でも問題なく使用可能です。数の不思議を体験する中で、算数への興味関心が自然と高まるでしょう。
New日本列島ジグソー
「New日本列島ジグソー」は、各都道府県の位置や形を学習できる、日本列島の形をしたジグソーパズルです。県庁所在地や特産物、各地の鉄道路線図なども記載されており、知識をふやせる内容になっています。小学校3年生からはじまる社会科の導入にピッタリです。また、ピースをかんたんにしまえる「おかたづけ袋」つき。片づけの習慣をつけたいときにも役立ちます。
頭のよくなる九九トランプ ククップ
「頭のよくなる九九トランプ ククップ」は、九九を楽しむカードゲームです。かるたや大富豪、ババ抜きのような10種類のゲームで遊べます。読み上げ音声がついているので、耳からも九九を覚えられるでしょう。簡単なものから戦略的なものまで、さまざまなゲームがあるため、子どもから大人まで家族みんなで夢中になって楽しめます。
世界の国旗かるた1
「世界の国旗かるた1」は、シリーズ累計発行50万部を突破した人気教材です。かるたで遊びながら、世界の国々の国名や国旗について学べます。カードをまとめるためのリングつきです。絵札の穴の部分にリングを通せば、暗記カードとしても使用できます。お出かけの際や習いごとまでの移動時間などに活用しましょう。
小学2年生(7歳・8歳)が勉強する際のコツと注意点
小学2年生(7歳・8歳)が勉強する際のコツと気をつけたいポイントを紹介します。勉強に対する悪いイメージが定着すると学習を嫌がるようになるため注意が必要です。自分から進んで勉強したいと思えるよう、丁寧にサポートしましょう。
学習に適した環境をつくる
目の前におやつがあったり、近くで家族がゲームをしていたりすると、勉強に集中しにくくなります。「学習用の部屋を用意する」「リビングに学習スペースをつくる」「勉強中はテレビを消す」など、落ち着いて取り組める環境をつくりましょう。
また、小学2年生の集中力はそれほど長くは続きません。個人差がありますが、20~30分程度が目安です。ダラダラと長時間勉強するのではなく、短時間で集中して取り組めるような学習を心がけましょう。
そばで見守りたくさんほめる
勉強中はできるだけ近くで見守り、困ったことがあればすぐにサポートする必要があります。特に、勉強をはじめたばかりの時期は、まだひとりで勉強するのは難しいでしょう。保護者のかたが見守ってくれていると感じるだけで、安心して勉強を進められます。
また、勉強が思うようにいかないときに、怒ったり叱ったりするのは避けましょう。「自分でできたね」「今日は正解できたね」など、モチベーションを高める声かけを心がけます。結果だけでなくがんばって勉強したという努力に対してほめることも大切です。自己肯定感が高まり自信がついて、勉強が好きになります。
生活の中で好奇心を高める
時には机に向かう勉強だけでなく、自然体験や遊びを通した学びも必要です。「なぜ?」「どうして?」という疑問が、「学びたい」「知りたい」という気持ちを育てます。知的好奇心を刺激するようなおもしろい体験もふやしましょう。
たとえば、どこかに出かけたり家族でいっしょに遊んだり、知育教材を使用したりすることで、体験の中から自然と「考える力」を養えます。
まとめ
小学2年生(7歳・8歳)は、勉強の得意不得意が明確になる時期です。九九もはじまり、学習内容の難度が一段とアップします。この時期は苦手教科を克服し、楽しく勉強を進めることが大切です。お子さんの理解度に合わせてドリルやワークブック、学習教材を選びましょう。
学習教材選びに迷った際には、「学研出版サイト」を活用してみませんか。年齢や学年別、目的別、価格別に詳細検索ができるため、お子さんにピッタリの教材が見つかります。小学校低学年のうちに家庭学習の習慣をつけて、今後の学習をスムーズに進めましょう。
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