2020年度から小学校高学年で外国語(英語)を「教科」として勉強するようになり、1年生から総合的な学習の一環などで、外国語(英語)に触れる活動を取り入れる小学校も少しずつ増えています。このような話を聞くと、「1年生から英語?」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。でも今から準備しておけば、心配無用です。
前回、小学校入学前に覚えておくと安心な外国語の活動でよく使う英語表現(教室英語)として、先生がよく使ういろいろな英語の指示を紹介しましたが、3回目の今回は音声を聞いたり映像を見たりするときによく使う英語の指示を紹介します。
文/学研 英語辞典編集部
音声を聞く活動で使われる英語の指示を知ろう!
1年生の外国語(英語)に触れる活動では、よくCDなどを使って、英語を聞いて真似して言ったり、音声に合わせて英語の歌を歌ったりします。ここではこのような活動をするときによく使われる指示を紹介します。指示の表現はお子さんが話せる必要はありませんが、どんなことを言われているのかを聞き取れるようにしておくことで、安心して授業に臨むことができます。
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Let’s listen to the CD.
(CDを聞きましょう。)
What did you hear?
(何が聞こえましたか。)
Let’s sing “Hello.”
(「Hello」を歌いましょう。)
Listen carefully.
(注意して聞きなさい。)
Repeat after me.
(私のあとについて言いなさい。)
Let’s ~.は「(いっしょに)~をしましょう」と誘うときの表現です。listen toは「~を聞く」という意味です。
What did you hear?は、音声を聞かせてどんな単語が聞こえたかを確かめるときに使われます。このように聞かれたら、子どもは聞き取った単語を答えます。Repeat after me.は、リピート練習をするときに使われます。このように言われたら、子どもは先生の言ったことを真似して繰り返して言います。繰り返し言う練習では、恥ずかしがらずに大きな声で発話することが大切です。
映像を見る活動で使われる英語の指示を知ろう!
続けて、映像を見る活動で使われる指示を紹介します。DVDなどを使って、英語の簡単なお話を聞いたり、英語で会話している場面などを見たりする活動もよくします。
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Let’s watch the DVD.
(DVDを見ましょう。)
What did you see?
(何が見えましたか。)
What did you see?は、映像を見せて何が見えたかを確かめるとき、そして子どもに答えさせるときによく使います。このように言われたときは、子どもは英語で言い方がわかるときは英語で、わからない場合は日本語で答えます。日本語で答えた場合は、先生が英語での言い方を教えてくれます。
その他の指示も見てみましょう。
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Are you ready?
(準備はいいですか。)
Be quiet.
(静かにしなさい。)
Are you ready?は、何か活動をする前に「準備はいいですか。」と声かけをするときに使う表現です。準備ができている場合はYes, I’m ready.(はい,準備ができています。)などと答え、準備ができていない場合はNot yet.(まだできていません。)などと答えます。
Be quiet.は、教室内が騒がしいときなどに「静かにしなさい。」と注意するときによく使います。このように言われたら、私語をやめて先生の話を聞くようにします。
ご家庭でも、普段の生活の中でお父さんやお母さんが気楽な感じでWhat did you see?などと問いかけて、英語でも日本語でもいいのでお子さんに答えさせると、英語が身近なものになりますよ。
次回は、ゲームをするときによく使う英語の指示を紹介します。
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