【夏の星空を観察しよう】2022年夏に注目の天体ショー

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夏休みの自由研究で、天体観察をした経験をお持ちのかたも多いのではないでしょうか。
2022年の夏にも、たくさんの天体ショーを見ることができます。
そこで、7月と8月の注目したい星空をご紹介します(写真は奥秩父・国師岳から見る夏の天の川)。
今年の夏はお子さんと一緒に、夜空を眺めてみませんか。

文/マムズラボ

目次

2022年7月の星空

2022年7月には、火星食や地球から最も距離が近い満月を観察できます。

7月21日に起こる「火星食」

引用元:国立天文台(NAOJ)「火星食(2022年7月)」

2022年7月21日の深夜に東の低空で「火星食」が起こります。
火星食とは、火星が月に隠されるまれな現象のことで、今回のように夜の暗い中で見られるチャンスはきわめて少ないものです。
日本ではここしばらく、白昼、もしくは薄明中の現象しかなく、この先も暗夜での火星食は2042年まで起こりません。

引用元:国立天文台(NAOJ)「火星食(2022年7月)」

関東の大部分から近畿・中国・四国などでは、「潜入」という火星が月の後ろに隠された状態で昇ってくるので観察できませんが、再び月の後ろから火星が現れる「出現」は地平線上で見ることができます。
九州以西の地域では、火星が出現した後に月の出になるので残念ながら火星食を見られません。
日本の北東側では、月が地平線上に昇った後で火星の潜入が起こるので、全経過を見られるエリアもあります。

晴れていたとしても、低空では月や火星の光はより長く大気の層を通ってくるため、大気中の塵や霞の影響で空の高い位置で見るよりも火星が暗く見えます。
そのため観察には、双眼鏡や望遠鏡などを使うのがおすすめです。

地球から最も近い満月

引用元:国立天文台「2022年 地球から最も近い満月(2022年7月)」

2022年1月18日の満月は、地球から距離が最も離れた場所で起きた満月でした。
そして2022年7月14日の未明には、2022年中で地球から最も近い位置で起きる満月を観察できます。
7月14日の3時38分に満月となり、地球の中心と月の中心の間の距離である「地心距離」は約35万7400キロメートル、月の見かけの大きさである「視直径」は約33分25秒角です。

地球に最も近い満月は、最も遠い満月と比べて視直径が約12%も大きく、光っている面積が約26%も広いのでその分明るく見えます。

地球の周りを公転している月の軌道は楕円形なので、地球と月との距離は軌道上の位置によって異なります。
さらに、月の軌道は地球や太陽の重力を受けて変化するため、毎回異なっているのです。

2022年8月の星空

8月は星座観察に適した時期です。

スター・ウィーク

引用元:国立天文台「スター・ウィーク、伝統的七夕(2022年8月)」

毎年8月1日から7日は、多くの人に星空に親しんでもらうために呼びかけるキャンペーン「スター・ウィーク~星空に親しむ週間~」です。
この時期は、全国的に梅雨明けを迎えて天候も安定しているので、星空を眺めるのに適した時期です。

国立天文台では、旧暦の7月7日にちなんだかつての七夕を「伝統的七夕」と呼んでいます。
旧暦は月の満ち欠けを基準とした太陰太陽暦で、伝統的七夕の日付は現在の暦では毎年変わり、2022年はスター・ウィークの期間中にあたる8月4日です。

伝統的七夕の日には、日暮れ前から南西の空に上弦前の月が見えています。
そして日が暮れると、頭の真上近くに織姫星(こと座の1等星ベガ)と彦星(わし座の1等星アルタイル)が。
夜が更けて月が沈む頃には、夜空の暗い所で織姫星と彦星の間に天の川も観察できるようになります。

ペルセウス座流星群が極大

引用元:国立天文台「ペルセウス座流星群が極大(2022年8月)」

今年のペルセウス座流星群は、8月13日10時頃に出現する流星の数が最も多くなる「極大」を迎えます。
しかし、今年は8月12日が満月なので、観測条件が良くないため見える流星の数は例年と比較してだいぶ少なくなります。

11日の夜から13日の夜にかけて多くの流星を見ることができ、12日の夜に最も多くの流星が出現すると予想されています。
流星はいずれの夜にも21時ごろから出現します。

流星は空全体に現れるので、空の広い範囲を見渡せる場所で観察するのがおすすめです。

星座観察をするには?

小さいお子さんが星座観察をする際には、必ず大人が同伴しましょう。
また、暗闇では足元が見づらいので走らないように注意してください。

服装と持ち物

夏に星座を観察する際の持ち物は以下の通りです。

虫よけスプレー
飲み物
レジャーシート
星座早見盤(せいざはやみばん)
赤いセロファンをかぶせたかい中電灯
方位磁針(ほういじしん)
筆記用具
ノート
星座図鑑(ずかん)など

引用元:学研キッズネット「星を観察するときの注意とポイント」

忘れがちなのが虫刺され対策です。
虫よけスプレーを使用し、肌をなるべく出さないようにしましょう。

また、赤いセロファンをかぶせたかい中電灯ではなく、布や半透明のレジ袋などをかぶせて光を弱めた電球色のLEDライトでも構いません。

星の探し方

星を観察する時には、家の灯りや街灯が少ない場所、そして木立が低くて空が開けている場所を選びます。
明るい光を見ると、暗闇に目が慣れるまで暗い星が見えなくなってしまいます。星座早見盤や図鑑などを見るときは、光を弱めた懐中電灯などを使いましょう。

星座観察におすすめの本

星座観察におすすめの本をご紹介します。

空への興味が広がる『天気と星がわかる そらのえほん』(学研プラス)

『天気と星がわかる そらのえほん』(学研プラス)

『天気と星がわかる そらのえほん』は、昼の空と夜の空、2つの空が紹介されています。「昼の空」では気象などの現象に触れていて、「夜の空」では天体に触れています。
可愛いイラストと分かりやすい文章で、お子さんの空への興味を広げてくれる1冊です。

星座観察のお供に『学研の図鑑LIVE(ライブ)ポケット 星・星座』(学研プラス)

『学研の図鑑LIVE(ライブ)ポケット 星・星座』(学研プラス)

全星座のデータが掲載されている、星座観察に欠かせない1冊です。
ポケット版なので持ち運びしやすく、野外での天体観察にもぴったり。
星や星座にまつわる神話なども紹介されているので、夜空を眺めるのがより楽しくなります。

ブラネタリウム絵本『ブラックライトでさがせ! 四季の星座と神話 ライト別売』(PIE International)

『ブラックライトでさがせ! 四季の星座と神話 ライト別売』

<出典元>
星図:多摩六都科学館 イラスト:ボビコ
出版社 :PIE International

星座と神話を楽しく学ぶことができる絵本です。
ブラックライトで照らすことで、神話のキャラクターが登場したり星と星図が光ったりします。
星座図鑑の入門編にもおすすめです。

ご紹介した以外にも、夏には沢山の天体ショーが観察できます。
親子で一緒に夜空を見あげて、星空を観察してみてはいかがでしょうか。

<参考>
国立天文台(NAOJ)「火星食(2022年7月)」
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2022/07-topics04.html
国立天文台「2022年 地球から最も近い満月(2022年7月)」
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2022/07-topics02.html
国立天文台「スター・ウィーク、伝統的七夕(2022年8月)」
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2022/08-topics01.html
国立天文台「ペルセウス座流星群が極大(2022年8月)」
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2022/08-topics02.html

<参考>
学研キッズネット「星を観察するときの注意とポイント

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