【子どもの交通事故が多いのは12月!】事故を防ぐために必要な対策とは?

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【子どもの交通事故が多いのは12月!】事故を防ぐために必要な対策とは?

子どもが一人で外出するようになると、気になるのが交通事故です。実は、交通事故にはとくにリスクが高い季節や、時間帯などがあります。どのようなときに、どのような交通事故が多いのかを知ることで、交通事故を防ぐ方法を考えるヒントになるかもしれません。

この記事では、子どもの交通事故に関するデータをいくつかお伝えします。

文/マムズラボ

目次

子どもの交通事故が多いのはいつ?

子どもの交通事故が多いのはいつ?

子どもの交通事故が多いのはいつなのでしょうか? もちろん、いつでも注意しなければいけないのは当然ですが、なかでも事故発生率が高い季節や時間帯があるようです。

交通事故が多い月は12月

月によって交通事故発生の数は違ってきます。下記は、小学生の歩行中の交通事故による死者・重傷者数をまとめたものです。月別では12月が最多となっています。

警察庁のほかの統計でも事故発生が多いのは12月となっているので、小学生の事故もやはり12月が多いというのはうなずけます。

12月に事故が多い原因としては、以下が考えられるでしょう。

・日が短くなって暗くなる時刻が早いため、帰宅中の視界が悪い
・地方によっては降雪や積雪の影響がある

子どもの交通事故が多い時刻は14~17時ごろ

時間帯による傾向では、登下校時の時間帯が多く、とくに下校や帰宅時刻にあたる15時台が最も多くなっています。

交通事故がふえている14~17時の時間帯の子どもは、学校帰りや放課後の遊びで疲れていたり、帰宅を急いでいたりすることも多いでしょう。そこに、夕方の交通量の多さと、暗さによる視界不良などといった悪条件がそろうことが原因と考えられます。

曜日による差はない

全国的には、曜日による大きな差はないようです。しかし、これまで見たデータから、学校に通う平日の交通事故に十分注意が必要と考えられます。

オススメの記事:【子ども同士で約束事するときのルールは?】外遊び・家遊びを楽しく行うために必要なこと

いちばん子どもが交通事故に遭いやすいのは何歳?

いちばん子どもが交通事故に遭いやすいのは何歳?

交通事故は誰でも遭ってしまう可能性があります。しかし、ある程度の傾向はあるようです。公表されている統計から、どのような子どもが事故に遭いやすいのかを見てみましょう。

交通事故に遭いやすい子どもの年齢は7歳

平成24~28年のものですが、大人を含めたすべての年齢で、歩行中の交通事故は「7歳」が最多というデータがあります。

また、鳥取県警が平成25年から令和4年までの年齢別死者数をまとめた資料によると、歩行中の年齢別死傷者数(10年間合計)では7歳がとくに多くなっています。

7歳の交通事故が多いことから「魔の7歳」とも呼ばれています。

「魔の7歳」の原因として、以下が考えられます。

・登下校など一人で行動する範囲が広がる
・交通ルールの理解がまだ十分でない
・危険を予測する能力がまだ発達していない
・身長が低く車から見えにくい
・好奇心旺盛で飛び出しなどしてしまう
など

なお、令和4年の間に、交通事故で死亡または重傷となった全国の小学生の数を学年別に見てみると、4年生がいちばん多いものの、次に多いのは1人違いで1年生でした。

高学年になるほど歩行中の事故はへるものの、自転車乗車中の事故がふえていることがわかります。

交通事故に遭う割合は男の子の方が多い

男女別でみると、事故発生率に大きな差がありました。

上記は警視庁の調査なので東京都内だけのデータですが、小学生では2倍以上の大差がついて、男の子のほうが交通事故に遭う割合が高くなっています。

しかし、女の子だから交通事故に遭いにくい、というわけではないので、男女ともに注意は必要ですね。

子どもの交通事故を防ぐには?

子どもの交通事故を防ぐには?

子どもの交通事故を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか。具体的な方法を考えてみましょう。

通学路の危険箇所をチェックする

実際に子どもと通学路を歩いて、どこが危ないのか、どう気をつけたらいいのかを確認しましょう。その際に、しゃがんで子どもの目線で見てみると、思わぬ危険が見つかることもあります。

一度だけのチェックでは子どもが忘れてしまうことがあるため、定期的にいっしょに歩いてみるのがオススメです。通学路のほかに、塾からの帰宅ルートやよく遊びに行く公園、お友だちの家からの帰路も確認しておくと安心です。

日ごろから交通ルールについて話す

飛び出しや信号無視などで交通事故に遭う危険性を避けるため、交通ルールはしっかり守るように伝えましょう。ただ「ルールだから守りなさい」と上から押しつけるのではなく、「交通ルールはなぜあるのかな」などと尋ね、納得感を持たせることが大切です。

保護者が交通ルールのお手本になる

子どもといっしょに歩いているとき、黄色信号で走って渡ったり、誰も見ていないからと車道を歩いたりなど、交通ルール違反をしていないでしょうか? 

子どもは身近な大人のマネをします。保護者がしっかり交通ルールを守ることで、子どもも交通ルールを守るようになります。

ランドセルに反射光テープをはる

学童や塾、習い事などで暗い時間帯に帰宅することがある場合は、ランドセルやカバンに反射光テープをはることも大切です。

また、暗くなる時間帯には黒やグレー、紺などの濃い色の服は自動車から見えにくい可能性があります。帰宅が遅くなりそうな日は、できるだけ明るめの服を着させるのもオススメです。

みんなで協力して子どもの交通事故を防ごう

みんなで協力して子どもの交通事故を防ごう

交通事故を防ぐには、やはり日ごろの注意が大切です。交通事故が起こりやすい時間帯や年齢ではとくに注意するようにしましょう。

また、普段から子どもといっしょに通学路をチェックしたり、交通ルールについて話し合ったりなど、さまざまな対策を心がけておくことも大切です。

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