【ソニーのワークショップをレポート!】aiboといっしょにビジュアルプログラミング体験

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今年の夏休み、ソニー本社にて開かれたワークショップイベントをこそだてまっぷ編集部が見学させていただきました。
当日は、多数の応募者から抽選で選ばれた6組15名の親子が参加し、初めて見る自律型エンタテインメントロボット「aibo(アイボ)」に少し緊張しながらも、楽しい時間を過ごしました。

文/こそだてまっぷ編集部

目次

ソニーの教育プログラム「キュリオステップ」とは

今回のワークショップは、ソニーが展開する「CurioStep  with  Sony(キュリオステップ)」の夏休みイベント、「CurioStepサマーチャレンジ2023」のプログラムとして開催されたものです。

「キュリオステップ」とは、2020年にソニーが開始した、子どもたちの好奇心を育む新しい教育プログラムです。 ソニーのエンジニアやスタッフ、各分野のスペシャリストたちが講師となり、ソニーの多様なテクノロジーとクリエイティビティを生かした参加型のワークショップを開催しています。

子どもたちの好奇心が広がる多彩なワークショップ

会場開催型のワークショップをはじめ、オンラインワークショップやインクルージョン・ワークショップなど、多様なプログラムの中でも、特に人気のあるものをご紹介します。

プログラミングワークショップ

●MESH™発明ワークショップ

MESH™を使って、自由な発想で思い思いの”発明”を体験し、身の回りのちょっとした「課題」を解決します。

●KOOV®ワークショップ

KOOV®を使って、デジタルを活用したものづくりを遊びながら学ぶことができます。

科学の原理や技術を学ぶワークショップ

●紙コップスピーカーワークショップ

工作を体験しながら、身の回りに隠れている科学のふしぎや、ものづくりの楽しさを学ぶことができます。

●分解ワークショップ

ソニーの現役エンジニアの指導のもと、ソニー製品を分解し、楽しく「モノのしくみ」が学べます。

クリエイティビティを育むワークショップ

●デザインワークショップ 自分マークをつくろう

ソニーのデザイナーといっしょに、実際のデザイン作業と同じプロセスで自分のロゴマークをデザインします。

8月にソニー本社で開催されたワークショップを取材しました〈aiboと一緒にビジュアルプログラミング体験〉

今回のイベントの中で最も人気が高く、なんと抽選倍率は約60倍! だったというプログラム「aiboといっしょにビジュアルプログラミング体験」を取材させていただきました。

イベント当日は、東京都内のソニー本社1階にある、主に社内外の新規事業創出に使用されるスペース「クリエイティブラウンジ」に、9名の子どもたちが集合しました。イベント後の保護者へのアンケートで、参加した理由として「ソニーの本社に来られること」を挙げた方もいらっしゃいました。実際にものづくりが行われている場所を見学できることも、こちらのイベントの魅力の一つだったようです。

会場では、さまざまなカラーのaiboたちが子どもたちをお出迎えしてくれます。みんなaiboの事を知ってはいたけれど、実際に見るのは初めてだそうで、初めはその姿に少し驚き、緊張気味でした。

しかし、しばらくすると「いちごミルク」や「ショコラ」など、それぞれの名前で呼び始め、背中やおでこをなでなでし、「お手」「おすわり」などの指示も出し始めます。

声をかけたり触ったりすることで、さまざまな反応をするaiboに、あっという間に夢中になっている様子でした。

ビジュアルプログラミングでaiboを動かしてみる

プログラムの内容は、初めにaiboの紹介、そしてaiboと遊んでみて、次にビジュアルプログラミングでaiboを動かしてみる、最後は自由にプログラミングしてOKという流れです。

現在は小学校でプログラミングが必修とされているため、子どもたちはそれほど悩む様子もなく、順調にプログラミングを楽しんでいました。

慣れてくると、ボールやサイコロを使った、少し難しい作業にも挑戦しました。

イベントが終了しても、担当者の「まだ遊びたい人は残ってもいいですよ~」の呼びかけのおかげで、なかなか子どもたちは帰ろうとしません。思い思いのプログラムを組み、夢中で遊び続けていました。

ワークショップでの体験を通して得られるものとは

イベント後の子どもたちへのアンケートでは、「aiboと仲良くなれてうれしかった」「aiboがかわいすぎる」「aiboが歌ったり踊ったりしてびっくりした」「いろいろなプログラミングができて楽しかった」「もっと細かいプログラミングもやってみたい」など、初めての体験を存分に楽しんだ様子が伝わってきました。

今回、子どもたちが感じたこと、考えたことは、きっと将来の何かにつながっていくはずです。体験の機会がなければ気づけない、「おもしろい!」「楽しい!」「好き!」が、子どもたちにはまだまだたくさんあるかもしれません。

「自分が興味をもてることはなんだろう、自分は何が好きで何が苦手なんだろう、ということに気づいてもらうことが一番の目的です」と、今回の企画をまとめるソニーグループ株式会社サスティナビリティ推進部CSRグループの山本理恵子さんは話します。

「色々なワークショップにチャレンジしていただいて、興味をもてることを見つけてもらい、その好奇心をきっかけに、さらに自ら学びを深めてもらえたらいいなと考えています」。

aiboの開発担当者が考えること

ソニーグループ株式会社 事業開発プラットフォーム 事業開発部門 事業推進部 プロダクト企画1課 片山 健さん

この世代のお子さんたちは、今後AIやロボットなどと一緒に成長していくことになります。このようなイベントでaiboと触れ合うことで、ロボットと関係性を持ちながら成長し、さまざまな価値観を育んでいただけると良いなと思います。

ただ、ロボットを難しいものとしてとらえることなく、aiboやビジュアルプログラミングを通じて、「どんな仕組みで動いているのだろう?」などと、まずは興味を持ってもらうことが一番大事なところだと思っています。

今後開催予定のワークショップ

年末に都内近郊で、「インクルージョン・ワークショップ≪紙コップスピーカー≫」を開催予定です。

こちらは、障がいのある社員が全体の約6割在籍するソニー・太陽の社員が講師やスタッフを担当する、障がいのあるなしに関係なく、誰もが楽しめるワークショップです。

紙コップや磁石などの身近な材料を使って工作を体験しながら、実際のスピーカーにも使われている音が聞こえるしくみや、コイルと電気で磁石が生まれるしくみ(電磁石)など、身の回りに隠れている科学のふしぎを楽しく学べます。

日程や会場などの詳細は、後日「キュリオステップ」のホームページまたはSNSでお知らせします。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!

その他にも、「キュリオステップ」のワークショップは、今後も全国各地で開催予定です。まだ経験したことのない学びの機会を通して、お子さんがさまざまな「おもしろい!」に出会えると良いですね。

公式ホームページ https://www.sony.co.jp/curiostep

公式Facebook https://www.facebook.com/curiostepwithsony

LINE公式アカウント https://lin.ee/PtWCqus3

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