【チェックリスト付き】ここが危険!夏休み前に確認したい留守番の「準備」と「約束事」

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小学生になると、お子さんだけで留守番する機会も多くなりますね。夏休みなどの長期休みには、いつもより留守番の時間が長くなることもあるかもしれません。そこで今回は、お子さんが安心・安全に留守番できるように、保護者が気をつけるポイントとお子さんと約束したいことをご紹介します。

目次

家の環境を留守番仕様に見直そう

留守番の準備

お子さんの留守番の準備は、家の環境づくりからスタートします。

家の電話は留守番電話に設定
基本的にはお子さんは家の電話に出ないようにしましょう。着信音が鳴り続けると不安に感じてしまうかもしれないので、留守番電話に設定します。

連絡先の一覧表を貼り出す
連絡先を一覧表にして、固定電話の近くなど、お子さんがわかりやすい場所に貼り出します。子ども向けの携帯電話やスマートフォンを使用していれば、電話番号を登録しておくと便利ですが、充電切れやなくしたときに備えて、一覧表を見て固定電話からもかけられるようにしておきましょう。

危険なものは手に取れない場所に
包丁やライターなど、ケガや事故の原因になるものは、お子さんが簡単に手に取れない場所に収納を。低学年の場合は、扉が閉まる場所に入れて、鍵やストッパーをつけましょう。

玄関に家庭用防犯カメラを設置
一軒家の場合は、玄関に家庭用防犯カメラを設置することをおすすめします。工事が不要で簡単に取り付けられる製品もあります。外出先から携帯電話などでカメラ映像を確認できるものを選びましょう。

窓に補助鍵をつける
不審者の侵入に備えて、補助鍵をつけましょう。窓と窓の鍵、補助鍵をしっかり閉めて、外から見えないようにカーテンも閉めておきます。

家具や家電の転倒防止を
地震に備えて、家具や家電をそれぞれに合わせた方法で動かないように固定しましょう。本棚や食器棚など、背の高い家具には転倒防止用の突っ張り棒などを天井との間に設置します。テレビなどの家電には耐震マットなどの滑り止めをつけます。

留守番中の約束事を決めよう

こんなとき、留守番中はどうする?

留守番中に起きるかもしれないことに備えて、あらかじめお子さんと話し合って、約束事を決めておきましょう。

インターホンが鳴ったら?
だれが来ても出ないこと。宅配業者や郵便配達員になりすまして、家に入ろうとする不審者もいます。祖父母や近所の人など、知っている人が来る場合は、前もって来ることをお子さんに知らせておきましょう。

電話がかかってきたら?
留守番電話を設定し、出ないようにするほうが安全です。番号表示で確認して、家族なら出るなどルールを決めておきましょう。

暑くなったり、寒くなったりしたら?
室温はエアコンで調整します。窓の開閉は思わぬ事故の原因になります。エアコンの温度は、設定する目安を決めておきましょう。

おなかが空いたら?
冷蔵庫におやつのスペースをつくり、そこにあるものは食べてよいなどルールを決めます。調理には電子レンジを、お湯を沸かすときは電気ポットを使うようにすると安心です。

具合が悪くなったり、ケガをしたりしたら?
あらかじめ決めた順で、連絡先に電話をして相談します。緊急時には、119番に電話します。その際は、自分の名前や住所が言えるように練習しておきましょう。

地震が起きたら?
お子さんが主に過ごす部屋で、地震が起きたときに安全な場所を確認しておきましょう。ガラス窓から離れ、倒れる家具などがない部屋を事前に把握したうえで、その部屋の中央に移動して、揺れがおさまるまでじっとしているほうが安全です。トイレに入っていたら、ドアを開けるようにしましょう。食器など割れるものが多いキッチンに入ってはいけません。

火事が起きたら?
火は使わないことを前提に、火元になるライターやろうそくなども、お子さんの目の届かないところに収納しましょう。万が一、火事が起きたらとにかく逃げて、いち早く大人に知らせます。子どもだけで消火を試みるのは危険です。

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帰宅するときから気をつけて

家に帰る前から注意を

学校や習い事から帰って留守番する場合には、留守番することが周囲にわからないよう、家に帰るときから注意が必要です。

留守番することを話さない
友だちに留守番することを話したつもりでも、だれが聞いているかわかりません。子どもだけで留守番することを周囲にさとられないようにしましょう。

見えるところに鍵をつけない
鍵はできるだけ人目につかないところにしまいます。鍵にキーチェーンをとりつけ、さらにランドセルのチャックの金具の部分につけておくと、外からも見えず、落とす心配もありません。鍵を開けてすぐに家に入れるよう、あらかじめ練習しておくとよいでしょう。

鍵をなくしたらどうするか決めておく
鍵をなくしたり、忘れたりしたらどうするか、保護者に連絡をする、児童館や図書館で待つなど、話し合っておきましょう。

防犯ブザーを持ち歩く
防犯ブザーはいざというときにすぐに鳴らせるよう、ランドセルの肩ベルトなどにつけておきます。電池切れに注意しましょう。ランドセルだけでなく、習い事などで使うかばんにも防犯ブザーをつけておくと、つけかえる手間がはぶけます。

鍵を開ける前に周囲を見る
玄関ドアを開ける瞬間をねらわれることがあるので、鍵を差す前に周囲に不審者がいないか確認します。もしいたら、すばやく逃げて大人に知らせましょう。

玄関ドアを開けたら大きな声で「ただいま」を
家にだれもいなくても、大きな声で「ただいま」を言う習慣をつけましょう。不審者は家に人がいると警戒します。

家に入ったらすぐに鍵を閉める
玄関ドアを開けたらすぐに家に入り、さっと鍵を閉めます。ドアチェーンもかけておきましょう。

帰ったことを連絡する
無事に帰宅したことを家の人に知らせるかどうかを話し合っておきましょう。メールを送る、電話をかけるなど、連絡の方法も決めておきます。

留守番は、何歳から大丈夫という基準はありません。お子さんの性格や成長度合いや、住居周辺の環境など考慮して、それぞれの家庭に応じた留守番の方法を考える必要があります。今回ご紹介した留守番のための事前準備や約束事を参考に、お子さんが安心して過ごせるように話し合ってみてください。そして、より安全な対策を取りたい場合は、万が一のときにかけつけてくれるホームセキュリティーサービスや、小学生以上のお子さんの身の回りの世話や送迎などを行うキッズシッターサービスなども検討することをおすすめします。

この記事の監修・執筆者

編集部員 こそだてまっぷ編集部

未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!

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