おうちで親子いっしょに楽しめる、工作アイデアを毎月紹介していく「おうちでつくろ!」。
7月のテーマは、「染め紙」です。
染め紙の魅力は、自分が選んだ色に染まっていく様子を楽しんだり、予想できない模様を生み出すおもしろさを味わったり、複数の色を使って色彩のあざやかさを感じたりできること。
今回は、その染め紙を使ってお魚を作り、魚釣りに展開していきます。
ぜひ、この夏、親子でいっしょにチャレンジしてみませんか?
案・製作・撮影/おおしだいちこ
準備をしよう!
染め紙
- 障子紙(今回はB5サイズに切っています)
- 水性絵の具
- 新聞紙(汚れ防止に敷くのは広告紙よりも新聞紙のほうが吸水性が高く◎。キッチンペーパーでもOK)
- 卵パック(絵の具を入れる容器は、他のものでも代用できます)
釣りざお
- ストロー
- 磁石
- ひも
- 布ガムテープ
- セロハンテープ
魚
- 染め紙
- 丸シール
- ラミネートフィルム(手貼りタイプ)
- ゼムクリップ
- セロハンテープ
- 鉛筆
染め紙をしよう!
1 障子紙を折る
なるべく小さく折ると、染まったときに模様がたくさんできてきれいです。
できる範囲で折ってみましょう。
2 絵の具を溶く
机に新聞紙を敷いて、卵パックのくぼみに絵の具を絞ります。
そこに、こぼれないよう、少量の水を入れて溶きましょう。
サイズ感がちょうどよくて混ぜやすい、綿棒やアイスの棒などを使うと◎。
混ぜ終わった棒は、たたんだ新聞紙の上に置くと汚れにくく片づけも楽ちんです。
絵の具が少なすぎると、障子紙が浸らずに染めにくいので、あふれない程度に水を足して調整しましょう。
3 障子紙を染める
折った障子紙の角を浸して染めていきます。
お姉ちゃんは、黄色と緑色で。白い部分が多いのが気になって、さらに半分にして染めました。
弟くんは、色を重ねて楽しんでいる様子。色が混ざって変化していく不思議を体感しています!
4 乾かす
染めた紙は、たたんだ新聞紙の上に置いてしばらくそのままにしておきます。
水気が少なくなってきたら、新聞紙の上に広げます。
きれいな模様があらわれて、うれしそうな表情のお姉ちゃん!
このまま乾くのを待ちましょう。
釣りざおを作ろう!
1 大人がストローに切り込みを入れておく
染め紙を乾かしている間に、釣りざおを作ります。
ストローの片端に2カ所、1㎝ほど切り込みを入れます。
2 切り込みにひも挟んで留める
写真のように、切り込みにひもを挟んだら、とれないように上からセロハンテープで留めます。
ひもの長さは、お子さんの身長に合わせてカットしてください。
3 ひもの先に磁石をつける
短めに切った布ガムテープの粘着部分を上にして机に置き、その上にひもと磁石をのせます。
テープを折って、ひもと磁石を挟んで貼り合わせたら、釣りざおの完成!
釣りざおを持っただけで、弟くんはにこにこ顔でうれしそう!
魚を作ろう!
1 染め紙を魚の形に切る
乾いた染め紙に、魚の型紙を置いて写します。
※魚の型紙はこちらからダウンロードできます。
写した魚の形に沿って、はさみで切っていきます。
2 ラミネートする
1で切った魚をラミネートフィルムの上にのせて…、
ぱたんと挟んでラミネートします。
サポートが必要な場合は、貼りやすいようフィルムを押さえておきましょう。
3 余分なフィルムを切る
魚よりひと回り大きめにフィルムを確保し、その周りをはさみで切っていきます。
3歳の弟くんには、ガイドラインを引いて切りやすく。
4 魚の目とクリップを貼って、完成!
丸シールの目を貼ります。貼った丸シールの上に、ひと回り小さい黒の丸シールを重ねて貼ると、魚の目らしくなりますよ。
二人とも真剣な表情!
最後にクリップをセロハンテープで貼って、お魚の完成です!
魚釣りをしよう!
遊び方はとてもかんたん。床にお魚を並べて、釣りざおで釣ります。
2人ともとっても上手に魚を釣っていきます。
お姉ちゃんは、なんと2匹釣り!
磁力が強めの磁石を選んだので、何匹も釣れて楽しそうな様子。
ひもの長さは、短いほどかんたんになります。
慣れてきたら、ひもを長くして、踏み台の上から釣ってもいいですね。
いかがでしたか?
絵の具を使って色を楽しみながら、お魚作りや魚釣りゲームも楽しめる、盛りだくさんの工作。ぜひ、ご家庭で楽しんでみてくださいね。
来月の「おうちでつくろ!」もお楽しみに!
この記事の監修・執筆者
子ども向けの工作や、赤ちゃん向けのおもちゃの製作アイデアなどを、雑誌や書籍で提案している。
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