ママ・パパ必見。自然体験を通して子どもと遊ぼう

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ママ・パパ必見。自然体験を通して子どもと遊ぼう

子どものころにたくさんの自然体験をしておくことは、とても大切。自尊感情(=ありのままの自分を肯定する感覚)や社交的な性格を育むことができ、子どもの将来によい効果をもたらします。最近の子どもは、インターネットやテレビよりさまざまなことを間接的に体験できるようになった一方で、直接的な自然体験をする機会が少なくなったのではないでしょうか。キャンプやハイキングなどの自然体験で、直接生き物と触れ合うことは、子どもに多くの感動や学びをもたらします。自然に接するチャンスが少なくなっている昨今、ママパパも、子どものためにできるだけ機会をつくってあげたいものです。

自然体験から学べる子ども遊び

自尊感情や外向性が育まれる

小さいころにさまざまな自然体験をすることは、子どもの成長や性格形成に大きな影響をもたらします。自然体験とは、文字どおり自然と触れ合うことです。たとえば、海や川で泳いだり、夜空の星を眺めたり、山で昆虫を捕ったり、森の中で鳥の声を聞いたり、見たことのない花に出会ったりすること。あらゆる自然体験を通して、自尊感情や外向性、前向きな気持ちが育まれるという傾向が見られます。自尊感情とは、自己肯定感です。かんたんにいうと、自分の価値を信じ自分に満足できるという気持ち。自然体験をすることで、子どもは「自分はやればできるんだ!」と自信がつき、さまざまなことに挑戦する勇気が湧きます。また、物怖じせずに人と会話をしたり、元気に挨拶ができたりなど、外向性を育むこともできます。コミュニケーション能力は、周りの人との関係性をよくするためにも大切です。子どもの人生をよりよくするのに、必要な能力のひとつといえるでしょう。自然と触れ合いながら、さまざまな体験をすることで、新しいことに興味を持ったり、自分の感情を抑制したり、意欲や関心が高まったりと、あらゆる効果をもたらしてくれます。

子どものときから自然体験をさせるといい影響がある

自然と触れ合う体験は、人間の五感「味覚」「聴覚」「嗅覚」「視覚」「触覚」に直接働きかけるといわれます。川の水を飲んで冷たさに驚いたり、山びこを聞いて感動したりすることは、感性を育み、好奇心を刺激します。それに、山に咲く花を見つけたり、見たこともない昆虫を観察したりして生き物と接することも、多くの驚きや発見をもたらしてくれます。多くの体験をすることで子どもは自信をつけることができ、未経験のことにも積極的にチャレンジする意欲がどんどん湧いてくるでしょう。また、キャンプや登山、ハイキングなどを通じて、年上や年下といった異年齢の友だちや家族以外の人と遊ぶ体験をすることも、外向性を育ててくれます。初めて会った人とも仲良くできたり、元気よく自己紹介ができたりなど、対人関係力が高まります。

自然体験は人間関係にも影響する

子どもは、自然体験を通じて豊かな感性が育まれ、心や体も鍛えられます。家族以外の多くの人と関わったり、生き物と触れ合ったりすることで、コミュニケーション能力が高まり、人に寄り添う共感性や協調性を身につけることができるでしょう。忙しくて、ふだん子どもと過ごす時間が多くとれない家庭では、いっそう自然体験は大切です。自然体験の機会に恵まれれば、子どもの成長によい影響をもたらすでしょう。

さまざまな自然体験

自然体験とは、自然の中で、自然を活用して行われる体験活動を指します。主には、キャンプやハイキング、スキーなどの野外活動や、生き物の観察や星の観測などの自然・環境学習活動、そして、押し花や昆虫標本などの自然物を使った芸術活動が挙げられます。ひとつのことだけでなく、さまざまな自然体験を積むことが、子どもによい影響をもたらします。積極的な性格になったり、人とうまくコミュニケーションを取れたり、さらには「もっと深く知りたい」とか「チャレンジしてみたい」という物事に対する意欲や関心を持つようになるでしょう。

1. キャンプ・ハイキングなどの野外活動

キャンプやハイキング、登山などの野外活動は、自然体験の中でも馴染みのあるものですよね。ふだん屋内で遊ぶことが多いなら、ぜひ家族でキャンプをしたり、山登りに出かけたりする機会をつくりましょう。ときには、子どもだけで野外活動のイベントに参加させるのもオススメです。保護者がいない場で、異年齢の友だちと過ごすうちに、協調性やコミュニケーション能力が備わっていきます。ふだん便利で何の不自由なく過ごす子どもたちにとって、自然の中では、その厳しさや不便さを知ることになるでしょう。野外活動において、さまざまな経験を通して、楽しさだけでなく自然を大切にする心や人との関わり方も学び、困難や苦痛を乗り越えることで、自信にもつながりますよ。

2. 動物観賞や星観察などの観察活動

わざわざ出かけていく野外活動以外にも、身近で行える観察活動もオススメです。たとえば、散歩の途中に出会った草花を観察したり、公園で虫捕りをしたり、夜空の星や空の雲の流れを眺めたりなど、気軽に多くの自然体験が行えます。親子で空を眺めて「不思議な形の雲がある!」「何の星座だろう?」といった会話をしながら、新たな興味を発見したりより深く知りたいと思ったりすることは、とても大切です。自分で発見し調べることで視野が広がり、大きな自信にもつながりますよ。子どものころから動植物と触れ合うことで、自然の仕組みを学んだり命の尊さを理解したりすることもできるでしょう。

3. 自然物の工作をはじめとした芸術活動

自然活動の中には、身近な自然と触れ合いながら、絵を描いたり工作したりする芸術活動も含まれます。たとえば、昆虫図鑑を作ること、観察日記をつけること、押し花標本アートを作ることなど、さまざまなものがあります。自然体験を通して、子どもの感受性を豊かにし、創作力や色彩感覚を育てることができるでしょう。子どもは、生き物を発見することで驚きや喜びを感じます。さらに観察をしたり日記や図鑑、標本などにまとめたりすることで、より知識を深められます。生き物のつくりを学び、編集能力や色彩感覚を育みながら、興味の範囲を広げることにつながりますよ。

自然体験を通して子どもと楽しもう

子どもを心身共に健康に、多くのことを学ばせながら成長させるためにも、自然体験は大切です。日ごろ、どうしても屋内でテレビやインターネット、ゲームなどで遊ぶ機会が多くなりがちなため、ぜひ積極的にキャンプやハイキングなどに出かける機会をつくってみてください。親子でいっしょに生き物と触れ合ったり夜空を眺めたり、帰ってきてから押し花アートを作ったりと、さまざまな自然体験をしてみましょう。子どものころの自然体験は、大人になってからの人生において大きな影響をもたらします。親子のコミュニケーションも深まるので、家族でいろいろな自然活動に参加してみてくださいね。

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この記事の監修・執筆者

編集部員 こそだてまっぷ編集部

未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!

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